さて、前回のエントリでも書いたとおり、私の課題は文法強化と並んで、ボキャブラリを増やすことです。

そこで先日、本屋でたまたま見つけて買ったのが『スペイン語基本単語速習術』です。

単語系だと、ひたすらスペイン語の単語とその日本語の意味だけを並べた本もあるのですが。。
それでは覚えられる気がしません。

この本のよいところは重要な動詞と、頻出単語をいろんな法・時制の文章に仕立ててあるところです。
(つまり、全くの初心者の方には向きません)

文章を声にだして読みつつ、実際にそのシーンをリアルに思い浮かべながら覚えることで、ただの単語羅列よりは圧倒的に覚えやすく、また使える状態で覚えられると思います。

実は昨年、記憶法のセミナーに参加したのですが、人間の脳は、映像と一緒に覚えると、早く記憶し、かつ忘れないそうです。
特に、衝撃的な映像と一緒がよいそうです。

なので、たとえばこの本のP.44、gustarの項に

Me gustaría viajar por España y ver campos de girasoles.
(私はスペインを旅行してひまわり畑を見たいものだ)

とありますが、ここで鮮烈なひまわり畑をできるだけ詳細にイメージします。
自分が実際にスペインを旅して、ビビッドな黄色の畑の中にいるところを想像します。

ついでに「ひまわり畑 スペイン」で画像検索してイメージ化を助けるのもよいと思います。

ってやってると、ほんとにスペインに行きたくなってきました(笑)。

他に、「こんな風にして単語数を増やしているよ!」とかよいアイデアあればコメントいただければ幸いです。

語学の習得は、基本的には
・文法を覚える
・単語、熟語を覚える
・会話の練習をする
の3つをバランスよく組み合わせていくしかないですよね。

私はブラっと中南米に出かけて実地訓練(会話の練習)ばかりしているので、

・文法がてきとー

・知っている単語、使える単語が偏る


という弊害がモロに出ております(笑)

ということで、久々に文法の本を買ってみました。

コレ
Spanish Grammar (Barron's Grammar Series)
です。

とってもコンパクト(B6サイズ)で安いのに、スペイン語文法がひととおり網羅されています。

最初から読んでいくというより、「ええっと、、接続法ってどういうときに使うんだっけ?」と思ったときに調べるようなときに重宝しています。
英語で書かれていますが、語学の教科書で使われる英語はシンプルなので、英語に苦手意識が強くない人なら問題ないと思います。(日本の英語教育では文法用語を英語で習わないので、そこだけは辞書で調べて覚える必要があります)
スペイン語に出会ったのは1994年の3月、今からもう17年も前のことになります。

当時、大学4年だった私は、大学を1年さぼって貧乏旅行で世界一周をくわだて、まずは英語を勉強しようとイギリスのSouthamptonという港町にある英語学校に通い始めました。

Southamptonのホームステイ先に、同じ学校に通うMartaというバルセロナ出身の女の子がいまして、面白半分でスペイン語を教えてもらったりしたのがきっかけです。

さて、若いのが勝手に自国語を教えあうことになると、まぁ当然、下品な言葉から覚えることになるわけでして。。(笑)

私が初めて覚えたスペイン語(Martaから教えてもらったわけですが)は

Esto es un atraco! La bolsa o la vida! Todo el mundo al suelo, coxx!
(俺たちは強盗だ!命が惜しければ金をよこせ!てめーら全員、床に伏せろ、この×××どもが!)

という、とんでもないモノでした。
(最後のcoxxは。。あえて書きません)

翌日、英語学校で他のスペイン人の友人に出会うたびにこのセンテンスを叫び続けたのは言うまでもありません。

さて、英語学校にはたくさんのスペイン人生徒がおり、私と同じクラスにはCharoというものっすごいかわいい子がいました。
で、Martaに「"I love you"はスペイン語で何というんだ?」と聞き、Charoに会うたびに"Te quiero mucho!"と言うようなアホなことをしておりました。

でも、それだけだと会話も続かないので、Charoと仲良くなりたい一心で、本屋でスペイン語教本(当然、英語版です)を購入し、勉強し始めたのでした。

私は大学では第二外国語としてフランス語を選択し、3年間も勉強した(はい。2年では終わらなかったんですね。。)のですが、全くモノになりませんでした。
だって興味なかったですし、モチベーションもなかったですから。

一方で、確かな目的があったスペイン語に関してはメキメキひらめき電球覚えることができました。

やっぱりモチベーションこそ語学学習の最大のポイントですね。