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数学者「平間達也」の偉大な数学とちっぽけな己

数を扱う人間の目にうつる世界や生活の光景から、ちょっとした数の雑学、初めての数との触れ合い方、論理的思考からの未来予想、逆説パラドックスまで数に向き合った者が綴る、数に苦手意識を持つ人達へ送るブログ

数学者平間達也温度計

 

 

 

もし現代の温度の概念がなかったとして、あなたに突然「温度を数で表してほしい」と依頼されたらどうするだろうか?

今日は暖かい、肌寒い、暑い、寒い、と肌で感じる程度の表現しかない時代でだ。

先ほど温度と書いたが、温度という言葉すら一般的ではなかったかもしれない。

まずは基準となる自然界の現象に着目し、その時の温度に0や1、10、100と数字を当てはめてみるだろう。

それでは次は?

もう一つ異なる自然現象をピックアップしてその時の温度に数を当てはめようとするのではないだろうか。

あとはその基準となった二つの間を等間隔に何分割するか決めていけばいいだろう。

つまり、二つの自然現象での温度を取り上げて数を設定し、あとはその間を何分割かするのが温度を定量的に表す代表的な方法だろう。

では自然現象は何を想定するのがいいのだろうかという疑問に到達する。

多くの人がそんなの決まりきっている、氷が水に溶ける温度を0にすればいいだろう、とおっしゃるのだろう。

勿論それは一つの正解であり、皆が納得するからセルシウス度は現在多くの国で採用され、国際単位系にもなっているわけだが、本当にそれだけで納得してしまっていいのだろうか。

だってそうだろう。

わざわざあなたは温度を表すのにマイナスや氷点下などを使って表現したいのかということだ。

メートルにマイナス何メートルとか普通聞かないだろう。

ならば自然界で一番低い温度を0と決めた方が何かと後で便利なのではないか。

そしてもう一つの基準設定も自然界で起こりうる最高の温度を100と決めた方がいいのではないか。

そうすれば異常に暑い日は三桁で表され、一目で殺人的な暑さだと印象に残るだろう。

と、こんなイメージから作成された温度の種類も存在するのだ。

それは華氏。

主にアメリカや一部の国で採用されている温度の種類である。

渡米する時、いや単に旅行するだけの時にさえ摂氏と華氏の変換は一つの障害になり、多くの場所で変換式を広めており、はぁめんどくせえなあ、という気持ちを味わった方も多いだろう。

アメリカという大国なので企業などの思惑などの様々な事情が絡み、摂氏が国際単位系になるも未だ華氏を多く使用し続けているわけだが、考案者の意図をくみ取ると華氏にもメリットがあるのである。

一見して面倒な華氏、何故このような体系になったのか、それは次回以降触れていこうと思う。


 

数学者・サイエンストランスミッター
平間達也

数学者平間達也カラオケ

 

 

 

今回はこの前行った歌詞に数学用語はどれくらい使用されているかの2回目です。

前回は四則演算を中心に検索しましたが、今回は図形あたりをせめていこうと思います。

今回も前回同様、歌詞検索サービス歌ネットを使っていきます。

まずは「三角形」から。

ありそうに思えて意外に少なく、68曲でした。

EXILEグループやアイドルグループ、松田聖子さん、やしきたかじんさんの曲に使用されています。

面白いところだとKAT-TUNの上田竜也さんのソロ曲でも用いられ、ストイックな彼にピッタリな「心のマッスル三角形」とのこと。

次に、「二等辺三角形」。

予想出来るでしょうが、ありませんでした。

勿論、「直角三角形」もヒットせず。

続いては三角形の五心を一挙に調べてみました。

まず、「重心」。

これは数学に限らず用いる言葉ですので、沢山ヒット……しませんでした。

結果は21曲。

次に「外心」。

なんとないかと思いきや3曲のヒット。

しかし実際は、「案外心配は」や「案外心にも」などの案外と心が並んだ歌詞だけで、事実上外心を使った歌詞は0件でした。

次に「内心」。

これこそ日常用いる言葉ですので、144件のヒット。

まぁ全て三角形の内心を歌ってはいないのですが。

残りの「垂心」「傍心」は案の定0件。

まぁ、そうですよね。

気を取り直して、「内角」を検索したら13曲のヒット。

野球関連で内角は使うので、そこからの使用でした。

「外角」は「内角」より少なく5件。

これも内角と同じく野球からの引用で用いられ、中でも井上陽水さんの英雄は内角と外角両方用いられていました。

まだまだ三角形関連の用語はありますが、そろそろ分野を変えていきます。

高校ではベクトルを習いますね。

「ベクトル」を調べてみましょう。

結果は134曲。

ベクトルは向きと大きさで決まるものですが、歌詞の意味では向きに比重を置いた使用が大半でした。

大体が矢印と変えても意味はさほど変わらないものばかりでした。

続いて「内積」。

これもヒットせず、となると思ってましたが1件ありました。

タイトルは「粘着系男子の15年ネチネチ」。

正確にいうと内積で使用されているのではなく、複素内積空間での使用でした。

複素内積空間とは、内積を持つ複素ベクトル空間のこと。

何故これを用いたのか、実数空間よりも複雑な心情を表すためであり、その中でも内積が入る空間なのでノルムや向きも考えられることから、複雑ながらも混沌ではないという状態を表現しようとしたのではないかと思います。

ただ歌詞内容としてはストーカー気質のもので、あくまで個人的には万人に勧められるものではないかと。

次に「微分」は11件、「積分」は12件という結果でした。

微分が歌詞にあると積分も含まれていることが多いようです。

これまでの結果から感じるのは、ティーン世代をターゲットとしているためかアイドルの曲に数学用語は多いという印象です。

そろそろ今回の検索も締めにしていきましょう。

「極大値」「極小値」「極限値」どれも0件でした。

では「極限」はどのくらいかというと、なんと74件のヒット。

アニソンに多く用いられ、用語からイメージされるアツイ意味が歌詞に採用されています。

まだまだ、歌詞検索は面白い結果が出てきそうです。

次回は数学者の名前はどれくらい歌詞に含まれているかを検索していこうと考えています。

 

 

 

数学者・サイエンストランスミッター

平間達也

数学者平間達也温度計

 

 

 

日本最高気温を更新し、今年の暑さは殺人級と報じられる日々であるが、ここで気温の基本に触れてもよいのではないか。

という事で、普段私達が使っている「℃」ってなんだろうか。

まずは読みから、普通「32℃」と表記されている時、「32度」と読むであろう。

でも「度」って図形の角度でもあるしその表記は「゜」を使うよね、と思ったことはないだろうか。

一体「゜」にくっついた「C」は何だよと一回は考えたことがあるはずだ。

考えなかったら、それは思考停止している恐れがあるので、普段から疑問に持つことを心掛けて欲しい。

結論から言うと、人の名前の頭文字だ。

つまり、考案者の名前。

その方は、スウェーデンの天文学者のアンデルス・セルシウスさん。

ウプサラ天文台の創始者であるこの人が、現在の馴染み深い℃の原型を考案したのである。

何故こんな回りくどい言い方をするかというと、当初セルシウスさんは現在の100度を0度、現在の0度を100度としていたからだ。

つまり今とは真逆の表し方だったのだ。

え、なにこの人馬鹿なの、と今を生きる我々は勘繰ってしまいそうだが、勿論彼は馬鹿ではない。

彼なりの深い思いやりがそこにはある。

そこに気付くためには彼の出身国を考えればわかりやすい。

スウェーデン、つまり北欧。

そう、現在でいうと氷点下何度とかマイナス何度を使うことが大いにある土地なのだ。

彼の表記であれば、自然環境下の温度はマイナス表記にはならないという利点があったのだ。

しかし、スウェーデンの人達やったね、とはならずに彼の死後、現在の私達の扱う方式に改められることになった。

考案した年が1742年、改められたのが1744年。

2年というあまりに短い期間ではあるが、水が沸騰する温度が0℃、水が氷になる温度が100℃という日が確かにあったのだ。

ちなみに摂氏何度とか耳にした方もいると思うが、これはセルシウスさんの中国表記が摂爾修斯でその頭文字を取ったものである。

日本では当たり前のセルシウス度が実はスウェーデンで生まれたものだったわけだ。

だが、温度の表現って何もこれだけではないんですよ。

海外旅行した人はピンとくる方もいるのではないだろうか。

そう、華氏だ。

その他にも温度には色々な表現が存在する。

これについてはまたいずれ書こうと思います。

今回はここまで。


 

数学者・サイエンストランスミッター
平間達也

数学者平間達也最高気温

 

 

 

今日、熊谷で日本の最高気温を更新した。

41.1℃。

これでようやく、単独の日本で一番暑い町を名乗ることが出来る。

熱中症の危険も常に付きまとうのが心配であるが、一位というのは少しばかり誇らしい気がしなくもない。

とはいえ、この暑さは辛い。

環境省も2100年の天気予報として44℃、43.9℃と表明し、注意を促している。

確かに、このまま気温が上がり続ければ遠くない内に44℃まで到達しそうだと思ってしまうが果たして本当にそうだろうか。

そこで、最高気温の更新を熊谷に限定して調べてみた。

私が参照したのはgoo天気だ。

これによると、

1973年8月19日38.7℃

1987年7月24日39.1℃

1997年7月5日39.9℃

2007年8月16日40.9℃

そして今回の2018年7月23日41.1℃。

大体10年に1度のペースで1程度の記録更新が起きていることがわかる。

だが73年から87年にかけて0.4℃、87年から97年にかけて0.8℃、97年から07年にかけて1.0℃上がったのに対して、今回の記録更新は11年かけてわずか0.2℃しか更新されていないのだ。

これは温暖化を防ぐための日本人の意識改革、テクノロジーの進化などが有効に作用した結果と言える一端と見て良いのではないだろうか。

この上昇の割合を維持すれば、44℃まではいかずに42.7℃くらいで2100年を迎えられそうだ。

勿論、これ以上最高気温の更新は起こらないことが一番望ましいのだが。

それはそれとして、熊谷で食べる雪くま、美味しいですよ。


 

数学者・サイエンストランスミッター
平間達也

数学者平間達也フェス

 

 

 

夏、それは音楽好きならば誰しも浮かれるフェスの季節。

私は別にフェスには興味ありませんよ。

暑くて暑くて恐らく途中でぶっ倒れてしまいそうなので、行く勇気がないのが正しいのかもしれません。

まぁそれはともかく、歌には好きやら愛してるやらの恋愛の歌詞がとかく蔓延っていますが、一体数学に関係する用語はどのくらい歌詞に使用されているものなのでしょうか。

今回は歌詞検索サービス歌ネットを使って、調べていきたいと思います。



まずは「足し算」。

算数の授業ではまずこれを学習するわけですが一体どのくらいの歌に使われているのでしょうか。

検索結果は65曲。

GReeeeN、ゆず、堂本剛さん、福山雅治さん歌に使われているようです。

歌詞内の意味では、二つの数の加法というものではなく、ある要素とある要素を混ぜ合わせていく比喩表現として用いられることが多いようです。

ちなみに「加法」で検索すると1つもヒットしませんでした。

ここからは一気に残りの演算を見ていきます。

まず「引き算」は35曲。

足し算と対比して用いられることもあり、ゆずや堂本剛さんの先程の足し算が使われていた曲に引き算も入っていたりします。

他には西野カナさんの曲にも使われていました。

そして「減法」。

これも加法と同じく0件と思いきや、なんと1曲ありました。

タイトルは「色彩戦隊イロドルンジャー」でアニソンのようです。

続いて「かけ算」は14曲。

足し算との比較してさらに大きなものを指し示す比喩や二つのモノから新しいモノを生み出す比喩に用いられることもあるなかで、本当の演算として「かけ算が出来るようになった」や「かけ算が得意」などの歌詞も見受けられました。

中には0をかけると全て0になる性質を引用した歌詞も。

では「乗法」は?

0件でした。

残りの1つ、「割り算」。

11曲のヒット。

こちらは、イヤな気持ちを分けあう比喩としての用法や割り切れない余りを表現するために用いられることもありました。

もちろん演算の意味での使用も見受けられました。

言わずもがなですが、「除法」はありませんでした。

それではここからは、中学高校で出てくる用語をいくつか検索していきましょう。

「方程式」、あるわあるわその数236曲。

用法は皆さんの思った通りの用法です。

ですが「連立方程式」は1件もありませんでした。

「三平方の定理」は1件だけありました。

「関数」は23曲。

面白いのは指数関数、導関数、2次関数に三角関数、中にはゼータ関数や波動関数まで多岐に渡り使用されていたことです。

元モー娘。の安倍なつみさんの曲にも使われており、タイトルは「ポアンカレ」と中々の興味をひく題名となっています。

「合同」は5曲ありましたが、合コンの意味合いのものが多く残念。

では「相似」は?

こちらも5曲でしたが、相似は数学の意味合いからの比喩などで使われていました。

多かった用語は「角度」381曲、「比例」171曲、「円」1429曲、「平行」309曲でした。

わりと使いやすい用語ですね。

これに伴って「反比例」は87曲、「円周率」は27曲と極端に減るものもあります。

平行と関連して「垂直」は45曲。円に関連して「直径」12曲。「半径」62曲という結果でした。

さくら学院の「マセマティカ!」は直球の数学用語満載の歌でした。

中々面白い歌に出会えることが出来たので、高校数学はまた次回調べたいと思います。

 


数学者・サイエンストランスミッター
平間達也

数学者平間達也ビル

 

 

 

人間は見えているようで見ていないこともよくあります。

例えばこちらの有名な問題、



あなたは今、ビルの1階にいます。

5階まで上がるのに1分かかりました。

それでは1階から25階まで上がるのに要する時間は何分ですか。



小学生によく出されるくらいの簡単な問題です。

ですが、大人でも間違えてしまう方が少なからずいます。

あなたも5分と答えてしまいませんでしたか。

違いますよ。

正解は6分です。



では何故間違えてしまったのか。

間違えた人は、問題文を一気に最後まで読んでしまったのかもしれません。

問題文に提示されている数字は1、5、25の3つ(あと1分もあるけど)です。

5と25を見て、あー5倍だ、というフィルターが頭にかかってしまったんです。

この「5倍」というフィルターが1と5を見た時に厄介なことを引き起こしたんです。

今回の1と5は建物の何階かというものです。

1階を5倍したからといって5階にはなり得ません。

1階から5階に上がるには4階分上がることでしかたどり着きません。

階の移動には掛け算は不要なのです。

それでも1から5、5から25という5倍のフィルターがパッと見で生まれることで誤認が発生してしまったということです。



1を5にするにも、5をかけて5にするのか、それともプラス4して5にするのか、その時その時の本質を見抜いて行動を起こさなければ間違ったゴールにたどり着いてしまうということですね。

普段でもこのようなことは案外日常の中に潜んでいるかもしれません。

本質を見抜く力をぜひ持ちたいものですね。

 

 

 

数学者・サイエンストランスミッター

平間達也

数学者平間達也婚約数

 

 

 

友愛数を取り上げたので、忘れない内に友愛数と非常に似ている数である「婚約数」にも触れておこうと思います。

婚約数とは、異なる2つの数の組で「1」と自分自身を除いた約数の和が、互いに他方と等しくなる数のことです。

友愛数は1は除きませんでしたが、婚約数は除きます。

すると最小の組は友愛数は3桁の数の組でしたが、婚約数の場合は、48と75の2桁の数の組となります。

確認すると、48 の 1 と自分自身を除いた約数は、2, 3, 4, 6, 8, 12, 16, 24 で、和は 75 となり、75 の 1 と自分自身を除いた約数は、3, 5, 15, 25 で、やはり和は もう一方の数である48 になります。

現在までに知られている婚約数の組は全てが偶数と奇数の組み合わせで出来ています。

ここに友愛数と婚約数の名称の由来があるとみなされています。

偶数、特に2が女性、奇数、特に3が男性を象徴していると主張したのはあの有名なピタゴラスです。

つまり、奇数と偶数の特別な組が婚約数となるわけです。

でも、男女なら結婚でいいじゃないと思う人もいるでしょう。

何か足りなかったのでは?

そう、1です。

たったその一欠片が足りないために婚約数は婚約数たらしめられているということです。

大人気漫画ワンピースはロジャーがあると宣言されて始まった大冒険ですが、偶数と奇数の友愛数、つまり、存在すれば未来に名付けられるであろう「結婚数」は未だにあるという確証は証明されていません。

無限の数の海へ、そのお宝を探しに漕ぎ出してみてはいかがでしょうか。

分散処理プロジェクトのBOINCが探索を続けているようです。

さしずめ、ワンピースの四皇といったところでしょうか。

敵わないよって?

安心して下さい。(穿いてますよ!う~ん古い)

ワンピースの海は1つですが、数学の海はそれはいくつも存在しています。

また、その海同士を繋げる研究もされていますし(さしずめレッドライン?)、そもそもまだ未発見の海もあるでしょう。

最近では、京大の望月新一教授が宇宙際タイヒミューラー理論という大荒波の海を世界に見せつけ、ABC予想の証明という「ひとつなぎの財宝」の1つを発見しました。

未だに数多くのお宝が数学の大海には眠っています。

 


 

数学者・サイエンストランスミッター
平間達也

数学者平間達也友愛数

 

 

今回は、友愛数の紹介です。

名称の通り、一つの数を指していうものではなくAとBは友愛数だとかAはBと友愛数の組であるのような表現をします。

友愛数は別の名称として双子数や親和数といったものもあります。

 

 


さて、それでは友愛数はどんなものかというと、自身を除いた約数の和が互いに他方と等しくなる数の組をいいます。

 

 


例として、最小の友愛数の組を取り上げると、なんと最初から3桁の数同士で、(220, 284)です。

220の約数を列挙すると、1, 2, 4, 5, 10, 11, 20, 22, 44, 55, 110 で、和は 284となります。

一方、284も約数を列挙すると、こちらは約数の個数が少なく、1, 2, 4, 71, 142で、和は 220とこちらも他方の数となります。

 

 


友愛数は古代ギリシャの頃にはその存在は知られていたようです。

その後フェルマーやオイラーにより次々と発見されています。

オイラーは60組程度の友愛数を見つけていたようです。

何故、オイラーはそれほど大量に発見出来たかというと、どうやら法則性を見つけていたようです。

ですが、この法則はこれまでに発見されている友愛数全てに当てはまるわけではなく、未だに全ての友愛数に当てはまる法則は見つかっていないようです。

ですが、今日に至ってはパソコンの処理演算もとても速くなっているので、発見も以前に比べて楽になりました。

現在も友愛数の発見に演算処理が行われていることでしょう。

 

 


また、未解決問題として友愛数の組は無数に存在するのかという問題が存在しています。

また、現在見つかっている友愛数の組は全て偶数同士、奇数同士の組み合わせであり、偶数と奇数の組み合わせの組は存在するのかという問題も残っています。

それにしても自らの成分でお互いを表現するなんてロマン溢れる数ですね。

 


数学者・サイエンストランスミッター
平間達也

数学者平間達也ソフトクリーム

 

 

 

夏なので、ソフトクリームの話題でも。

アイスにも色々分類があり、乳固形分と乳脂肪が関係している。
アイスクリームが乳固形分15.0%以上かつ乳脂肪8.0%以上。
アイスミルクが乳固形分10.0%以上かつ乳脂肪3.0%以上。
ラクトアイスが乳固形分3.0%以上。
氷菓が乳固形分3.0%未満という分類だ。

 

 


まぁ今回はこの分類とは一切関係なく、本題はズバリ「ソフトクリームの巻き方」である。

確かに、簡単そうに見えてやってみると中々大変な作業の一つといえるだろう。

調べてみると、失敗しない巻き方を拝見することが出来た。

が、やはり最後は経験がモノをいう括りで締められる。ま、保証なんて出来ないよね。

 

 


そこで私も自分なりに失敗しない巻き方を考察してみようと思う。

 

 


まずは、土台となるコーンの寸法を考えよう。

とりあえず円錐状の底面部分を考えるだけにしておく。
コーン自体の高さはそれほど重要ではないだろう。

底面の半径はおよそ2.9~3.0cmとして先に進む。

また、ここでコーンの持ち手となる包み紙は底面の2cmほど下から巻かれているとしよう。

次にソフトクリーム製造機から出てくるアイスの直径だが、断面が円状のものもあれば星状のものもある。
どちらにせよ、とりあえず半径1.0~1.2cm程度と仮定しよう。
つまり直径2.0~2.4cm程度ということだ。

これで仮定は終了、動かし方を考えていこう。

 

 


まず何故上手い人と下手な人が生まれるだが、観察してみるとなんとなくわかってくる。

円運動がぶれるかぶれないかの違いだ。

熟練した人は迷いなく一定のスピードでアイスを射出口から出し、一定の円運動を肩と肘を使って行い、ソフトクリームを完成させる。
何段でもいけそうな凄みを感じさせる。

正に経験の賜物であるが、そんな芸当我々素人には不可能です。

「こぼさないように」この言葉は、首筋に刃を突きつけられているかのようなのだから。

つまり、肩と肘の二軸を使うと初心者はキレイな円運動を行えないのだ。

 

 


ではどうするか。

 

 


何も二軸使わなければ円運動が出来ないわけではない。

一軸でも出来る箇所がある。

 


それは手首だ。

 


手首のみでも円運動は行える。

この場合コーンは傾くが、手首の可動域からしてこぼすほどまで傾かせることはないだろう。

粘性もあるので側面に沿って巻いていけるはずだ。

それでは、一体どの程度傾かせればいいのか。

ここで巻く時に回す軸の頂点はコーンの先ではなく、持ち手の感情線の辺りとする。

手を机の上に置き、巻くような動きを行うと感情線の辺りが頂点に近い動きになるのが確認出来るはずだ。

 

 


コーンの包み紙の一番上を持つようにすると、上記に書いた通り手の上にはみ出るコーンの高さは2cm。

手の平の幅は以前の記事から1パーム、大体7.62cm。

傾ける角度をxと置くと、
tanx=2.9/(2+7.62)
x≒16.8゜
となる。

しかし、求めた角度いっぱいに傾かせると倒した方と逆の側面に、落ちてきているアイスがぶつかってしまうアクシデントも起こりうる。

なので、落ちてくるアイスの半径の1.2cm、余裕をもって1.5cmとし、先ほどと同様に行うと、

tany=1.5/(2+7.62)
y≒8.9゜

となる。

x-y=16.8-8.9=7.9゜

これが、手首を傾けるべき角度となる。

後は落ちてくるアイスの速度と合わせてゆっくりと手首を回していけばよい。

気をつけるのはアイスの射出口からの距離だ。

長すぎるとアイスの動ける範囲が増し、手に負えなくなるので目算だがおよそ5cm程度下で準備しておけばいいだろう。

また、今回は手首のみを動かし肩と肘は固定のため高さの調節は膝を使い屈伸運動で対応することにしよう。

 

 


ここまで考えて、アルキメデスの螺旋や放物螺旋などが頭に浮かぶ。

……よし、忘れよう。それがいい。また別の機会に考えることにする。

 

 


今回の巻き方をまとめると、射出口の5cm下で待機。

 

コーンの中にアイスが落ちて、回すあたりになったら手首を7.9°傾け、肩と肘は固定し手首のみを回しながら渦を作っていく。

 

その際、高さ調節は膝で行う。

 

 


実際はコーンの形状や手首の可動域などにより、正確にはいかないであろう。

 

 


螺旋関数を用いての巻き方を考えたい人はぜひ挑戦していただきたい。

それでは今回はこれにて。

皆様の楽しいソフトクリームライフを願うばかりだ。
 

 


数学者・サイエンストランスミッター

平間達也

数学者平間達也レジ

 

 

 

私も皆さんも日本に住んでいれば、誰しもが経験するであろうこと、それは買い物の際のレジ通過でしょう。

他の国ではマイクロチップ埋め込みや生体認証などで店からただ持ち出すだけでクレジット決済で済むという最先端の方式もあるようですが、日本ではまだ、ほぼ見かけません。

大半がレジにいる店員に商品を渡し、支払いを行います。

 

 


ここにもやはり数、算数、数学は潜んでいるものです。

 

 


代金の支払いだろうと思いますか。

確かにそれも正解ですね。

お釣りを少なくする。

後の食事会のために万札を崩しておく。

その時々の理由により様々な払い方があるでしょう。

ただ今回話す内容はそれとは違います。

 

 


それは、スーパーでよく見受けられるレジを切った商品のカゴからカゴへの入れ替えです。

新しい一週間の買い出し等でカゴいっぱいに買ったことが一度や二度ではないはずです。

そんなカゴの中の商品は潰さないように下に重いもの、上に軽いものといったように入れ替えつつレジへ持って行くことでしょう。

さてここから、店員の数学が出来るかどうかの力が問われてきます。

 

 


つまりどういうことかというと、空間認識力です。

 

 


同じ商品群を入れたカゴであっても、空間認識力の優れた店員とそうでない店員とでは、スピード、カゴへの商品の配置の仕方などで速さや違いが明確に表れます。

皆さんも、「その置き方じゃシュークリーム(もしくは卵など)が潰れちゃう」のようなヒヤリとした経験があるのではないでしょうか。

一方、空間認識力の優れた店員はそんなことはなく、キレイに整頓したかのようにカゴへの入れ替え作業が終わっているはずです。

この違いはどこから来るかといえば、空間認識の優劣からです。

空間認識が乏しい人はとりあえず一番上にある手前のものからとってカゴへ移していきますが、空間認識が優れた人は無意識にカゴの中のもの全てを大体把握して、隣のカゴに移した光景を思い浮かべることができ、どれからバーコードを読み取っていくかを判断しているのです。



では、どのようにすれば空間認識力が培われるかというと、経験の数に他ならないでしょう。

ただ、自分の子供に将来困ることのないように空間認識力を持って欲しいと思うのであれば、会話のなかに丸、三角などの図形の言葉を入れたりすることで頭の中でその形を思い浮かべるようにさせたりする方法があるようです。

他には積み木などの知育玩具によく触れさせることもいいでしょう。

レゴブロックも中々良いという話も聞きますが、大きいブロックや小さいブロック、特殊な形のブロックなど種類が多く、作ろうと思えばどんなものでも作れてしまう自由度の高さがあることから、逆に個人的にはオススメしません。

形状が制限された十数種類から数十種類程度のブロックのセットで試行錯誤しながら組み上げていく方が力がつくかと個人的には思っています。

(また、レゴは高いですよね。)

というわけで今回は身近なレジにも空間認識力が必要ですというお話でした。

 

 

 

数学者・サイエンストランスミッター

平間達也