トラクターのパワージョイント部品交換による修理
溝堀機用のパワージョイントが壊れてしまった。
スパイダーからヨークが外れた。
それで新品の注文を考えていたが、部品交換で何とかなると思い部品交換に変更。JAさんに注文。
スパイダー1個 約6000円
ヨーク1個 約7500円
ロールピン1本 約400円
エンドヨーク1個 約7500円
部品到着してどのようなものなのかネット検索しておさらいして、作業に取り掛かった。
写真を羅列しておく。見れば十分だろうと思う。めんどくさいのは、パイプからヨークを取り外す作業とはめ込む作業、それとスパイダーの取り付け時にストッパーのリングをはめ込めるまでスパイダーの「ベアリングケース」をたたき込む作業。
組み立ての考え方さえ分かれば、どのように作業するかわかる。
ベアリングケースはヨークに叩き込んで密着、内部の「ニードル・ローラ」が転がる。
スパイダーを入れるときは、スパイダーをヨークに入れて、ベアリングケースを次から次へとはめ込んだ。4つ全部。あとは、ベアリングケースを「ストップ・リング」をはめ込める溝が現れるまで叩き込み、一つ一つストップ・リングをはめ込んだ。溝はヨークの内側に出る。
ベアリングケースがヨークの穴に入る時はかなり渋い。小さいハンマーで少しずつやった。
パイプからヨークを取り外すのは、ロールピンを丸棒でたたいて外し、ヨークを片手ハンマーでたたきながら外した。かなりしぶとく締まっている。同様にヨークをパイプにはめ込むときも渋いので片手ハンマーでヨークを少しずつ叩いてはめ込んだ。
使用したもの。
片手ハンマー、丸棒、ソケットレンチのソケット、ワイヤブラシ、油、グリス、小さいハンマー、ベアリングケースを叩くピン・直径がだいたい同じもの、ニップル用スパナ、など。
参考サイト。
http://www.engineer314.com/record/tractor_record78.html
ニードル・ローラ・・・この部分のグリスを切らさないようにするとか。
ストッパーは溝に当てて小さいハンマーでたたいた。写真は途中までのもの。
叩き込みの下側にソケットをあてがう。
叩き込む下側にソケットを入れているのは、この方が叩き込んだ時にうまく溝が出るようになるから。この場合のハンマーはごく小さいもので十分。
ストッパーを入れる溝が出ているのが分かると思う。