北海道の暮らしの道路の実情 | 農業機械のブログ

農業機械のブログ

農業関係、農作業、その他日常の記録

北海道の積雪地帯は冬になると道路事情がひどいものになる。

生活排雪が道路に行われることだ。

もともと街づくりや住宅建設は自分のところの排雪=雪の処理などほとんど考えていないものが多い。

だから生活上の雪を道路に排雪することになる。

冬になると行政による除排雪が行われる。まず除雪が行われるが、除雪とは雪を道路のわきに寄せることだけだ。その際、家庭の出入り口、間口の除雪は各家庭で行われる。間口の除雪は道路に寄せた除雪部分に行われる。それだけでなく玄関先までの通路の除雪も道路に排雪される。

そうして道路はだんだん狭く、脇に寄せた雪の高さはだんだん高くなる。

きれいに除雪したが、公共心のほうは汚くなったもののその色は人には見えない。気にすることはない。

だんだん狭くなる道路、いつもきれいな家の周り。まったく対照的だ。

近年、家庭用の除雪ロータリーが増えてきたが、それで変わったことは、より効率よく、より早く、道路への排雪能力が飛躍的に向上したことだろう。

ママさんダンプやスコップなどによる人力の排雪能力よりも除雪ロータリーによる排雪能力は格段に効率が良くなったことだ。

降雪量が多い日が連続しても、すぐさま除雪ロータリーによる排雪が行われる。

結果的に行政が行う排雪作業はより短期間に実行しないと生活に支障が出ることになる。

降雪が続いてママさんダンプによる道路への排雪はそれなりに限度がある。しかし、除雪ロータリーなら簡単で短時間で終わる。

排雪が行われる市街地で所有されている除雪ロータリーによる道路への排雪量を考えれば、そりゃあ半端な量ではないだろうな。

除雪ロータリーがあるところでは雪山も高く積み上げ可能だ。雪山がほぼいっぱいになってもそんなに心配ない。道路に雪を飛ばせばいいのだ。ロータリーだから分散してばらまくことも可能だ。

公共心など気にしたら道路に自分のところの雪を捨てられなくなる。

ラジオでも朝の雪かきをほめたたえることもある。どこに捨てているか不問のままで。