新宇佐美トンネル旧道区間を通り抜けしました。
現道の方はすぐにまたトンネルに入ります。場所はここ。
御石ヶ沢トンネル(昭和49年=1974年竣工、長さ536.1m)。
新宇佐美トンネルと場所は近くですがこちらの方が20年ほど早くに開通したトンネルで、幅も少しだけ狭そうだしデザインも昭和後半な感じです。
今までの旧道からはそのまま歩道幅で繋がってますが、現道からはチェーンで阻まれた旧道がまた右に延びているのでそちらへ進みます。
ただし今度の旧道は、事前に調べてきた限りの情報だと私の能力では恐らく途中までしか進めないです。
その「引き返す予定の場所」まで行けたらいいなと思います。
こちら側は最初から車で進入することはできません。
やはりさっきまでより荒れてます。
かなり年季の入ってそうなガードレールが埋もれるように残っています。
舗装された路面が見えてきました。
カーブの地点にはかなり錆び錆びのガードレールが残ってました。
先端の外された街灯の柱だけが残されていて、今では植物だらけの景色に溶け込んでしまってます。
目的のものはわりとすぐに視界に入ってきました。まるでギリシャの神殿みたいな建築物…洞門です。
山間部の道路(R52とか)なんかにある窓のついたトンネルみたいなやつです。
現地に名前など示すものはないようですが、「片一号隧道(片一号洞門)」という名前がついているらしく、この「片〇号」というのは一号~五号まで存在するようです。
片四号と片五号は未だ片側通行(海側に新道ができて片側車線のみ担当)ながら現役で土木遺産に指定されているそうです。(R135走ってて見たことはあるけど、交通量が多く撮っている余裕はない!)(←あ、あとリンクがPDFファイルです注意!)
こちらにも詳細?が載ってます。
でも…あれって…近づけるの?(笑)
ネットで見たのより洞門の手前が荒れているように見えます。
落石があるみたいだし、ススキが繁殖しまくってるし、洞門入口を塞ぐような位置に木が生えてるみたいです。(>_<)
でも、ここまでがんばって来たからここで引き返すの嫌だな…。(^-^;
…なんて考えながら足元をよく見ると、なんとなく獣道みたいな踏み跡が続いてる気がする…。
これは…もしかして、ここを以前に訪問した偉大なる先輩方のつけてくださった跡か?
その踏み跡かもしれないような跡を辿りながら慎重に足を進めます。
黄色くなぞった部分、電線だから危険だと思います。(新しくトンネル掘っても電柱や電線までは付け替えずに旧道を通ってることも多いような気がする…)
倒れた電柱の先に洞門の内部が見えてきたよ!
着いた!!(^o^)
手前に木とかあったりするからあまり引いたアングルで撮れないけど。(^-^;
内部は植物の侵食もなく、落石なんかもなく(洞門が仕事してる!)落ち着いてます。
とはいえ、海のすぐそばなせいか劣化は進んでいます。
それに、事前に知ってたけど内部のセンターラインは無理やり引いたような感じで、幅は1.7mに満たないらしいです。
振り返ってビックリした!!
倒れていたと思ってた電柱は、倒れてるんじゃなくて…折れてた!!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
金属製の欄干みたいな部分も外れたりしてます。
こことかヤバそう。
なんかある、そういえばここに自転車が放置されてるってネットで見た気がする。
情報通り、自転車が2台放置されてます…が、錆びまくり朽ちまくりで危うく気づかずスルーするところでした。(^-^;
片方はママチャリ、もう片方はマウンテンバイクっぽいタイプのだった…って記憶があるけど、もうどっちがどっちかわからないくらい錆びて朽ちてます。
ハンドルの形状からかろうじてこっちがママチャリで、上の写真のがマウンテンバイクっぽい方かなと推測できますが。(^-^;
…続きます。