映画 ドニー・ダーコ なにを分かればいいのかさえ、わからんオモシロさ | 気むずかしい いろいろ

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ずっとずっと気になっていた映画で、ようやく見てみたのだがやっぱり1回では、分からんわー。

クリストファー・ノーランの映画よりも難解。

しかもこの映画がややこしいのが、このややこしい科学的な時空のゆがみを多少は理解しないと、感覚だけでこの内容を楽しめない。

 

過去と、現在と、未来がメビウスの輪のようにつながっていて、なにがハッピーエンドだったのか。ダニーにとってのハッピーエンドは、その選択肢しかないのか。「バタフライ・エフェクト」のような、時間よ戻れ!な話なのだか、17歳の高校生が抱えるにはあまりにも重たい選択。

 

本質はあまり理解できてないかもしれないけど、切ないはなしだった。アメリカの田舎町。キリスト原理主義のような怪しい新興宗教を学校ぐるみ、町ぐるみで盲信していて、子どもたちは自分たちで考えて行動する隙を与えられず。教えを押し付けられ、逸れると筋の通った説明もなくただ罰を与えられるだけのおかしなことに。17歳のドニーは、自分の部屋に飛行機のエンジンが落ちる事故にあって以来、そんな大人たちに疑問をなげかける。まっとうな科学理論(ここが難しい)にそって、大人たちに疑問をなげる。だれも、まともな回答ができず、ただ教えがそうだからと押し付ける。

 

そのうちドニーは、学校ぐるみで信じている新興宗教の代表を怪しみだして。なぜ、ダニーが急に真理を求めだしたのか。とても切ないエンディング。

 

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2002年アメリカ

監督:リチャード・ケリー

出演:ジェイク・ギレンホールジェナ・マローンドリュー・バリモア

 

▼プライムで無料のうちに数回みて理解するしかない

 

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<今日のいちまい>

ユーゴスラビア紛争のことで、あたまがいっぱいになり、いくら調べても尽きないほど複雑にいろんなものがからんでいる。調べても、調べてもすぐに忘れてしまう自分の記憶力の悪さにガッカリするいっぽうで、ずいぶんの古いむかしのことを、鮮明に思い出したりする。

 

「ドニー・ダーコ」も、先日アップした「広川太一郎」も、何年も思い出してなかったのに、急に、単語が鮮明に浮き出てくるのは、脳の不具合なんだろうか。

 

それにしても、今日は人生でいちばんアレルギー反応が強くでて、喉がヒューヒューなるため眠れなかった。鼻はまったく影響がないのだけど、いつも喉にでる。ねてると窒息しそうになるぐらい、喉がはれて困る。

 

眠れない時間を過ごす一方で、ここ数年でいちばん幸せな気持ちになれた夢をみた。夢は記憶を整理するというが、ここのところ、血みどろな史実ばかり調べてたのに、どんな記憶が影響したんだろうか。ま、楽しかったからいいか。