10月7日のポリーニ、サントリーホールに行ってきた。
座っていた場所のせいもあるかもしれないが、今回はポリーニのピアノの音色がとても良かった気がした。
シューマンの曲は、正直、あまり聴いたことがなくて、リサイタルで演奏するので、あわてて一生懸命、家で聴いた。アマゾン・プライムで、ipad にダウンロードして、ipad で聴いたり、車や電車の中で聴いたりしていたのだが、当たり前のことだが、生の演奏は良かった。ピアノの音色が良かったと感じたのは、ipadでばかり聴いていたせいもあるかもしれないとも思ったが、いや、そんなことはない。やっぱり、ポリーニの演奏だったから、良かったんだと確信している。
今回のリサイタルで、一番、印象に残ったのが、最後のアンコールの「子守歌」のときのことだった。アンコールの曲、ショパンの「スケルツォの3番」が終わって、拍手が鳴り止まず、なんどもなんどもポリーニは、ステージに出てきて、その場にいた観客もずっと拍手をし続けていた。暗かったステージの照明もついて、もう間違いなくリサイタルは終わりだろうと思ったところ、ポリーニは突然、ピアノの前に座り、もう一曲、演奏し始めた。それが、ショパンの「子守歌」だった。会場の照明は、また暗くなり、みんな驚きと感動の中で、ショパンの「子守歌」を聴いた。なんとも言えない、感動的な瞬間だった。
また、木曜日にサントリーホールに行く予定だ。やっぱり、ポリーニは最高だ。今回は感動したというよりも、とにかく幸せな時間を過ごすことができた。いや、本当に幸せな時間だった。
追
シューマンの曲も、思いの他、良かった。