アート本 残酷非道の聖書絵画③ アブラハムとイサクと魔女裁判とソドムとロト | 気むずかしい いろいろ

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▼のつづき

 

 

アブラハムは、ユダヤ教キリスト教イスラム教を信仰する「啓典の民」の始祖なんだって。アブラハムが100歳の時にイサクが生まれた。奇跡の子のような位置づけ。神がさ、アブラハムにヒドイ要求した。ワタシへの信仰の証として、イサクを捧げろって。

は?神、なにさま??子どもの命を忠誠心の証に捧げろって、ロクデナシちゃう。

神の正体って、城主とか、領主とか、恐怖政治をしいてた人なんじゃないの?すっごくブサイクで、人に顔をみられたくないから、隠れて謎めいた存在にし、民を洗脳したとかさ。だいたい、こんなカンジちゃうんか?と思う。ま、新興宗教はこんなモノか。「神」まじでムカつく。

 

アブラハムがなんで始祖といわれるのかも調べな納得いかんわ。

という聖書に対する嫌悪感はいったん捨てて、絵を楽しまなければ。

 

 

 

▼魔女は空を飛ぶから、重しより軽いはず。という理屈らしい。ほとんど無知バカ。

 

 

▼異教徒の拷問部屋みたいなもの。吊るされたり、逆さにされたり、裂かれたり。

 

 

 

▼前述のアブラハムと妻サラの間には、ながく子ができなかった。イサクが生まれる前のコト。どうしても子がほしかったサラは、エジプト人奴隷ハガルを旦那にあてがい、アブラハムの子イシュマエルが生まれた。サラは母面するハガルがうとましくなり、イサクがうまれたのを機に、イシュマエルとハガルを砂漠に追いやったの図。サラ、利用するだけ利用して、人間ポイッとしちゃう人でなし。それがキリスト教の始祖アブラハムの妻って、ぜんぜん「聖なる存在」ちゃうやん。寛容さとか教えへんのかこのあたりの宗教は。という、聖書への嫌悪感は忘れて絵を楽しまなければ。

天を見上げて神に助けを求めとるが、神はまーまークズやぞ。と教えてあげたい。

 

 

 

▼崩壊するソドムから逃げる人。ソドムが滅んだ要因は、男色や乱交による性の乱れといわれる。LGBTQの敵は、コレか・・・コレに基づくのか・・・。アホやん。おそらく性病の蔓延、淋病、梅毒。

80年代、性別の垣根を軽々と超える人を世間は持ち上げてたくせに、AIDSが流行ったとたん差別の対象となった。あんなカンジやが、このテキトウなフィクションを聖書と呼んだのが、人類の間違いや。

 

 

 

ロトアブラハムの甥。ロトはアブラハムに伴って古代エジプトに向かった。アブラハムの牧夫と、ロトの牧夫の間に争いがはじまったため、ロトはソドムに移った。ソドムが滅ぶ前、妻と娘二人と脱出したが、妻は途中、塩の柱になってしまった。洞窟でこっそり暮らしていた3人だが、娘たちは男性との出会いがないため、父を酔わせて性交し妊娠した。近親相姦の象徴の話。

仕草が、演劇っぽい。

 

 

▼おなじくロトと娘たち。

 

 

 

▼すっかりスケベ顔やん。

 

 

▼旧約聖書「ダニエル書」のスザンヌ物語である。姦淫の罪を扱っている。長老二人が人妻スザンヌが沐浴中をねらって犯そうとしているシーンである。この長老たちは石打の刑に処された。これは正義、納得できる。石打の刑とは、下半身を土に埋め死ぬまで庶民に石を投げつけられる罰らしい。現在もこれくらいやってもいんちゃう?

 

 

▼同じく怯えるスザンヌ。当時はこんなコトがしょっちゅうあったんやろうな。

 

 

 

▼聖カタリナは絶世の美女やったらしいが、これはなんだ??

夫であるローマ皇帝に「キリスト教徒を迫害するな」と意見したため、夫に殺された人らしい。

 

 

▼同じくカタリナ