たまたま観たYoutuberの映画レビューで、10分以上いかにこの映画がおもしろいかを
力説していたのでつられて観てみた。
おもしろかったが、ほとんどネタバレの領域だったので、
あいつはしゃべりすぎ。誰だったか忘れたが。
リュック・ベッソンは、ハリウッドデビューしてから
ほんとうにつまらなくなってしまい、
期待するのを諦めてしまった監督のひとりなのだが、これはオモシロかった。
人間の脳は10%しか機能していない。
もしも、なんらかの理由で100%機能したらどうなるのか?
という“宇宙の果ては?”と同じぐらい、科学者の永遠の仮説をテーマにした映画。
最新の合成麻薬CPH4 500gをマフィアに強引に腹部に入れられて、
台湾からヨーロッパへ密輸するハメになった、留学生のルーシー。
腹部のCPH4の袋がやぶれ、成分が胎内に流れ。。。
ここまではよくある話だが、この先がおもしろい。
CPH4は、ニューロンに作用する合成麻薬で、
大量に摂取すると大半は過剰反応で死ぬのだが、
ルーシーは脳に100%アクセスできる状態になった。
20%アクセスからはじまり、
どう変化していくかを描いている。
このへんの知識がわたしには全くないから、
使える脳が増えたら、めっちゃ記憶力がよくなる、計算が早くなる程度にしか思ってなかった。
ところがどっこい、科学の世界はほんまにSF。
デジタルデータに自由にあくせすできるようになり、
他人のコントロールできるようになり、ありとあらゆるものと同化するようになる。
そして感情をすべて失う。
すべては仮説に基づく想像の話だが、めちゃくちゃ面白かった。
すべてが分かると、人間の行いなど些細なことに思えてどうでもよくなってくるのだ。
その知れば知るほど、感情が消えていく様をうまく演じていた、この女優。
観終わってから気がついたのだが、この女優がスカーレット・ヨハンソンだということを知り、
どうやら私にはスカーレット判別機能が備わっていない。
彼女の出演作は何本もみているのに、いつもまったく判別できない。
顔が苦手なんだろうか。
リュック・ベッソンの監督作品だということも後から気がついたのだが、
なにも知らないでみたほうが面白い作品。
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2014年フランス
監督:リュック・ベッソン
出演:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、アムール・ワケド、チェ・ミンシク
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<今日のいちまい>
シャンプー&コンディショナーの定期購入を解約しようと手続きを調べたら、
電話でしか手続きできないと公式HPにあった。
でた!わたしが苦手が怒るヤツ。
カウンセリングという名目で、食い下がられるヤツ。
で、電話したら案の定つながらない。
1時間集中的に電話すること10回。
やっとつながり自動音声で、「順番につなげるのでちょい待て」と言われる。
待つこと8分。
「解約したい」
と伝えると、理由と、いまどれぐらい使用したか聞かれた。
「いっこうに髪のうねりがなくならないのとベタベタした使用感が気に入りません」
「1ヶ月で1本は一人なので使いきれない。まだあまっている」
と伝えると、
「1ヶ月1本お使いいただいたお客さまからは、効果が実感できたと、、、、」
「それはもういいです。カウンセリングは不要なので解約手続きしてください」
「ですが、とてもいい商品でして1ヶ月1本しっかりお使いいただけると、、、」
「はいわかりました。今余ってるものでしっかり使ってみます」
「では、解約は見直していただけるということで、、、、」
「いえ、解約はします。使い続けてみて良かったと思えばまた申し込みます」
「ですが、現在特別価格で定期購入いただいているので、、、」
「いえ。解約してください。再度、購入するとは限りませんので」
「ですが、、、、、」
ここで、プツリとキレた。
「あの、時間ないので早く解約していただけますか?」
「ですが、みなさんしっかりお使いいただくと、、、、、」
「なんなんですか?この電話で解約できないんですか?どこに連絡したら解約してもらえるんですか?」
「わたしは、解約手続きできないとは一言もいってません」
「なら、もうこの平行線の会話を終了して解約手続きしてください」
「わたしは、この商品はみなさんに評価されていることをお伝えしたいだけで、、、」
「はい。理解しました。解約手続きをとっととしてください」
「解約せずに、、、、」
「解約手続きしてください。どんだけ時間かけるんですか?
今、やっとつながった電話で解約手続きしないといつ次できるかわかんないですよ。
勝手に商品おくられてきても困るんですよ。だいたい、電話でしか解約できないのに、いつまでたっても電話がつながらないってどういうことですか?この電話つながるのに1時間はかかってるんですよ。さらに解約するのにこんなに時間消費して。私の意志は固いですし、こんな食い下がりされたら商品と企業の印象最悪で、二度と申し込みたくないですけど。いい加減にしてください!」
で、やっと解約手続きできた。
こういう手続きをする時は、いい人になる必要はない。
罵詈雑言はアカンがクレーマーのごとく、押し切らないと電話は長引くいっぽう。
電話でしか解約できない定期購入は、食い下がりというシツコイセールスをするから要注意。
耳が遠い人や、気の弱い人など、この食い下がりのせいで、
いつまでも解約できず、気に入ってもない商品が毎月届いて困っている人もいる。
こういう商法をとる企業は、それが狙いどころでもあるのだが。
大阪で小売り商売していた友人が、東京で商売をはじめてしばらくしてこう言った。
「東京、楽勝やで!声かけたら、断る人ほとんどおらんもん!みんな気弱いねん。か、プライド高いかやな。こんなもんも買えん貧乏人って思われるのがイヤなんちゃう?」
この友人は、いわゆる“いい人”ではない。
仕事上、どういう食い下がり方法をするのか興味があったので、途中までつきあったが、
やっぱ食い下がり方がしつこくて、怒りがこみ上がる。
「海外転勤になったので」って言うた方が、ラクやったな。