なんど見たか分からんジャパニーズホラー。
私史上、ジャパニーズホラーの最高傑作と位置している作品だ。
モキュメントホラーなんだけど、
わたしは本の方を先に読んで、それが実話怪談だと誤解したままこの映画を、映画館でみたからコワくて怖くて。映画館でビクッっとなんどもしながら見たのを思い出す。映画館でても、ずっと怖くて、“かぐたば”って、だからなんやねん!?と怯えたのを思い出して、笑ってしまった。
まず、この映画に出てくる出演者の演技がうまい!リアル。セリフを読んでるカンジがまったくしないから、やっぱり騙されてしまう。
当時はみな、無名の俳優たちで、謎のノロイにかかり怯える若いタレントを演じたのが、松本まりかだった。彼女、若い頃からうまいのに、なかなかブレイクしなかったんだな。
いやいや、松本まりかもすごかったが、主役の怪談蒐集家・小林雅文を演じた村木仁の上手さといったら!凄いのよ。すごく自然に怖がって、戸惑って、気味悪がって。うまいねん。で、この人、どっかで見たことあると検索してみたら、ヴィレッジ所属の俳優で、劇団☆新幹線にめっちゃ出てた。あの丸々と太ったカラダを生かした役をいつもしてる、あの人だったよ!そら、うまいはずやねん。
そして、今では演出家として活躍している寺十吾が電波系霊能力者を演じていて。。。。
そら、映像の世界では無名かもしれんけど、2005年ではまだ無名かもしれんけど、今ではすごいメンツがそろっとる。おもろいハズやわ、そら。
小林雅文が怪談蒐集家として、調査し、取材した単発の怪談話が、時間が経過するとともに、一つの怪異、土着信仰にいきついていく。そのじわじわとくる、怪異の近づき方と、乱れた映像に差し込まれる奇妙な心霊写真のような映像と。
よくできてる映画だと思う。
白石晃士のホラー映画は、どれも好きじゃないけど、これは本当におもしろかったし、今も、おもしろい。
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2005年日本
脚本・監督:白石晃士
出演:村木仁、久我朋乃、寺十吾、松本まりか、アンガールズ
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<今日のいちまい>
きょうは、むかし上長だった3人のオッサンたちと忘年会をするはずだったのだけど、ネガティブな話でしか盛り上がらん3人だから、イヤだなーと思っていたら、ちょうど仕事が入って、ドタキャンできた!
うちの会社は、仕事が理由なら、どんだけ偉そうな人との飲み会だろうが、ドタキャンOKなのがよいところ。お店は、予約してなかったしね。
表向きは今日で仕事納めとしているが、何かあったら要対応だから、気持ちは29日から。
大掃除、なにも手をつけてないけど、窓掃除ぐらいはやっとこうか、、。
あまい、あまいイチゴが食べたい。