日商簿記1級に合格され、これから公認会計士の受験を検討されている方から、ご質問を受けました。
1級の商会と会計士・短答の財務会計、および1級の工原と会計士・短答の管理会計はどれくらい重なっているのか、というテーマです。
従来より、日商簿記1級は公認会計士の登竜門的なイメージがありまして、会計士の素養があるかどうかを計るのに、まずは1級を目指してみよう!みたいな受験相談の流れになる事も多かったですね。
最近、両方の試験を受けた専門学校の講師の方にも話を聞いた印象なども加えて、両社の関連性についてお話ししてみました。
具体的には、会計士短答の管理会計は、1級工原でかなりカバーできるのではないか、いっぽう会計士短答の財務会計は1級商会よりも更に広さ・深さがあるため、それなりに追加の学習は必要だということになります。
とはいえ、1級レベルで85点以上取れる実力があると、会計士短答への距離が近づいてくると言う気がします。