トラクタ クーラント系統のエアー抜き | 農業機械のブログ

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どうも調子悪い。漠然としたものだが、サーモスタットを交換後、まだ同じだ。

 

症状ーーーリザーバータンク空っぽ(警告灯点灯

 

またか・・・原因は?ーーー冷却内の空気。ついでに、ヒーター取り付けて冷却液交換した後の症状は、忘れたころに警告灯表示が始まった。(交換直後からではない)

 

ラジエタ・冷却経路のエアー抜き

 

エアー抜き前にラジエタキャップサーモスタットリザーバータンクキャップを交換した。

 

1 ラジエタ前面に段ボールで冷却しにくいようにふさいだ(全部ふさいだ。これやらないと温度かなり上がりにくいはずだ)、ラジエタキャップを外す

 

2 エンジン始動 1900回転くらい

 

3 温度が上がり始めたころにヒーター全開(10分以上経過後)

 

4 ひたすらエンジンかけっぱなし(1時間近く、ボンネットもふさぐし、フロントカバーもふさぐ)

 

10分以上経過するとキャップ口に流れが見えてきた。

 

アワブクは、流れでできたものか、中に入っている空気なのかわからない。しかし、流れはかなり乱れている様子。

 

時々跳ね上がるものが見える。

 

写真はビデオの一コマ、水面はかなり乱れ。

 

ちなみに前日にもエアー抜きした時は、40分くらいかな、それでちょっとトラクターでアッパー使ってみたら次の日には、警告灯点灯、リザーバータンクほぼ空っぽ。エアー抜き不完全

 

今回しつこくエンジンかけっぱなしにした。

 

もういいだろう状態がわからないからキャップ口の流れが落ち着いたように見えてOKにした。(古いタイプの車のものを見たことあるが、そんな感じ)泡はほとんどなかったような。とても細かなものはあったが。この辺の判断は経験積まないとだめなようだ。

 

エアー抜きOKの判断して、2時間半、高負荷のアッパー作業をしてみた。

 

2時間半の作業後、エンジンを止めて数分後、リザーバータンクを見たら半分よりも少し増量していた。不調時は、リザーバータンク内はほぼゼロになる。(数時間の作業後15分くらいの道路走行で冷えてリザーバータンクのクーラントをラジエタが吸うためだろう。)

 

(温度計は、市販品のもので間違いなく故障している。60度台でサーモが開いたためにキャップ口の流れができていた。また交換となると再びエアー抜き必要になる。またの機会にした。)

 

サーモスタット交換

 

以前見た時に引っ張ってもケースから取れなかったが今回トラクター使用後の暖かいうちにやったためか、簡単に指で取れた。

 

ケース奥に丸いパッキンがあり、サーモとケースの間に挟まる。

 

上の写真では、ラジエタホースのつなぎ口の反対側に細いパイプが出ているが、それは、ウォーターポンプに繋がっているもの。ちなみに、1980年代の三菱トラクターなのか、ウォーターポンプには、グリスニップルが付いている。整備屋にどのくらいの頻度でグリスアップするのか聞いたら、知らないと言われた。

 

新品のサーモスタット 76.5℃で全開? この上にパッキン。

この面にパッキン。

 

前は、パッキンが劣化して液漏れが発生して液体パッキンで補修したが数年で劣化して少し漏れていた。

 

純正品がいい様子だ。ゴムのようなもので被覆している感じだ。1枚ものの用紙のようなパッキンにはそんなものはない。

 

 

交換後の液漏れなし。

 

以前記事にしたリザーバータンクキャップも交換した。

 

リザーバータンク

 

リザーバータンクの冷却液水位は、真ん中くらいだと、ネットに出ていたが、確かにそうしたほうがエンジン加熱した時の液の膨張でリザーバータンクの方が増えるから真ん中がちょうどいいことだ。

 

2時間半後のエンジン停止後のリザーバータンクは、写真よりも少し上に増量していた。エアー抜きの際にはキャップを閉じていたが。それでいいと思うが。

 

雑感

 

悪かったのは、サーモスタット、温度計、そして冷却系統のエアー。多重原因だろうな。毎度よく重なる時は重なるものだ。

 

そんなもので8月1日から10日近く作業浪費したようなものだ。それでも、ようやく冷却系統の仕組みがわかるようになってきたのは収穫だったが・・・なんとも言い難いエアー抜き、そんなものしたことなかったが。

 

こっちの冬にエアー抜きは、気温が低すぎてエンジン回転だけでは、サーモが開くまで行くかな?除雪作業で負荷かけてサーモが開いた時にエアー抜き作業開始かな。よく冷えるものだから、糞暑い夏場にエアー抜きがちょうどいい様子。