延期になっていた10月11日(木)の、振替公演に行ってきました。
座席は、半分、うまっているかなといった感じでした。実は自分も、今日どうしても抜けられない用事があって、チケットの払い戻しもできることだし、行くのをやめようかなと思ったりもしたのですが、なんとかぎりぎり間に合って、今日のリサイタルに行くことができました。そんなこともありましたが、最初のノクターンが始まった瞬間に、ああ、やっぱり来て良かったなと心から思いました。
あと、振替公演で都合がつかない人もきっと多いと思ったので、逆に今日は絶対に行かなければならないなという気持ちもありました。それから、こんなことを書くのは不謹慎ですが、ポリーニが来日するのは、これで最後になるかもしれないという可能性もないこともないという気持ちもありました。なんでも、公演の延期は、腕の疲れが取れなかったからと、一部のサイトにそう説明されていました。
最初のノクターンを聴きながら、なんとなく思ったことですが、これはかなりいい演奏なのではないかという気がしました。例えば、ショパンのピアノソナタの3番であれば、ポリーニよりもリパッティの演奏が好きでした。それからベートーヴェンのピアノソナタならグルダの演奏が好きで、ショパンのノクターンなら、サンソン・フランソワの方が好きだと思っていました。
ただ、今日の生のポリーニの演奏を聴きながら、これは、もしかしたらサンソン・フランソワのノクターンよりも、いいかもしれないと感じました。生の演奏が良かったということもそうでしたし、それよりも歳を重ねたポリーニが奏でる、なんとも言えない慈しみに満ちた演奏が心を打つように感じました。
マズルカでは、ポリーニの持ち味である、ダイナミックさと詩的な情感を感じるとることができました。さすがだなと感じました。
それから、今日はショパンというよりも、あきらかにドビュッシーの日でした。ポリーニのドビュッシーの演奏を聴きながら、どうしてポリーニは、この曲目を選んだんだろうとずっと考えていました。
そしてポリーニの演奏を聴きながら、なんとなく、ポリーニがドビュッシーの「前奏曲集第1巻」を選んだ気持ちがわかるような気がしました。
まだ、いろいろと書くことはあるのですが、長くなったので、これぐらいにしておきます。
つまらないことを書いてすみません。