映画 アナザー・ワールド 異次元の怪物 ロシアの住宅団地が美しい | 気むずかしい いろいろ

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ちゃうねん。このポスターのイメージちゃうねん。

ロシアの郊外の団地とそのそばにある林の中でおきた怪異のミステリーホラーなんやけど、

この赤い怪物がでてくるのは一瞬で、こいつが子どもたちを襲うわけじゃないねん。

こんな興ざめな世界じゃないねん。

 

舞台がロシアというだけあって、空気がヒンヤリ冷たいカンジする、独特の灰色がかった青い色彩がめちゃくちゃキレイなのに。アメリカのウルトラC級ホラーみたいなポスターにしちゃって、、。残念すぎる。

 

継母になじめず家に居場所がなくなった少年と。いじめっこの少年と、友達がいなくてスマホと会話している少女と。おそらく中学生ぐらい。町から人が消え、みなの記憶から忘れ去られていることに気づき、継母が生んだ妹まで消えた。

 

尖った鉄の棒を義足にしている怪物の女が、少年たちに近づき、記憶を奪おうとするが、そのたび、少年たちがお互いを助け合い、あれこやこれやして、林の中の元発電所と、数年前に娘が行方不明になった男と一緒に、魔物と戦う方法をみつけるのだが、、、。

 

ロシアの魔女と妖怪の中間みたいな、怪物に襲われるサスペンス・ホラーだった。

 

半分まで映画がすすんでも、解決の糸口も、魔物の正体・目的も分からず、ハラハラしてみた。映像の美しさだけでも見る価値あり。とくに、団地の建築物と街の空間づくりがめちゃくちゃキレイだった。赤白青(国旗カラー)に塗られた3階建てのこじんまりした棟が、ある程度の秩序をまもりながらランダムに配置され、建物はすべて四角形で、ひさしも三角屋根もない。3色の箱と、芝の緑と。

 

この景色だけで満足できた。

 

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2020年ロシア

監督:スヴィヤトスラフ・ポドゲイエフスキー

出演:スヴェトラーナ・ウスティノヴァマリアナ・スピヴァクアレクセイ・ロジン

 

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<今日のいちまい>

1週間に1回、とりかえてもらいながら、足裏の縦と横のアーチをテーピングで矯正中。このテーピングが風呂上りに冷たい!

人差し指と親指のスジに柔軟性がなさすぎるから、グー・パー・チョキせなアカンのやて。これが下手くそすぎて、整体師に笑われてますw。

 

 

明日も、明後日も、1年ぶりなのにずっと雨ですねんて。こうなったら観光あきらめて昼も、夜も、死ぬほど寿司くったろ。