噂には聞いてましたが、なかなか面白い映画だったと思います！ ロッキーという映画で育ってきたようなものなので、ボクシング映画は大好物なんですよね～ しかも、あの「百円の恋」のスタッフが再集結ですからね～ 期待度マックスでございました… 映画「アンダードッグ」です！
アンダードッグ、いわゆる「かませ犬」ですね～ 将来有望な若手ボクサーのために、その踏み台役を引き受けるボクサーのことですね… 一度は手に仕掛けたチャンピオンへの道、そんな道から外れた今も、なぜか「かまぜ犬」をやり続ける末永役の森山未來の生き様に注目ですよ！
とにかく身体を鍛えまくってこの映画に備えた森山未來さんは凄いです!！ 普通にボクサーに見えてきますよ… ただ、あまりにも「かませ犬」感が凄いというか、「負け犬」っぷりも凄いんですよね～ ただただ過去の人というか、ダメ男になっているので、そちらにも注目です… 彼をいつまでも尊敬している息子さんとの関係や、とにかく毛嫌いしている奥さんとの関係など、家族の物語も見応えあります！
二人目の主役は、北村匠海さん演ずる若き天才ボクサーです… ただし、養護施設で育った彼には、なんらかの過去がありそう… 彼もまた、忙しい中、身体を鍛え、スピード中心にテクニックも磨いてきたとのことで、ボクシングシーンはなかなかいいですよ～ 彼の謎の部分、気になるところです… たぶん、後編には、大きなシーンが控えているような気がします！
３人目の主役、ある意味、前編の主役は彼と言ってもいいかもしれません… 崖っぷちお笑い芸人役の勝地涼さんですね～ いろいろあって、ボクシングの世界にチャレンジ… 負けたら芸能界引退という、まさに崖っぷちの一日になります… 親が著名な俳優ということもあり、何不自由なく生きてきた彼ですが、なぜにこんなふうに墜ちてしまったものやら… おふざけしながらのチャレンジでしたが、実はかなりの本気モード… 彼のがんばりが、ますます森山未來さんを惨めにしてしまうという筋書きです…
この３人の負け犬たちのサイドストーリーとして描かれている、家族や恋人に当たる人たちの物語も、十分に見応えあるので、こちらも見逃さないで欲しいといった感じです… 全ての話が、絡んでくると思いますが、後編の展開が今から楽しみでなりません…
ぴあ映画生活の作品解説より
『百円の恋』『全裸監督』の武正晴監督によるボクシング映画前編。崖っぷちのボクサー、売れない芸人のボクサー、秘密を抱えた若いボクサーがどん底から這いあがろうとリングに上がり、その人生が交錯する様を描く。森山未來、北村匠海、勝地涼が主演を、『百円の恋』の足立紳が脚本を務めた。全8話の配信版もABEMAプレミアムで配信される。
完全に惨めな存在になって、当然まわりからは、「もう絶対にリングに上がるな！」とだめ出しをされている森山未來さんの後編でのがんばりが、本当に楽しみです… もしかしたら、最後の最後まで惨めなままで終わるかもしれませんが、それはそれで受け入れられる、そんな役柄でもあります… とても楽しみです… 息子さんのためには、なんとか這い上がってきて欲しい… 最後はたぶん、北村匠海くんとの対決なるんじゃないかと、勝手に想像してますが、こちらの方の展開も、かなり重いモノがあるんじゃないかと、こちらは不安でいっぱいです…
あす、見ようと思っている後編が、とにかく楽しみで、心配で、ドキドキしてます… しかし、ボクシング映画って、なんか心打たれるというか、感動が大きいですよね…