「子どものつまずきを知るための」定期テスト必勝法④ | ●子どもの通信簿に愕然としたら
定期テスト必勝ステップを扱っています。

ステップ1 
出題が予想される事項を整理する

ステップ2 
整理した情報を覚える

を解説しています。

成績が取れていない子の場合、このどこかにつまずきがあります。

>>必勝法①からはこちら


今回はステップ2です。

ステップ1でテストに出そうな情報が整理されました。

この下準備ができたら、あとは、その情報を覚えていくことになります。

覚え方にもいろいろな方法があるわけですが、ここでは、単純で結果の出る方法を確認しておきます。

それは、

繰り返し

です。

よく聞くことだとは思いますが、重要です。

勉強が苦手、点数がとれないという子の多くは、繰り返しが少ないのです。

1回、せいぜい2回程度でしょうか。

しかし、「覚える」ことを目標にしている場合、これでは足りないことがほとんどです。

ところが、子どもは、自分の好きなことでは結構な繰り返しをしていたりします。

代表的なのは、ゲームです。

クリアするまでに、何度も何度も繰り返していたりします。

ゲームの経験があれば(別の経験でももちろん良いのですが)、お子さんは、繰り返しで結果が出せることがわかっているはずなのです。

もちろん、ゲームの制作では、繰り返しが起こるように、そしてそれによってクリアができるように設計がされています。

諦められてしまうゲームは、失敗作にもなりえるからです。

勉強においては、この繰り返しを自分でやる必要があります。

でも、勉強になると繰り返しができなくなる・・・。

原因は、ステップ1です。

ステップ1とは、試験にでそうなことについて、「自分なり」の整理をする、ということでした。

繰り返せない場合、単純に、繰り返しに見合うような整理整頓ができていないのです。

ポイントは、自分に都合がよいように整理できているか、ということ。

自分が繰り返したくなるように、整理しておく。

この下準備が、成績を取るコツです。


今回はステップ2がテーマなのですが、最後はステップ1に戻ってきましたよね。

これも大事な視点でして、ステップ1と2は、単純に時系列に分類したわけではなく、優先順位としても、ステップ1の優先度が高いことをお母さんの目線で知っておいていただきたいのです。

すなわち、多くの場合、優先順位の高いステップ1でつまずいています。

整理整頓が、文字通りコツなのです。


さて、これまで

定期テスト必勝ステップとして

ステップ1 
出題が予想される事項を整理する

ステップ2 
整理した情報を覚える

を扱ってきました。

お母さんとしてのあなたは、まずはこうしたフレーム(枠組み)を知っているだけで、お子さんの様子を分析できると思います。

もし成績がとれていないのであれば、お子さんがどこでつまずいています。

とくに、ステップ1です。

一連の記事をチェックする際の助けとしてくださいね。