目
先日 目や口など体の一部分を撮影してというお客さんが来たときに
撮った目の写真を加工してみました
目の中に何をいれようかと考えた結果
パリで撮った墓地の写真をいれてみました
パリの墓地にはいろんな彫刻があるのです
スタジオサラ五反田
昔の写真です
それは 少女の後姿と海といった よくあるタイプの写真。 この日は 朝から小雪が舞う肌寒い日で 前夜の酒が少し残ってたこともあり ぼくは車の後部座席に体をうずめ 流れる景色をぼーっとながめていた。1度ホテルに戻ろうかと思ってると急にあたりが暗くなった。右の窓には大きな堤防が長い間 流れていた。 ぼくはなんだか堤防に上って海を見たくなった。 潮風と雪からカメラをまもるためにカメラをビニールでおおい レンズだけビニールから出し堤防の一番上に上った時に飛び込んできた風景がこの写真である。 ぼくはシャッターを1枚きった後 寒さも忘れ少女の後姿を ただただながめていた。写真を撮った事や何に使われる可能性があるかなど説明しなくてはいけないのだが 少女の後姿に声をかけると少女の世界を壊してしまいそうな気がしたのと 堤防から見渡す限りぼくと少女以外にはだれもいない 時が止まってしまったかのようなこの風景にひたっていたかった。少女だけの世界にぼくは偶然迷い込み 唯一の目撃者となったのだ。 何十分経っただろう 少女が振り向いた。 ぼくがカメラを少し上にかかげ会釈すると 堤防に上ってきてくれた。 ルーズソックスに泥のついた運動靴 首にはチェック柄のマフラーを巻き 田舎の純朴なかわいらしさをたずさえた少女がそこにいた。 「学校は?」 「テストだったんで 早く終わったんです」 「いつも1人で海にくるの?」 「お気に入りの場所なのでいつも来るんですけど...いつもは彼とくるんです...でも昨日の夜 電話でけんかしちゃって...」 少女がその後 仲直りしたのか 別れたのかは知らない。 もう10年も前の話。
スタジオサラ五反田
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