『 Chopin Scherzo No. 2 Op. 31』 Boris Berezovsky | ジョリのブログ

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 シベリアとは言わないまでも、けっこう寒い場所(国内)に引越する可能性がでてきた。まあ5パーセントぐらいの確率だが、可能性は可能性だ。もしかしたら、本当に行くかもしれない。
 しかたがないので、家にある本やら、じゃまなものを整理することにした。本は小さな古本屋の店頭に並べてあるぐらいの量がある。どの本も愛着があって捨てるにおしい。ヤフオクで売ろうかとか、アマゾンでこの本の値段はいくらだろうかと調べたりしていると、逆に欲しい本が安く売っていたりして、また買ってしまうという悪循環に陥ったりしている。

 ところで家の中を整理していたら、2000年にパリに行ったときのパンフレットみたいなものが出てきた。ルーブルの近くで、ショパンのコンサートを聴いたときのパンフレットだ。オーストラリア人の友達と一緒に行ったのだが、このピアニストのことが、けっこうずっと気になっていた。その時、いい演奏だと、わりと感動したからだ。
 オーストラリア人の友達は、このピアニスト、たいしたことないと言っていたが、僕はいいと思った。
 そんなに近い席じゃなかったから、はっきりと見えたわけではないが、まだ若くて、美男子風のピアニストだった。強いタッチで弾くピアノだったことを覚えている。
 ルーブルの会場で演奏するぐらいだから、きっとそこそこ名の知れたピアニストなんだろうと思っていたが、名前なんかはすっかり忘れていた。が、今は便利な世の中になって、グーグルで検索してみたら、彼のことが出ていた。
 名前は、ボリス・ベレゾフスキー。やっぱり、そこそこ出世していた。というか、去年、日本に来日していたし、来年も来ることになっているらしい。全然、知らなかった。

 そのときのパンフレットには、マズルカとスケルツォを弾いたと書いてあった。ところで、僕が覚えているのは、それらの演奏じゃなくて、アンコールで弾いたショパンのピアノ・ソナタの3番だけだった。当時の僕は、リパッティが弾くピアノ・ソナタの3番を死ぬほど聴いていて、この時も、アンコールはピアノ・ソナタの3番をやって欲しいなと思ったら、まさにそれをやってくれたわけだった。そして、その演奏が、かなり良かった。正直、感動した。


 この人の音楽性については、つべこべ言う必要はないだろう。聴けばわかる。まだ未完成だったりするところがあるかもしれないが、自分は昔初めて聴いたときの印象と同じように、素直に、けっこう好きだと感じた。

 もし北国に引越していなければ、2013年11月20日、東京オペラシティでやるリサイタルに行きたい。もし聴くことができれば、13年ぶりということになる。