韓国映画「未成年」をレンタルしてきました… 題名に、なんか惹かれてしまったのです…（日本のドラマにも、確かありましたよね？） 正直な話、ちょっといかがわしい話（Hな話）かと思っていたのですが、そんなR指定のような映画では全然ありませんでした…
お話的には、なかなか見応えありました… 簡単に言えば、親が不倫しちゃう話なんで、ドロドロしているのですが、いろいろと考えさせられる映画でしたね～ 今日のブログの題名にも書かせていただきましたが、不倫しちゃって逃げちゃうような、なんだか情けない大人たちと、そんな親に振り回されるんだけど、どんどん前向きに進もうとする子どもたちの逞しさとの違いが、とにかく印象に残る映画でした…
もうちょっとだけ詳しくストーリーを紹介しますと… 女子高生のジュリちゃんは、父親が不倫していることを知ってしまいます… その相手の女性は、同じクラスにいる問題児ユナの母親。 不倫をやめるようにユナに忠告するジュリだったが、ユナの母親がジュリの父親の子を妊娠していることを知る…
そんな大きなショックを受けるジュリだったが、それ以上の大きなショックは、ただ逃げるだけの両親の姿だったかもしれません… 母親との関係にも悩んでいるユナのショックも大きかったんですよね…
この作品の監督をしているキム・ユンソクさんが、そんな情けない父親役を熱演しているのにも、要注目です… あれだけ情けない姿を見せる父親役、監督としてあんなふうに演出したのは、なかなか面白かったですね～ あの姿は、ただただ情けなかったですからね～（笑） 母親役のヨム・ジョンアとキム・ソジンの熱演も、ただただ見事としか言えません…
ただ、今回の作品での要注目は、ジュリとユナを演じている二人の若い女優さんたちですね～ キム・ヘジュンとパク・セジン。いろいろ調べてみたら、二人は２４歳と２５歳、残念ながら未成年ではなかったです… 映画の中では、完全に女子高生にしか見えないんですけどね… 新人女優賞なんかもいただいたみたいですが、結構、若い頃からドラマ等の出演はあったみたいですね～ いろいろぶつかり合っちゃう二人ですが、この作品の中だけでも大きく成長する二人ですから、ぜひ見てあげて欲しいですね！
ぴあ映画生活の作品解説より
『チェイサー』『哀しき獣…』などで知られる韓国の演技派スター、キム・ユンソクが初監督に挑んだヒューマンドラマ。韓国で好評を博した同名の舞台劇を基に、父の不倫に思い悩む女子高校生と、その不倫相手を母に持つ同級生の心の葛藤と成長を描く。韓国映画界最高の栄誉、青龍賞の新人女優賞を受賞したヒロイン、キム・ヘジュンの好演に注目。
とても、素敵な映画だったと思います… 韓国映画らしい、これでもかの演出にも注目です… ただし、「未成年」という題名で、いかがわしい話と思って見ちゃった人には、騙されないようにねと言いたいです…（笑）