教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、教師の体罰に関する記事です。
宮城県教育委員会は18日、顧問を務めていた運動部で、部員に「死ね」などの不適切な発言や体罰をしたとして、中学校の男性教諭(24)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。
県教委によると、教諭は昨年11月~今年10月、男女の部員約40~50人に対し、日常的に「くたばれ」「くそ」などの発言を繰り返した。男女2人には、太ももを蹴るなどの体罰もした。
今年10月、部員の保護者から県教委に連絡があり発覚。教諭は調査に「相手の気持ちを考えていなかった」などと話しているという。
県教委はほかに、中学校の複数の生徒に「ばか」「クソガキども」などの発言や、平手打ちなどの体罰をした男性教諭(55)を減給10分の1(3カ月)、小学1年の男子児童の頭や頬をたたくなどした男性教諭(61)を戒告の懲戒処分にした。
引用元:運動部員に「死ね」発言、体罰も(2017.12.18)
熱心な部活動だと、どうしてもこういう問題が起こりがちですよね。昔と比べればはるかに減ったとは言え、それでもまだ定期的に発見される当たり、根深いものを感じます。
しかし、これだけ体罰への目が厳しくなり、肩身の狭い思いをしている先生たちが大勢いる中で、日常的に堂々と暴言や体罰をできる先生の感覚には恐れ入ります。それに対して、罰する側もたかだか減給10分の1(つまり90%は支払われる)で終わるあたり、子供たちには厳しいくせに、問題教師には何とも優しい世界です。
なお、部活動への外部講師の導入が進もうとしていて、先生たちの負担を減らす意味では素晴らしいことですが、実は一方でこういった問題が増える心配もあります。
どうしても、そのスポーツなどが好きな熱い人が来やすいですし、部活を通じて、生徒ではなくむしろ自分の自己実現をしたいと願う困ったタイプも紛れ込みがちです。
何しろ、教室や部活動は一般の感覚で想像できる以上に閉鎖空間です。上の事件はバレてしまったから処分されただけで、バレさえしなければ何をやっても分かりません。実際に、上の事件も「昨年11月~今年10月」の間のどこかの時点で異動にでもなっていたら、闇に葬られていたことでしょう。
それに、ぬるいとは言え懲罰もあれば、その後の世間の目などもある先生たちと違って、外部講師の立場だと、仮にバレたところで、せいぜい辞めさせられるくらいで、受けるダメージはさらに少ないです。
生徒たちに道徳の授業を強制するよりも前に、教える側にこそ道徳の授業が必要なのかもしれませんね。
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