いちにの、しゃん、はいっ!<番外編>R18 | 「ハゲ」じゃなくて「まだ生え揃ってない」だけ…。

「ハゲ」じゃなくて「まだ生え揃ってない」だけ…。

46歳にもなって、いつまでもこんなくだらないコトばかり考えてていーんだろーか・・・(^^;


むかーしむかし、ひろしくんとただしくんとおさむくん、という仲良し3人組がいました。

漢字で書くとそれぞれ宏、正、治、となるのですが、個人の特定をなるべく避けるため、ここでは敢えてひらがなで表記することといたしまする。


ある日、3人はなかよく唐の国に遊びに行きました。

出発のときにひろしくんが中国語読みで「ひーにんぐー」とでも発音するかもしれない物体を発見されて恥ずかしい思いをする、という事件もありましたが、無事に唐の国に到着しました。

3人の遣唐使には「体を張って日中友好に貢献する」という大きな目的があったのですが、おさむくんはキン○マは大きいくせにキモッタマは小さいので、実際に体を張ることには尻込みしてしまい、体を張る代わりに揉んでもらうことにしました。


尻込みして足マッサージに出かけたおさむくんを尻目に、ひろしくんとただしくんは体を張りに出かけました。1ヵ月半前にも先遣隊として唐の国を経験していたただしくんの手ほどきで、二人はお目当てのカラオケ屋に向かったのです。

はやる身体、いやココロを抑えて数曲のカラオケを楽しんだ後、二人は日中友好の相手を選ぶことになりました。


ひろしくんはただしくんより1つ先輩なので、ただしくんに順番を譲られたひろしくんが先にお相手を選び、ただしくんは残りの中から選びました。普段なら2~30人は友好の候補者がいるはずですが、今回は中国のお正月休み期間中ということでほんの数人しか候補がおらず、あまり満足できる候補者選びではなかったようです。しかし、二人はこの後待ち構える日中友好の儀式に向け、ワクワクしながらマイクロバスに乗って泊まっている宿に向かったのでした。


その頃、キン○マは大きいくせにキモッタマは小さいおさむくんは足マッサージを終えてマイクロバスで泊まっている宿まで送ってもらい、自分の部屋に入りました。とても広く立派な部屋だったのですが、なんとそこは禁煙室だったのです。愛煙家のおさむくんは困りました。

このまま2泊我慢しようか、ガイドさんにお願いしようか、自分でフロントに掛け合おうかと思案しながら、とりあえずの一服のためにおさむくんはロビーに降りて喫煙コーナーに向かいました。


その時、おさむくんの目の前を、友好相手と腕を組み、まさに「友好」の表情満面でエレベーターに向かうひろしくんとただしくんに出会ったのです。ただしくんとおさむくんは軽く会釈を交わしあうだけでしたが、無邪気なひろしくんは一緒にエレベーターに乗ろうとおさむくんを手招きします。ひとりだけ友好相手のいないおさむくんにとっては一緒にエレベーターで上がるなんてとんでもないことだったので、おさむくんは手を振ってそれをいなし、複雑な気持ちでひとりタバコをくゆらせるのでした。


おさむくんがゆっくりお風呂に入り、ミニバーの青島ビールを飲みながら旅行記執筆のためのメモを書いているとき、ひろしくんとただしくんはしっかりと日中友好の活動をしていました。念には念を入れるために途中の仮眠を挟んで夜と朝の2回、交流を重ねました。


唐の国のお正月ということもあり、友好相手からお年玉をおねだりされ、目の前で財布から壱万円札を抜かれそうになるのを制して人民元を予定よりも多く渡したり、500円玉を5角という唐の国のコイン(8円相当)と交換してあげたり。はたまた、浴槽からシャワーブースまでバスマットとバスタオルで通路をつくってもらったり。狭いシャワーブースで身体を清めてもらったり。床の上で踊りを披露してもらったり。

言葉は交わせずたどたどしい筆談でのコミュニケーションでしたが、それはそれは有意義な日中友好活動となりました。


めでたしめでたし。