レビューを書くほどでもない映画やけど、一応ね。
マインドコントロールの技術と、リアルすぎる仮想現実と、
ゲーム内での倫理観のぶっ壊れ方をMIXしたアクション映画とも言いますが。
問題提起してるわけでなく、シンプルにグロいアクション映画。
仮想現実といいながら、ゲーマーたちが動かすのは人間。
人間の脳にナノ細胞を送り込んで、ゲーマーはそのナノ細胞を操ってキャラクターを動かして、人と会話したり、ダンスしたり、セックスしたりをたのしむ近未来なんだそうよ。
実際に操られる側の人間は、仕事として仮想現実の中で働いているのだけど、
意識も行動も乗っ取られてるわけだから、
貧困層がその役を担ってんだろうなというのは想像がつく。
ま、そういった倫理観の未来なんだろう。
そんで、刑務所に入っている囚人をつかって、
戦争ゲームを楽しむ「スレイヤー」というゲームが大人気に。
囚人たちは、どこの誰かもわからんゲーマーに操られ、
銃火器をもって、戦争ゲームに参加する。
30ゲーム生き残ったら、無罪放免となるわけだが・・・・。
無実の罪で刑務所に入ったケーブルは、嫁と娘に会うため
30ゲームクリアをめざして、17歳のクソガキに操られながら人を殺しまくるという話。
ま、そういう近い将来を危惧した映画になるのだが、
このゲームシステムを考えたイーロンマスク的なイヤなヤツを、
ドラマ「デクスター」で主演していたマイケル・C・ホールが演じる。
すべての人間を、操るのはオレだ!的なシーンで、
急に踊りだして、歌いだすのだが、これがものすごく上手で。
マイケル・C・ホールしかトクしない、ものすごく不自然で、
唐突なシーン。だけど、おもしろかった。
経歴調べたら、やぱりブロードウェイ出身の人やったわ。なっとく。
このシーンだけ覚えてそうな映画。
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2009年アメリカ
脚本・監督:マーク・ネヴェルダイン
出演:ジェラルド・バトラー、マイケル・C・ホール、アンバー・ヴァレッタ、ローガン・ラーマン、テリー・クルーズ、リュダクリス、キーラ・セジウィック、ゾーイ・ベル
ゾーイ・ベル、どこに出てたっけ?見つけられず。