(令和2年度春日井市一般会計予算 末永けい 質疑)
末永けい
第4号議案 令和2年度春日井市一般会計予算,歳出8款4項1目,空き家対策3,424万3,000円の中の空き家対策計画改定について伺います。
本市の現行の空き家等対策計画は平成28年2月に策定されており,令和2年度が最終年度となります。現行計画では,「計画の最終年度には市内の空き家の状況を改めて調査し,その成果を検証します。」としています。
現行の市の空き家計画は,目標値が設定されていなかったり,市内住宅の分布状況などのデータ分析がされていなかったりで,他市の空き家等対策計画と比べると,残念ながら見劣りするものです。
そんな状況の中,平成25年と平成30年の住宅土地統計調査を比べると,本市の空き家率は国や県の空き家率よりも高い増加率になっております。次期計画は,現行計画の検証も含めて腰を据えた改定作業を行う必要があります。
そこで,本案に予算計上されている空き家対策計画改定に当たって,現行計画の検証として,現行計画に掲げられている「除却後の土地の有効活用の研究」,それから「空き家の転用の研究」それぞれについて,研究成果と実績についてどのようになっているのかお尋ねをいたします。
環境部長(大橋弘明君) それでは,私からは,第4号議案 令和2年度春日井市一般会計予算,歳出8款4項1目の空き家対策についての御質問にお答えをいたします。
空き家対策につきましては,本市では空き家対策計画に基づき,空き家の適正管理と流通促進に努めてまいりました。計画に記載した具体的施策のうち,「除却後の土地の有効活用の研究」につきまして,本市の「空き家解体費補助制度」を活用した方に解体後の状況を調査いたしました。
その結果,新築された実績もございますが,空き地のままで活用がされていない状況も確認されました。このことから,令和2年度は解体後に新築し移住する方への補助制度を新設することで,より一層解体後の跡地利用を進めてまいります。
また,「空き家の転用の研究」につきましては,町内の交流・集会施設への転用の例はございますが,実績は限られておりますので,引き続き研究してまいります。
【参考】
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