なぜ「勉強は楽しい」と連呼するのか

こんにちは。
府中・京王線沿線の家庭教師、戸田朝海です。

今、７歳の男の子を見ています。
そして、一緒に書き取りの宿題をするんですが
この子がまた、ひらがなが大好きで
それは楽しそうに宿題をするんですよ。

「ぼく、“わ”って書けるよ！」
「ほら見て、“あ”っていう字、得意なんだよ！」

と、何かと得意げに見せながら
本当に楽しそうに言葉を覚えているので
こちらも、見ていてとても楽しいです。

この子に限らず、低学年あたりまでは
楽しく勉強している子が多いです。

できれば
この気持ちのまま
高学年にも、中学生にも
進んでいってもらいたいな～
と思う私です。

そのためにも
「すごいね！」
「やったね！」
「がんばったね！」
などの「やる気ワード」を多用して
「楽しい」を育てていきたいです。

「勉強って楽しいよね！」

と、私はこのブログの中でも
しょっちゅう書いていますが
リアルでも、よく口にしています。

「この問題楽しいね！」
「これ面白いね～」
「こういうの解けるとすっごく嬉しいよね！」

それはもう、ウザいほど
口に出して言います。

何故か？
と言いますとね、

子どもって、大人の言葉の影響を
すごく強く受けるからです。

「宿題は大変」
「計算なんて面倒くさい」
「理科は難しい」
「暗記ものは嫌になる」

こういうメッセージを受け続けていると
やっぱりどこかで
「そうか、大変なのか」
「勉強って難しいのか」
「面倒くさそうだな」
「途中で嫌になるものなんだな」
こういうイメージが
いつの間にか刷り込まれてしまいます。

それくらい
子どもは素直ですし
基本的に、子どもは大人の言葉を
「正しいこと」
として聞いています。

ですから、実際にはそう思ってなかったとしても
あんまりネガティブな言葉を聞かされると
「自分の方がおかしいのかな？」
そう思って、知らないうちに
大人の言うことに自分を合わせてしまうことも
あり得ます。

しかも
これってどうも
その大人に対する好き・嫌い
は、あまり関係ないようです。

「あの先生嫌ーい」
と言っていながらも
その先生の考え方の影響はしっかり受けている
ということも、実は結構あります。

ですから
大人は子どもの前での発言は
気を遣わなくてはいけない
ということでもありますし
「何を言うか？」
は、とても大事なことだと思います。
それが、そのまま
その子の勉強観に繋がってしまうわけですからね。

ということで
私は生徒さんの前では積極的に
「勉強は楽しい！」
と繰り返し発言しているわけです。

「楽しい」
というイメージをもって始めるのと
「難しい」「大変」「嫌だ」「面倒」と
ネガティブなイメージをもって始めるのでは
ずいぶん違いますからね。

仮に、他の大人がそういう
ネガティブなメッセージを送っていたとしても
一人くらい「楽しい」という人がいることで
「勉強が楽しいと感じる人もいるんだなー」
と、考えに「幅」を持たせられれば
それでOKなのです(^_^)v

あ、ちなみに
発言者の好き・嫌いは関係ない
と書きましたが

やっぱり、好きな人の意見は
強く印象に残りやすい傾向にはありますよ。
（嫌いな人でも影響は受けるんですけど）

ですから特に、
担任の先生とか、親御さんとか
生徒さんにより近い場所にいる方のイメージが
やはり最も強く影響しやすいかと！
（これは、表面上いくら反抗していようが、関係ありません）

だからやっぱり
親御さんの言葉や考え方って重要だな～
と思うわけです。

こんなこと言うと
プレッシャーかもしれませんが(^_^;)
でもやっぱり
お子さんに一番つよく影響を与えられるのって
「親」なんですよね。
（「先生」としては、悔しいところもあります）

「子は親の背中を見て育つ」
って、こういうところからも感じられますね。
「子どもに何を言うか？」
結構、大事ですよ～

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