にのちゃんとの妄想小説です。BLではありません。女性との絡みがあります。苦手な方はご遠慮ください。
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俺…そんなに舌打ちしてるか…?
全然気付いていなかった。誰にも指摘を受けたことはない。
「俺…そんなにしてるか…?」
間抜けだけど聞くしかない。だって俺自身は意識してないんだから。
でもそれを、直生は気にしていたのか…?
直生はぽつりぽつりと教えてくれた。
最初の会食。直生が階段から落ちたあの時。松本と飲みにいかせたあの夜。直生のロッカーでの出来事を聞いた時。
直生は驚くほど鮮明に覚えていた。自分が俺を怒らせたと、イラつかせたと、そう感じたのだと。
「……本当にごめん、直生……」
俺は心から詫びた。正直、その場で起きたことは覚えていても舌打ちをしたことは意識がない。
でもその時その時の俺の気持ちはいつでも同じ。自分に腹が立つ、それだった。
「会食の時は、俺の予想が甘かったから…。ちゃんと考えていればお前をあの格好で連れて行かなかった。
階段から落ちた時も、そうだ。どうしてひとりで作業させたのか、って……」
その時、ふいに直生が手のひらで俺の口をそっと塞いだ。
「……そんなに自分を責めないでください」
俺を見据える直生の瞳は慈愛に満ちて。
「アンテナを張り過ぎなくていいって…二宮さんがおっしゃいました」
そして直生はそっと手を下ろす。
その言葉にハッとした。
本当に…そうだ。俺は今まで…こんな考え方なんてしたことがなかったはずなのに。
相手が…直生だから…?
信じられない思いで俺は直生を見つめた。
直生は…ちょっと首を傾げて。
ふわっと、笑った。
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覚えてますか?二宮さんの舌打ち。
それは琥珀の 110 ⇦これは直生はしらないけどね。
それは琥珀の 112 ⇦これもちょっと違うけど
けっこうしてます(>_<)直生とお付き合いし出してからはあまりしてないですね。
今回、読み返してみて自分できゅんきゅんしちゃいました
お時間ありましたらどうぞ振り返ってみてくださいませ。