ちょっとビックリ… 人ってこんなに優しくなれる? 映画「八重子のハミング」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

ブログを始めた2011年頃、お世話になっていた映画ブロガーsakuさんから教えていただいた佐々部清監督の映画。「陽はまた昇る」「半落ち」「チルソクの夏」「カーテンコール」「出口のない海」「夕凪の街 桜の国」「結婚しようよ」「三本木農業高校、馬術部」などなど… どれも、号泣するほどの感動映画でした!

映画ブログを書くようになってからも、次々と公開される映画は、公開があれば映画館で、秋田では公開がない場合はDVDで。「日輪の遺産」「ツレがうつになりまして。」「東京難民」「六月燈の三姉妹」 必ずと言っていいほど、見ているのですが…(まだ見れてない「群青色の、とおり道」 早く見たいなあ~ 秋田では、なかなか上映がない作品も多いんですよね~)

そして、今回見た映画「八重子のハミング」は、5月に公開された映画です… この夏には、秋田の御成座、山形、盛岡等で上映されてましたが、ようやく秋田市にも順番が回ってきたって感じですかね~ 秋田市での上映初日に行ってきました!(楽しみにしてました~)




感動作が多い佐々部清作品ですが、今回のテーマは「若年性アルツハイマー」、そして「老老介護」です… かなり重い作品です…(まさに、これぞ日本の映画っていう、いい意味での暗さがあります)

原作は、元山口県萩市の教育長・陽信孝さんの著書らしいです。ご自身が体験したこと(ガンと闘いながら12年間アルツハイマーの妻を介護してきた…)を、31文字の短歌にして詠まれています。

陽信孝さんと言えばいいのか、その彼を演じている升毅さんと言えばいいのか、よくわかりませんが、とにかく「優しさ」が溢れる映画でした… 自分の体調も悪くて、死も覚悟しなければいけない状況の中で、あんなにも奥さんに優しくできるモノかとビックリしました…

しかも、若年性アルツハイマーという恐ろしい病気になってしまって、言い方は悪いかもしれませんが、壊れてしまっている奥さんを12年間ですからね~ あまりにも壮絶な「老老介護」でした! 高橋洋子さんの熱演は、見どころの一つだと思います…

映画「三本木農業高校、馬術部」で、佐々部清監督作品にも出演していた文音さん(前は、長渕文音さんという名前で活躍してました…) あの有名な歌い手さん(長渕剛さんですね)のお嬢さん、最近、見ないな~と思ってましたが、結構、活躍しているみたいですね~




ぴあ映画生活の作品解説より
『半落ち』、『ツレがうつになりまして。』の佐々部清監督が“現代の智恵子抄“とも評された陽信孝の同名著書を映画化。山口県・萩市を舞台に、4度のガン手術から生還した夫と、若年性アルツハイマーを患い徐々に記憶をなくしていく妻との愛情に溢れた12年間の軌跡が、原作者が詠んだ“三十一文字のラブレター(短歌)“とともに綴られる。






とにかく、優しさが溢れまくる映画になっていました… 人って、ここまで人に優しくできるんですね~? 見習わなくちゃね!