熊谷農機の頭にくる担当者No2 適合すると・・・ | 農業機械のブログ

農業機械のブログ

農業関係、農作業、その他日常の記録

頭にきた・・・・・・

 

スノーラッセルのシュート回転モーターがいかれたと思って、あるいは、スイッチボックスがいかれたと思って、回転不能でJAに部品を頼んでもらった。


相手は、熊谷農機。


スノーラッセルは古いタイプで2005年購入のもの。



部品は、部品表があったからそれで頼もうとしたんだが、農協職員が持っていた部品表で合うからと・・・それで部品を指定。

 

念のために農協職員に確認した

「本当にその部品表のもので合うの?」

「合うって言われたよ」

 

半信半疑ながら、本当に?こっちのスノーラッセル古いんだぞ。

 

その疑念が見事に的中した格好になった。

 

熊谷農機の奴が送ってきたギアモーターは、まるで合わなかった。

 

適合するどころか適合しないところばかりだった。


それで年明けの農協の仕事が始まってからさっそく電話した。

 

「ギアモーター、合わないよ」

 

それから間もなく、農協の注文窓口らしい「油機センター」と言うところの職員と担当職員とが家に来て見て確認することとなった。

 

寒い中、職員たちに「合わないところ、見たいんでしょう?」

 

それで現に稼働していた古いギアモーターを取り外し、新品のギアモーターを取り付けるところを見せた。

 

「これ、合わないの、分かるでしょう?」

 

そんなこんなで数か所合わないところを見せた。

 

不適合ばかりの物をよく送ってきたものだが、合わないと最初に農協のほうに電話した後、農協が伝えてきたのは、

 

「電源の接合部分、古いものと合わないならギボシでも何でも互換性あると言われた」

 

あきれ果てた・・・・・・・・

 

一体、熊谷農機の奴、何を根拠に古いスノーラッセルにも適合すると言ってきたのか?

 

ギアモーターの変速機部分を見たことはない人が多いだろう。簡単な部品からなっている。ちなみにギアモーターを取り付けるには、ギアケースカバーを取り外す必要がある。

 

写真のギアモーターは古いものを分解している。

 

合わない個所は、大きく分けて3箇所。

 

1 ギアモーターの変速機の中心穴のサイズ(この穴にリモコンベースと言われるシュートを回すウォームギアの軸がはまる)

 

写真のスペーサーを取り外すと入るが、ハマルわけではない。ここがぴったりしていないとギアモーターを支えるところは、軸以外のリモコンベース部分だけになる。

 

2 ギアモーターの変速機内部の金属プレートの穴が小さくてウォームギア側の軸に合わず(この金属プレートがモーターの回転を軸に伝える部分となる)

 

写真では、合わないためにやすりで削った。これで ヨシ!と思ったのだが。

 

3 ギアモーターの固定穴がリモコンベースの穴の寸法に合わず(リモコンベースに固定不能)

 

写真で言えば上の画像の白いものがリモコンベースと言われるもので、穴がいくつか空いているがその穴に合うものがなかった。

 

やすりで削って組み立てて、さて入れたところが・・・・見てやっと気が付いた。

 

ちなみに、ギアモーターの変速機部分とは、モーターに繋がっている軸を動かす部分で変速機内部のギアは、プラスチック製。それをゴム製品がカードし、ゴム製品の上に金属プレートがハマルようになっている。

 

つまり、変速機部分の穴と軸がガバガバでは、仮に強引にリモコンベースにボルト止めできたとしても、変速機に無理な力が加わり、変速機内部が壊れる可能性がある。

 

写真は、変速機内部。軸は、スナップリングで止める。古いほうのギアモーター。

 

変速機が軸にぴったりするのは、軸に段差があるため。その段差が変速機が軸にぴたりとはまる部分になる。変速機の穴径がぴったりなら。

 

写真でもわかるように、軸9mmに対して変速機の穴がハマル径は小さくなっている。

 

しかし、スペーサーは、合うものがない。元の既製品のスペーサーは合わないから、軸とは、ガバガバになる。

 

一体全体、熊谷の担当者は、何を根拠に古いスノーラッセルにも適合すると言ってきたのか?

 

おかしいと思ったんだ、最初に注文する時、スノーラッセルの型番聞いてこなかったのだ。

 

使用しているスノーラッセルは、2005年購入のものでその後、熊谷農機のスノーラッセルは、変化した。

 

まず、スタンドが付いたものが発売された。

 

その後、シュートの先を上下以外に左右に角度調節するタイプが出た。

 

さらにスノーラッセルの雪面が当たる部分がより改良されて雪面に当たってしまう部分が剥ぎ取られたタイプが出てきた。その部分、硬い雪をやる場合、当たる部分が多いため、進まなくなるのだ。

 

さらに、PTOからの駆動力を以前のものはダイレクトに回転させていた形式がロータリーと同じようにチェーン式に変更された。

 

そのダイレクト式は、難点がある。クラッチを踏んでも走行ギアが入ったままになるのだ。だから、PTOを入れているときは、止まるまでを考えてクラッチを踏む必要がある。

 

それと同じ形式の作業機がロータリーモア。

 

チェーン式にしたら、ロータリーと似た感覚で操作可能だろう。

 

そんな変遷を経ているスノーラッセルだが、熊谷農機の担当者と言うのは、一時期のスノーラッセルの部品表のもので全部適合すると思い込んでいるんだろうな。

 

ほんと、頭に来るやつだ。

 

熊谷農機

 

 

 

要は、熊谷農機の奴は、まるで合わないものを互換とか適合とか言って送ってきて責任放棄したい様子。

 

無いならないといえば、37000円も無駄に支払わずに済んだのだ。