前回の続きです。
楽しみにしていた縁切り村ファンの方々、お待たせしました。
縁切り村3Dレビュー、いよいよ完結編です。
え? そんなの1人もいないって?w
ヒヤマさんだけでなく、もう1人の名前がわからない女性も現れ、
庸子と繭を始末しようと、突然くの一のように武器を構えます。
……今っていったい何の映画を観ていたんでしたっけ?w
またまた庸子ピーンチ! と思ったその時、
青い炎をまとった大樹が戻ってきて、バサっとヒヤマさんを殺します!
すると、
それに呼応するかのようにあの女の子の怨霊が現れ、
残ったもう一人の女性を、背後から電気ショックのような呪いの力で殺しました。
この青い炎は、村人を恨む怨霊の力の象徴=敵の敵は味方だから庸子たちを助けたのだと思っていましたが、
クイっと謎の力を執行すると、
大樹を包んでいた炎の色が青から黒に変わり、庸子の首をしめて殺そうとします!
え? どういうこと?
この怨霊娘は味方じゃなかったの? てっきり村を裏切って村人と敵対する大樹に力を貸していたのだと思ったんですが……。
話が全くわからないんだけど、この怨霊娘が村人が祀っている縁切り様なのか???
それなら、
さっきの女性は仲間なんだから殺す必要ないじゃんwww
もうなんか色々と設定が破綻していて、理解が全く追いつきません。
庸子のピンチに、こんな自分を気遣ってくれた庸子を助けたいと思った繭が、勇気を振り絞って縁切り様(怨霊娘)に近づき、
ぎゅーっと抱きしめて、
「やめてー!」
と叫ぶと、縁切り様(怨霊娘)はキラキラと溶けて消えていきました。
どうやら繭には、超常を超えた力があるようです。知らんけど。
すると大樹の体から黒い炎が消え、庸子も大樹も気絶してしまいます。
繭の前に眩い光が現れ、
光の中へ、元の姿に戻った女の子が消えていきました。
喋れなくなるほどのトラウマ負って喋れなくなってしまった繭が、勇気を振り絞って言葉を口に出したことで成仏したのでしょうか?
ちょっと言霊の力すごすぎない?
女の子が光の中に消えていくと同時に、縁切り様の回想シーンへ入ります。
クライマックスっぽい悲しげな歌が流れてきて、縁切り様の父親が死ぬ場面と、
それに涙する少女の映像が流れます。
縁切り様の生前最後の思い出なのでしょうか……。
本当ならここはうるっと涙が出る感動的なシーンなんだと思いますが、全く感情移入できていないので涙なんか出るはずはありません(´・∀・`)
むしろ、わざわざお金を払って60分以上意味不明な映像を見せられていることに涙が出そうですw
縁切り様が消えた場所に残されていたのは、御神体のハサミとあの人形がついた携帯電話?
この携帯は庸子のものですね(山小屋のシーン参照)。なんでハサミと一緒に置かれているのかよくわかりません。
ここで場面が変わり、
どこかで眠っている庸子の姿が映ります。
どうやら無事だったようですね。
庸子が目を覚ますと、そこは公民館でした。
村人が集まっており、村長(斉木しげる)から「今回は迷惑をかけてすまなかった」と謝られます。
いやいや、人がたくさん死んでるし謝って済む問題じゃないんだけど、庸子はあっさり謝罪を受け入れますwww
村長から、「繭は先に帰って、大樹は町の大きな病院へ入院した」と教えられ安心しますが、他の人の安否はいいんかいw(⌒-⌒; )
村人に案内されて、庸子は大樹が入院している病院へ向かいました。
実はこのあともう少し続きがあるのですが、この映画の結末は……
その目で確かめてください!w
いや〜、80分しかない映画なのに、何度残り時間を確認したことか……。
特にラスト75分くらいが辛かった。
とにかくですね、
想像した以上にクソな映画でした:(;゙゚'ω゚'):
ヤベ〜くらいつまらなかった。
貞子3Dやアメリカンマミーと違って、本当に全てが酷かった。
ここまでつまらない映画は、実写版「スゴいよ!マサルさん」以来かなぁ?
まず、ストーリーが酷すぎる。言うなれば、そこらの中学生が書いた脚本を初稿のまま映画にした感じで設定がガバガバすぎますw
それに説明がなさすぎる。
黒い炎と青い炎が敵対する理由、蛭魔憑きとは何だったのか、最後まで説明はありませんでした。
女の子がどうやって縁切り様になったのかも全く描かれていないため、なぜ縁切り様が自分たちを迫害したはずの村人の味方をするのかもわかりません。
この縁切り村の基本設定をそのまま活かしても、いくらでも話をもっと面白くする方法があったと思うのですが……。
例えば、冒頭で死んだ守銭奴ババアが実は繭の叔母で、繭もこの村の関係者だったとか。
ババアが蛭魔憑きになった禊ぎのために、繭と縁があるテレビクルーを生贄にするというのであれば、話の辻褄が合わなくはないですし……。
ストーリーもですが、演技もちょっと……。
たぶん、ちゃんとした演出家や演技指導をする人がいなかったんでしょうね。
正直、見ていて「出ている役者の人たちって、これが面白い映画になると思って演技してるのかなぁ?」と疑問に思ってしまいました。
演技の上手い俳優さんもいたので、見ていて気の毒でした(-_-;)
そして、何よりガッカリだったのが3Dですね。はっきり言って、3Dで見る意味が全くありませんでした。
解像度が低いせいかほとんどのシーンで立体感が感じられませんし、立体感があるシーンも全て書き割りでした。
あとは監督やカメラマンが3Dカムの特性を把握せずに、普通のカメラと同じように撮影したのでしょう。
超長々と書いてきましたが、この映画の自分の評価は、
星1つ!(´°ω°)チーン
というか、星って0個じゃダメですかね?(⌒-⌒; )
感想は前述していますが、これが本当に劇場公開されていたということに驚きです。
だって、劇場公開されていたということは、わざわざ映画館へ観に行った人がいるってことですよね?
そういう人を思うと、
不憫すぎる……(´;ω;`)
主に藤江れいなのファンが観に行ったと思うのですが、観終わったあとの空気を想像しただけで涙が出てきます。゚(゚´ω`゚)゚。
ファンであったとしても、怪物くんのように高評価とはいかなかったでしょうね。
たぶんですが、低予算のために監督がなんでも一人でやろうとしたのが失敗だったんじゃないかなぁ。
そもそもこの脚本でゴーが出たことが何より驚くべきことか。
お金もよく集まったよなぁ。
あとビックリなのは、ハリウッド映画のアメリカンマミーでさえ日本ではブルーレイ化はおろかDVDも出ていないのに、縁切り村はDVD(通常版/豪華版)と3Dブルーレイが販売されているということですね。
DVDやブルーレイも藤江れいなファンが買うだろうと見越しての発売?
まぁ、藤江れいなは主役ではなくチョイ役なので、映画を観に行ったとしてもブルーレイまで買うかというと疑問ですが……。
ブルーレイにインタビューブックが付いていたので読んでみました。
藤江れいなのインタビュー。
出演する作品を間違ったとしか思えませんw
あと、3D全く飛び出しませんでした……_:(´ཀ`」 ∠):
裸眼でクロストーク無しの明るい画像で3D映画が見れる、最強の視聴環境ともいえるMetaQuest3での視聴でコレですから、劇場公開当時はもっと3D感は酷かったことでしょう……(´;ω;`)ブワッ
八神蓮のインタビュー。
ごめんなさい、この映画からは縁の大切さは伝わりませんでした……(。´Д⊂) ウワァァァン!!
観終わった後にブルーレイの情報を検索していたときに知りましたが、
特典映像もついていました!(・∀・)
これはDVDだと豪華版についていたものですが、ブルーレイにも収録されているんですね。
MPC-BEで観るとトップメニューは見ないので見逃すところでした。
中はなんと、インタビューと舞台挨拶、撮り下ろしの「縁切り村のその後が語られるAfterStory」がありました!
制作スタッフサイドはノリノリだったのでしょうね。
星1をつけたあとですが、長々この映画について書たり視聴後に作品について調べているうちに、なんか一周回って愛すべき駄作な気もしてきました(^◇^;)
それでは、この映画を観た目的である、
こちらの説ですが、
うーん、残念ながら、
今回は実証ならずかなぁ?(; ̄ェ ̄)
というのも、正直言うと縁切り村が本当に3D映画だったのか疑問が残るんですよ。
3Dとはうたっていますが、特に後半なんかは全然3D感がなかったですし、ハッキリ言ってほとんどのシーンが見た目は2D映画でしたからね。
これがもしアメリカンマミーくらいちゃんとした3D感があれば、脚本や演技のクソさに目を瞑って星2.5くらい付けていたかもしれません(それでも無理か⁈)。
なので、ここはもうひとつサンプルを用意して、
この映画を観て説の最終結果を出そうと思います! ( • ̀ω•́ )✧
つづく
死ぬほどつまらない映画が観てみたいという奇特な人は、Amazonで400円でレンタルできますよ。
↓
……出演者のその後が気になってWikiやプロフィールを見たら、出演映画欄に縁切り村が無い人もいました。普通、出演した作品って経歴から消さないですよね?
検索したら他にも闇が深い作品でした……((;゚Д゚)ガクガクブルブル