スタッフのモチベーションを上げる
取り組みの1つ【中抜け】について記事にします。
他の業種に比べ、サービス業全般の就業時間は
【長い】傾向にあります。
実働を見れば、平均より若干少な目と
見られがちですが、
サービス業に見られる【中抜け】(休憩時間が3もしくは
4時間)を考えると、
どうしても割に合わないのです。
いくら公には認められているとは言っても、
感覚的に【中抜け】はある意味【拘束】です。
【中抜け】を解消するには、【マルチタスク制度】を
導入する事がポイントだと考えます。
【マルチタスク】とは、就業時間を中心に考え、
就業部署を1つに限らず、複数の業務を兼任
する事です。
それにより、【中抜け】を極力減らし、業務効率を
良くすることが可能となります。
ホテルで言えば、
・7:00~11:00までレストラン【朝食サービス・スタッフ】
・11:00~12:00まで(休憩)
・12:00~16:00まで【ハウスキーパー・スタッフ】
あるいは
・14:00~17:00(フロントチェックイン・スタッフ)
・17:00~18:00(休憩)
・18:00~23:00(レストラン・スタッフ)
アバウトですが、この様な勤務体系が
考えられます。
スタッフ全員が【マルチタスク・スタッフ】に
なる事は難しいかもしれませんが、
常に【中抜け】を強いられるスタッフの
モチベーションをあげる事、
多方面の業務を行うことができるスタッフが
1人でも増えることが、企業のメリットと考えます。
ただし、
【マルチタスク】は、忙しい時に、
他部署から応援に来る【ヘルプ】とは違います。
【マルチタスク】の導入は【顧客価値】を創造
するためにも必要と考えます。
どうしても、セクションに分かれてしまうと、
考えや行動が“分断”されがちになるため
目に見えない情報が“共有”されない場合が
あるのです。
【お客さま】と【時間】の流れは必ず
沿った形で業務を変えていく必要があります。
施設全体を通して、ニーズ・価値を把握することが、
魅力的な商品・サービスの提供を可能にするのでは
ないでしょうか。
【マルチタスク】が定着することで、
差別化されたサービスの提供、
価値創造の仕組みが出来上がります。
是非チャレンジしてください!