映画 ローズ家の戦争 キャスリーン・ターナーを敵にまわすな! | 気むずかしい いろいろ

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「永遠に美しく」でそうぜつな女の嫉妬ゲンカを見て、

「ローズ家の戦争」も久しぶりにみてみたくなった。

 

シャンデリアに、体操選手のようにぶらさがるキャスリーン・ターナーの姿を思い出す。

この人、とにかく、男に負けじと、男をぶったおしまくる。

 

夫とは蚤の市で知り合い、貧乏生活も経験した。なんとか弁護士試験にうかり、子どもも二人授かり順調に家庭を築いていた。子育てがひと段落したところ、キャスリーンは、自立しようとホームパーティーのコーディネータの仕事をはじめる。

 

そのうち、すれ違いが増え、仕事に口出してくる旦那がうっとうしくなり、離婚を視野に入れた争いがはじまる。慰謝料や、財産分与の金はいらん。でも、私が手塩をかけてそだてた家は、私がもらう!いや、俺のものだ!で、大戦争。

 

家を出てホテル暮らしをしながら、妻と話し合いを続けていたが、一向歩み寄らない話し合いに嫌気がさして、無理やり家に戻り、同居別居状態に突入。そうなるとお互いのすべてがイヤになり、嫌がらせの嵐。パーティーの食事を台無しにしたり、コレクションを壊したり、飼い猫をうっかりひき殺したり。子供じみた嫌がらせの応戦合戦。

 

夫婦喧嘩は、だいたい罵り合いにとどまるものだと思っていたけど、こんなに、物を壊したり、相手の好きなものを壊せるのなら、その時点でストレス発散できてるから、仲良くできそうなものだけど(笑。

 

とにかく、キャスリーン・ターナーがこわすぎて、おもしろかった。

ダニー・デイヴィートが監督する作品は、おもしろい。

 

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1989年アメリカ

監督:ダニー・デヴィート

出演:マイケル・ダグラスキャスリーン・ターナーダニー・デヴィート

 

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