小林薫、綾野剛、村上虹郎… 誰にも感情移入できない… 映画「武曲MUKOKU」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

今年の「あきた十文字映画祭」で上映された映画「武曲MUKOKU」、映画祭の方には行けなかったので、その代わりにDVDをレンタルしてきました… ま、一言で言えば「男くさい」映画? 剣の道での挫折、厳しく指導してくれた親への反感、いろいろ複雑な感情が描かれたドラマだったんだけど…

 

これ、個人的にはかなり苦手な映画でした… ま、だいたい普段から「なよなよ」しているわたし(笑)が、選ぶ映画じゃなかったですね~ 主人公の綾野剛さんにはもちろんのこと、彼の親である小林薫さん、そして、なぜか剣の道に入り込んでしまった村上虹郎くん… 誰一人として、感情移入できるキャラクターじゃなかったですね~ ついでに言っちゃえば、柄本明さんまで意味不明だった…(笑)

 

 

しっかし、汚い作品だったな…(笑) 表現としては不適切というか、怒られてしまいそうなんだけど、かなり汚い…ですよね? 最初から最後まで、なんかどんよりした感じです…(爽やかさなんてまったくありません… まさに「男くささ」全開でございます…)

 

その中でも、クライマックス・台風の中の決闘シーンですよね~ ラスト6分にもわたるクライマックスの汚さなんて、もう最高です!(笑)  豪雨の中、泥だらけになって闘う二人… たぶん、血も流れてるんでしょうね? 真っ黒い血が流れてます…

 

正直、小さい頃から父親に鍛えられて剣道5段にもなっている綾野剛さんと、ケンカしかしてないまったくの初心者のはずの村上虹郎くんが、真剣な戦いが成立していることが「嘘くさい」というか、「あり得ない」だろ?という見方もしちゃうので、なんだか無理矢理感いっぱいの作品なんですよね… どうしようもない不良のハズの村上君が、剣の道に真面目に取り組んだきっかけもよくわからないし、綾野剛さんは、なぜあんなにも自堕落な生活になってしまったのかもイマイチ伝わってこない…

 

圧巻な暴力シーンだけでも、見ていて楽しかった、格好良かったと思える人であれば、イケメンはいっぱい出てくるし、見応えはあるんだと思いますが…(なよなよのわたしにはちょっと超えられない壁があったかも…)

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

藤沢周の同名小説を、『私の男』の熊切和嘉監督が映画化する人間ドラマ。剣道五段の腕前を持ちながらも自堕落な生活を送る主人公と、剣道の天性の才能を持つラップ好きの高校生が出会い、宿命の“決闘“を繰り広げていく。2カ月かけて肉体を鍛え上げ、剣道の稽古にも取り組んだという綾野剛が主人公を熱演し、高校生役で村上虹郎が共演する。

 

 

こんなブログ、普段は書かないんだけど… なんか批判的なことばかり書いて、ホントごめんなさい… 2ヶ月間肉体を鍛え上げたという綾野剛さんは、確かにいい体でしたし、迫力ありました… 村上虹郎くんは、剣道経験者なのかな? ものすごい上手でしたよね~ 剣の道を究めるとか、迫力ある対決という目で見れば、かなり本格的なのは間違いなしだと思うんだけど…

 

柄本明さんが、もっとしっかり教えてれば、こんなふうに道を外さなくてもよかったんじゃないの? なんていうひねくれた見方もできちゃう、難しい作品でした…