読書 つくね乱蔵実話怪談傑作選 厭ノ蔵 めちゃ怖かった! | 気むずかしい いろいろ

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たいがいの怪談は、いつ読もうが平気。

だいたいねむる前か、風呂で読むのだけど、ぜんぜん平気。

 

なのに、この怪談は、こわかった。

風呂につかりながら読んでたんだけど、2~3話読んで気持ち悪くなって、

ぞわぞわしてきて、早々に風呂をでてしまった。

 

ひさしぶりに気味の悪い話だった。

 

<怖かったはなし>

・京都の廃寺の本堂でゆらゆらとしていたもの「首吊りライン」★

 ※これが一番、こわかった!だれが、なんの目的でやった?!

・孤独死の現場の清掃現場で「二人だけとは限らない」

・家の裏山で鳴り始めた鈴の音「鈴なりの木」

・人が次々と死んでしまうマンションの定礎箱の中「虚ろの城」

・悪霊を追い払ってくれた謎のネコの正体「この子をよろしく」

・愛犬の霊だと思っていたら「そばにいるよ」

・死をささやく男と、はげます老婆「甘納豆」

・蔵からでてきた【禁】の文字が記された箱に入っていた「紙般若」と「後日談」

・ある警備員の背後霊となった母の顔「鬼顔の母」

・拝金主義の住職がつとめる寺の屋根裏「群れる秘仏」

・いじめを苦に自死した少女の復讐「十五年後の影」

・元妻の呪いと思っていたら母がニマリ「包囲網」

・職場で“仏”と呼ばれた江本さんの過去「仏の退職」

・代々守られてきたしきたり赤い色NG「唇とつま先」 ※なんの呪いだろうか。

・死の現場に魅せられた男の家族「記念写真」

・わたしも潔癖症ぎみやからこれはたまらん「ねぶり箸」

・もどらない首「落ち首」

 

怖すぎて、夜に読まずに、起き抜けに一気に読む。

オモシロかったけど、怖かった。まじで怖かった。

 

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▼ここ数年読んだ実話怪談の中で、だんとつ怖い!

 

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