<つづき>
自由行動が始まって、ボクたちと別れたI崎さんはガイドさんに案内してもらい、バッタモン売り場へと足を運んだ、のかもしれない。
バッタモン売り場は、総合土産物店の中でも特殊な場所にあり、一般の人がふらっと入っていけないよう、閉められたドアの向こうの部屋にあった、のかもしれない。
そこでI崎さんは、奥さんから頼まれていた、のかもしれない偽ヴィトンのポーチと、偽シャネルのバッグを、それぞれ正規品の値段の1/5程度で買った、のかもしれない。
一方、バッタモンには興味も必要もないO江さんとボクは、「自由時間は、やっぱりビールでしょ♪」と、どこか飲める場所がないか探索を開始。まずは館内のレストランをひやかしてみるも、既に営業時間外でアウト。しかたなく外に出てみることにした。
店の入り口では、ドラえもん?のお見送りを受け、
向かいの店ではミッキー?とミニー?に出会い、
(左端に撮影中のボクが写り込んでしまった
)
うろうろ小一時間歩き回るも、結局ビールには出会えず
。
が、その道中はとても楽しいものであった。
人混みでごった返す中、何ら気にすることなく花火に火をつけて
(!)実演販売しているおっさん多数。
「2元ショップ」なる店も多数。
すれ違いざまにぶつかろうが全然平気で串刺しのタレ付きダンゴをほおばる人多数。
イメージとしては、アメ横を更に雑然とした感じで、急成長をつづけている中国のパワーを肌で感じる。
道中、何故かたまたまボクたちの前をずっと歩いていた現地のおじさんに英語で話しかけられるなど、まったく退屈しないお散歩であった。
自由時間も終了し、バスに戻る道中でビールを売っている売店を発見し、少なからずショックを受けながらもそこはじっと我慢。次の目的地に向かう。
向かったのは、昨夜ライトアップ中止でキャンセルした外灘(バンド)。
昼間でも観光客は多く、上海の近代的街並を眺めるには絶好のポジション。
が、こともあろうにここでボクはカメラをバスの中に置き忘れて出てきてしまったため、自分では写真を撮ることができなかった。
仕方なしに、O江さんのカメラで自らと共に新興上海をパチリと撮ってもらう。
ここでは、やたらと安いバッタモンを売りつけてくるヤツらに遭遇。
なんでも、「ヴィトンの財布、7つで100元ね!」とか。1つあたり200円ちょっと。<ふざけたお土産にいいかもねー>なんて思ってしまうけど、そこはやはり違法行為。延々と無視し続けて通り過ぎる。
さらなる次の目的地は、博物館だか美術館だか、とにかく立派な展示品を備えた、これまた恒例のタイアップ民芸品店。
ここでも、つい「その手」に乗ってちょっとしたお土産を買ってしまうのであった。
道中、ガイドさんの説明で「午前中に行った朱家角あたりでは野犬や野良猫を見かけたでしょうけど、上海市内では見かけません。あーい。なぜなら、みんな取って食べてしまうからです。あーい。中国では、4本脚のものは机以外みんな食べます。あはあはあは。2本脚のものはオヤジ以外みんな食べます。あはあはあは。」という冗談半分・本気半分の解説を耳にしてはいたんだけど、民芸品店を出てみたら建物のそばにネコを発見!
「食べられるなよー。」と声をかけながら撮影。これが遺影にならなければいいけど。
ここでふと目に留まったのが、バスに貼ってあるツアー名のステッカー。
ところどころ補筆・修正されているのに気づいたが、元々どうなってたのかは知る由もない。ここには「モニター」とは書かれていなかった。
本日の夕食は、このツアーのメインイベントとされている「上海ガニ」。
パンフレットによると<上海蟹レストランの最高峰として名高い>「王宝和大酒店」にいざ入店。ふむふむ。たしかに上のステッカーにも「王宝和」の名が後から書き加えられておるわい。
後から聞いたところによると、一人あたり12,000円レベルのコースとかで、それはそれは立派な食事であった。
ちょっとした点心にはじまり、フカヒレとアワビのスープなど、いずれも美味しい料理がたっぷりと運ばれてくる。
もちろん、ここでもビール&紹興酒♪
高級店とされるだけあって、ビールはちっちゃい瓶なのに35元もするのであった。
さて、いよいよ上海ガニの登場!ケンカしないよう、ひとりに1パイずつちゃんと分けられる。
カニ自体はさほど大きくもなく、本体は女性の握りこぶし程の大きさもない。
慣れないボクは、ガイドさんや周りのベテランたちのアドバイスに従い、まずは本体を開けてモチモチの部分とミソをいただく。
モチモチの部分は食感にややクセがあり、これは好き好き分かれるところだろう。
ミソはさすがに美味い!これが上海ガニのもてはやされる所以だと、はっきり思う。
本体を堪能した後、ハサミを持って脚&はさみと格闘。
が、やはりメインのミソを味わった後では、肉の部分はやや物足りない。先に肉の部分を食べてしまえばよかったと後悔するも、ミソは暖かいうちに食べなきゃ意味がない、とのことで、これを「上海ガニのジレンマ」と名付けることにした。
なんだかんだと満腹になった一行は、オプショナルツアーの上海雑技団の公演へ。
が、ボクたち3人組は別行動で、今度は全身マッサージを体験に。この日、一日たっぷり歩き回っていたこともあり、このマッサージはとても楽しみであったが、他のツアー客から見れば<このおっさんたち、何かイヤラシイことでもしに行くに違いない>と思うのも無理からぬところではあった。
ガイド補佐のシンさんに連れられ、イヤラシイことは全くないちゃんとしたマッサージ店に入店。
ここで60分間、じっくり全身のマッサージを受ける。
途中、となりのO江さんの台から、マッサージねーちゃんの「ユタンポアルヨ」との声。O江さん、ズボンのポケットの中に使い捨てカイロを入れたままなのであった。「あ、そのままでいいです」と申し訳なさそうなO江さんの声に、一同失笑。
やがて、「すみません!やっぱり出してもいいですか!?ユタンポ!」と切羽詰ったO江さんの声。最後まで我慢しようとしたもののやはり熱さに耐え切れず、使い捨てカイロを取り出すのであった。「低温やけどするか思うた」との声に、一同爆笑。
その後、リーダー格のマッサージねーちゃんに「チュゴクゴ、ワカリマスカ?」と聞かれて「全然わかりません。」と答えるO江さん。すると、とたんに中国語で何やら話し始めるねーちゃんたち。あーたら、こっちがわからないと思って何しゃべってんだっ!どーせよからぬ悪口でも言ってるんだろーけど。
そんなトンチンカンマッサージを終え(マッサージ自体はとても気持ちよく満足。日本円で4,000円とリーズナブル)、トンチンカン3兄弟は上海雑技団を見ている一行に合流。ロビーでホテル行きのバスを待たされるものと思いきや、なんと無料で最後の演技を鑑賞できることに!
ガイドさんの「これが一番の見所です」との言葉に、否応なく期待は高まる。
が、舞台に出てきたのは、何度か見たことのある球体のカゴであった。
<なーんだ、これなら木下大サーカスでも見たことあるわい。中でバイクがぐるんぐるん回るんでしょ?>と、一気に鼻白むボクたち。
案の定、バイクに乗ったにーちゃんが出てきて、カゴの中を走り回る。
2台目が登場し、合流。<ふふん、やっぱりね>
3台目が登場し、合流。<お?!3台か。サーカスは2台だったもんな。やはり雑技団、さすが>
4台目が登場し、合流。<うわお!4台!すげー!>
5台目が登場し、合流。<ごめんなさーい! バカにしたボクらが悪かったですぅ>
いやぁ、さすがでした
ホテルに帰り、I崎さんの手ほどきで近くのコンビニへ。
激安のビールや、おつまみなどを買い込む。
「いやぁ、楽しかったねー」とか、
昨夜の日中友好(?)イベントなどの様子で盛り上がりながら、買出ししたビールで祝杯。
翌朝、6:00集合でホテルの朝食バイキング。
バスに揺られて一路上海浦東国際空港へ。
他のツアー団体に目を光らせるも、現地ガイドの“エンジェル”を見つけることはできなかった
最後のおみやげを買ったあと、搭乗までの時間で、上海ラストビール。
帰りの機内食はさすが中国、焼きそばであった。
飲み物は、当然ここでもビール♪
そんなこんなで、とっても短い上海珍道中は終わりを告げました。めでたしめでたし。
p.s.
岡山空港に到着したボクたち。
こんな短い旅で満足できるワケもなく、帰宅方向とは逆にクルマを走らせ、小森温泉にて入浴。運転で飲めないI崎さんを横目に、仕上げのビールなどをコンビニで買い込み、車内宴会の開始。さらに寄り道して中島ブロイラーの焼き鳥を購入、これをおつまみにして更なるビール&チューハイ or ウィスキー水割り。
仕上げは、道中のお蕎麦屋さんで天ざるそばに舌鼓、もちろんビール♪
は~ぁ、飲んだ飲んだ
<おしまい>










