静岡県道263号春野下泉停車場線(はるのしもいずみていしゃじょうせん)を走行中、気づいたところがあり車を停めます。
現在地はこの辺、静岡県浜松市天竜区春野町。
春野から川根本町(下泉)方面に向かって走っていたので、通り過ぎて振り返ってという方向での撮影になります。
ここに架かる橋は「新筏戸橋(しんいかんどはし)」で「平成7年(1995年)8月完成」とのことですが、こういう山間部の迂回が難しい箇所で平成になってからの架橋なのと何より橋の名前に「新」てついているということ…となりますと…。
旧橋が存在しているというわけで、旧橋に繋がる旧道の入口がここにあります。
ていうか、既に最初から旧橋が写真に写ってます。(笑)
こちら側からだとすぐわかる旧橋ですが、春野から川根本町方面の向きだとなかなか気づきにくいようです。
…な~んて偉そうに書きはじめていますが、こちら自分で見つけたんじゃなくて、訪問先のブログで見て自分でも行けそうな場所だから見に行ってみようと思い立って見に来ただけですみません…。(^-^;
旧道の入口には「この先 車は通り抜けできません!!」て書いてあるので歩いて進んでみましょう。
旧道沿いにあるこの建物、薄っすら残る文字からして防災倉庫のようなものだと読み取った記憶があるのですが、付近には民家(というか小集落かな)があるにもかかわらずまるで廃墟のような雰囲気を纏っています。使われてるのかな?
で、旧道の方ですが最初だけは余裕で車が通れる感じだったものの先の方がちょっと怪しげ!?
廃な雰囲気を醸し出し始めました。いいね~。(^-^)
現役時代から残されたままと思われる標識が立ってるのも良い。
元画像を拡大すると、支柱に書かれているのは「静岡県」なので合併前(周智郡春野町)の県道ってことでいいですね。
車のタイヤ痕らしきものもありましたが、行けるところまで行こうと思ったのか?
ホントに通り抜けはできないんだけど…。(^_^;)
すると間もなくつり橋の主塔が現れました!
これも事前に知ってはいたものの、いざ緑に覆われた中でこの主塔がばーんと現れた時はテンション上がりました。
この主塔だけ残る橋は旧旧橋のようで、まずこちらから観察してみます。
名前はこれから登場予定の旧橋と同じ「筏戸橋」。
昭和十二年二月竣工。
対岸(現道)側の主塔は残っていなさそうだったので(実際に対岸はどの辺りだったのかわかりませんが)旧橋開通時か現橋(新筏戸橋)開通時のどちらかに撤去されてしまった(旧橋または現橋含む現道に被る位置だった?)と推測(妄想)されます。
旧旧橋と旧橋が同時に写るようにスマホの広角カメラで撮ってみました。
…続きます。