今年のアカデミー賞ノミネート作品、イマイチ自分の好みの作品が少なかったなという印象です… あまり、情報も入らなかったというのが正直なところだったんだけど…（何がノミネートされたのか、どんな作品なのか、正直分かってないのが多い） でも、そんな中でも、話題性が高かったというか、見たいな～と思えたのが、アンソニー・ホプキンス主演の映画「ファーザー」でした… 主演男優賞受賞には、まさかのという声も聞こえてましたが…
秋田でも、ようやく上映が始まりました… かなり、人は入ってましたね～ 文化面の弱い秋田県にしては、こういう映画に人が入るのは、ちょっと嬉しいことです！
いやあ～、これは凄かったですね… 見ている我々まで、なんだか認知症になってしまったような、ちょっと変な感覚に陥るような演出というか、不思議な映画でしたね～ どこまでが現実なのか、夢の世界なのか、まったくわからなくなるような感覚なんですよね… アンソニー・ホプキンスの演技力のおかげな感じもするし、ただそれだけじゃないような気もするし… え？どういうこと？って、何回も心の中でつぶやいていたかもしれません… いったい、今自分は、どこで何をしているのかさえ、わからなくなるような感覚なんですよね…
同じく、オスカーを獲っているオリヴィア・コールマンも、凄かったですね… 認知症の父親に振り回されちゃう娘さんって、絶対あんな感じですよね～ 見ている我々が、認知症にだけは絶対になりたくないなと思えるような映画でした… 正直、怖かったです… いろんな意味で、不安な気持ちになって帰ってきました…
映画の内容とはちょっと離れちゃいますが、あのローラというお手伝いさん、凄い可愛かったんですよね… イモージェン・プーツという女優さんらしいのですが… 画面が切り替わったときに、オリヴィア・ウィリアムズというベテランの女優さんになってしまったときは、個人的には、アンソニー・ホプキンスさんよりもガッカリしちゃってました…（笑） 低俗な話ですみません…
ぴあ映画生活の作品解説より
数ーの賞に輝く傑作舞台を、主演に名優アンソニー・ホプキンスをむかえて映画化した感動のヒューマンドラマ。父と娘の絆と家族愛を、認知症の父の視点から映し出す。本作が、長編監督一作目となるフロリアン・ゼレールがメガホンを取った。『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞の主演女優賞を獲得したオリヴィア・コールマンが娘役を演じる。
これ、約３０カ国で上演された、有名な舞台なんだそうですね… 知らなかったです… 原作者が、この映画の監督さんをしているんですね？ なんか、凄いことですね…
ちなみに、日本版の主演は橋爪功さん。娘さんは若村麻由美さんだったようです。２０１９年の舞台ですから、最近の話なんですね… 橋爪さんも、上手そうですよね… たぶん、そんな感じに、世界中の有名俳優さんが、認知症の父親役を熱演したんでしょうね～ ま、そのぶん、世界中の娘さんが、大変な役どころを演じてきたんでしょうね…
ま、とにかく、凄いモノが見られたという、いつまでも印象に残ってしまいそうな映画でした… 簡単に、面白かったとは言えませんけどね…