お母さんが知るべきダメ塾の特徴① 教えようとしない | ●子どもの通信簿に愕然としたら



2学期が始まったからか、最近、チラシにも塾のものが多いです。

こんな感じ↓



こういうものを見ると、焦る方もいらっしゃることでしょう。

〇〇君が塾に行った、〇〇さんは、夏期講習を頑張っていた、みたいな話があったりしますからね。

ですが、あなたのお子さんにとって、ほとんどの塾は、役に立ちません。

なぜなら、行っても、成績を上げてくれないからです。

そうしてそういうことになるのか、ダメな塾の特徴について、いくつか記事を書いておきます。

今回は、根本的な問題点である

教えようとしない

ことについてです。

「塾が教えないって、そんな話があるの??」

というあなたには、読んでおいていただきたいです。


試験対策塾の目的は、端的に言えば、試験で「点数を取らせる」ことです。

(その試験も、定期試験であったり、入試をはじめとする実力テストであったり、いろいろですが、さしあたり、一般的な試験をイメージしてください。)

では、試験で点数を取るために、何をしなければならないのでしょうか。

それにはまず、その試験で出題されうる事項について、最小限の知識を持っていることが必要ですね。

だから、試験対策をうたう塾の仕事は、生徒にその知識を「持たせる」ことになります。

ここで大事なことは、塾側の達成条件が、現に

「持たせている」

という状態であるべきだということです。

ダメな塾は、このことがわかっていません。

知識を「伝える」だけ。

そして、「こっちは伝えたからな、お前がやらなかっただけだぞ」と逃げます。

結局、塾の仕事が中途半端なんです。

これは、「教える」のとは違います。

「教える」とは、相手に変化を生まなければなりません。

試験対策でいうなら、生徒に必要な知識を「持たせる」ところまで、やる必要があります。

このことは、生徒もよく理解しておく必要があります。


一方で、あえて「教えない」形態もあります。

たとえば、スタディサプリは、月額980円とリーズナブルですが、「伝える」ことに特化していると見ることができます。

これは、試験対策の一部を代行して、あとは、生徒が自分でやる、それが前提になっています。

ゆえに、価格も安いのです。

ということは、伝えるだけの塾に数万も払うのは、提供される価値とのバランスがおかしい可能性があるので、注意が必要です。

数万円を払うのであれば、「教えてくれる」塾に投資しなければなりません。


そもそも塾は、実はかなり無理筋な教育環境です。

一人の講師が、何人もの生徒に「教える」ことは、難しいからです。

それができる講師は、優れた講師と言い得るわけですが、そんな先生が、世の中にどれくらいいるのでしょうか・・・。

ゆえに、世にある学習塾のほとんどは、教えることをあきらめて、伝えるだけにとどまっています。

伝えるだけなら、誰がやっても、ほとんど変わらないので、学生バイトの先生が毎年コロコロ変わります。


いずれにせよ、教えようとしない塾にお子さんを通わせて、高いお金を払うのは、もったいないことです。

塾通いを検討している場合は、慌てずに、良い塾を探してくださいね。

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