この「書き初め指導」は、
私にとってもすっかり年末の
恒例行事となりました。
地元の2小学校&往復100キロの豊かな自然に
囲まれた小学校へお邪魔してきました🤗
口日回の書き方を説明すると「お〜っ😳」とどよめきが。
あー楽しい!
今年の書き初め指導の目標は
「楽しく真剣に!」
自分と向き合う
素晴らしい時間を楽しもう!!
今年の書き初め指導ももちろん
楽しく、充実した時間になりました!
私が再訪させて頂いた学校では、
昨年の書き初め指導で取り組んだ内容を
既にご指導下さっていたので、
急きょステップUPした内容で、
授業をすすめる事が出来ました😃
「自分が自分の先生になる」
自分の字をしっかり見つめられる子は、
お手本の字もよく理解出来ています。
慌てず深くじっくり見れるかどうか、ですね。
「何か質問はないかな?」
と授業の最後に聞くと…
Q「墨が途中で足りなくなって、
かすれてしまう時はどうしたらいいですか?」
Q「水書板に書くと変色する液体は何ですか?」
Q「何でそんなに上手なんですか?」
(照れちゃいますがここは真面目にお答えしました😄)
等など、聞いてくれました。
「どこに行くと先生に教えてもらえますか?」
とこっそり聞いてくれた子も。PR禁止なのでごめんね💦
とっても嬉しかったです。ありがとう💕
学校や先生によって、
書写のやり方に多少の違いがありますが、
とっても気になったのは…
●机全面に敷く新聞紙
よく見かけます。新聞紙は薄く見えて折り目が
しっかりとついています。その折り目の上に
筆が乗ると波打つか、白くとびます。
ガッカリしますよね😭
机の汚れを心配して敷いている様ですが
机は拭けばキレイになります。それよりも
「のびのびと良い線を
書きたくなる気持ち」
にさせてあげて欲しいのです。
あと、机が狭いのに新聞紙を広げたせいで
広くなった感覚をおこし、
硯などを落としたりするので要らないかと…
←毎時間、誰かが硯セットや墨液を落としてクラス驚く💦
●墨 普通の墨液、墨汁を
用意しよう。洗濯で落ちる墨はインクです。
ツヤ、深みが違います。良い墨で書くと、
より作品が映えます。
紙との相性が合うと書きやすくより鮮やかに。
次第に墨の扱いにも慣れ汚さなくなりますよ😃
(水で落ちる墨は乾き切らず高湿度で滲み出します)
●筆 毛の質や長さ、太さなどは好みが
ありますが、大切なのは管理。
使用後(墨が乾く前に)しっかりと
根本の奥に入った墨まで溶かし出す様に
手を使って丁寧に優しく水かぬるま湯で
(理想は墨色が出なくなるまで)洗いましょう。
教科書にある、ペットボトルで洗うやり方は表面の墨が
落ちる程度です。中心部に残った墨は次第に固まり始め
保墨も悪くなり、パカッと割れてしまう原因になります
●吸取り紙 是非使用しましょう!
学校によっては新聞紙で代用していたり
しますが…←無理です😳
墨の滲みを止めたり、名前を書く時の
汚れ防止&ガイドになります。
●文鎮 書道セットには、軽めの文鎮が
入っていますが、ズレやすい😥
少し重めの文鎮が1つあるととても安心。
●下敷き なるべく紙を折らずに
書きたいので、中心線などが引いてある下敷き
はとても便利。程よい厚みがあり、
白地+濃線が⭕
黒地+白線は汚れると見えなくなります。
新年の始めの書き初めは、
清々しい新たな気持ち
で書きたいですね!道具はとても大切です。
「弘法筆を選ばず」
日本の書の名人弘法大師(空海)は、
筆を選ばなかった訳ではなく、道具を
しっかり研究していたそうですよ。
道具も気持ちも準備も
整えて、書き初め大会に臨んで下さいね👍