そうか。
ボディーガードは、ホイットニー・ヒューストンが映画の中でうたった歌を、
歌いまくるミュージカルだから、
歌うのはレイチェルと、妹のニッキーだけやったわ。
27日に、柚希礼音でみて、今日は新妻聖子。
新妻聖子はたしかに歌がうまい。
高音域も、しっかり声量があって、裏声つかわず安定したうまさだが、
声量がありすぎて、マイクとスピーカーを通すとつぶれてしまう音域がある。
それがあんまり美しく聞こえなくて。せっかくなのに感動の域に入らず。
柚希礼音のド派手な存在感を見た後では、新妻聖子の細っこいこと。
歌は文句なしにうまいねんけど、アンサンブルにまぎれてしまう細っこい存在感で。
衣装はキラキラしてんのやけど、色が地味で、さらに存在感を消してしまう。
衣装だけでなく、もっとも残念だったのは、舞台美術。
ありあわせで作ったような貧相なものが多くて、
レコーディング中の場面で、ミキサーを置いたテーブルが
安っぽい折り畳み式のもので、なんじゃこりゃ?!に。
そんなに予算がなかったの?と。
最後の見せ場では、突然シルエットであらわれた天井までのびたハシゴのようなアレ。
なんじゃこりゃ!?の連続やった。
舞台って、総合芸術やのに、ほんまに貧相で無意味な舞台美術やったわ。
やっぱわたしは、ミュージカル好きじゃないみたい。
井上芳雄が出演するミュージカルは、うたに感動してボロボロと泣いてしまうのだけど、
ほかであんまり感動したことないから、やっぱりミュージカルは苦手なんやと思う。
もう、ミュージカルは諦めよう。
7年チャレンジしてきたが、井上芳雄が出てない作品でぱっと思い浮かぶものは、
米倉涼子の「CHICAGO」と、高畑充希の「ウェイトレス」だけだ。
スタンディングオベーションだったから、わたしの好みの問題で、
感動した人は多かったんやと思うけど。
リモート演出の弊害やろうか、、、。
残念やわ。
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2021年1月29日
原作:映画「ボディーガード」
脚本:アレクサンダー・ディネラリス
訳詞:森雪之丞
演出・振付:ジョシュア・ベルガッセ
出演:新妻聖子、大谷亮平、AKANE LIV、入野自由、猪塚健太、大山真志、内場勝則
27日に見た時、妹役はAKANE LIVでなくて原田真絢というアンサンブルの人だった。
わたしの好みとしては、原田真絢ニッキーが好きやったな。歌詞がききとりやすい。
大谷亮平は、思っていたより華奢で、所在なげだった。
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<今日のいちまい>