ステューディオ2アーキテクツ MEMO 2025 -10ページ目

フラットBアネックス

アトリエ夕景


フラットBアネックスは打ち合わせや設計作業につかう離れです。

正面の高窓がひな壇の庭に面していて半屋外のような雰囲気になっています。

トイレは左の中庭にはいって右奥にあります。


玄関トイレ棟


中庭の擁壁の上部には、テントが張られていますが、プリーツ加工することで、明るく風や空を感じられるようになっています。

お打ち合わせの折はぜひ体験して見てください。

ビッグコミックスペリオール

図版提供した「匠三代 深川大家族」の連載が始まりました!


深川大家族


第一話は、家族が思い出深い下町に戻ってきて計画の相談にいくところまでです。


がしかし、いきなり建て主さんの娘はシングルマザー、年の離れたご主人は認知症になってしまいました(泣)


家族を再び幸せにするために、どんな建物が建つのやら、期待は膨らむばかりですね(笑)


3話完結ですので、中身はコンビニで!



Timberize TOKYO 2020

一昨日は青山スパイラルガーデンで開催された木造の展覧会「Timberize TOKYO 2020」の最終日で、展示の一部に出品していた構造模型の引き取りがてら、夜の表参道へ。


メインの展示は、東京五輪の施設をすべて木造で想定して、大学の研究室が中心になってつくった競技施設の模型やパネルで、イベント用のスタンドとしてつくられたモックアップは、スチールのブレースを組み合わせてなかなかスマートなスケルトンとなっていました。


また、100ほどの建築家の実例模型が密度高く並べられていて、私も「RIDGE」の屋根架構の模型を手直しして出展しました。


これからは、ますます日本の経済産業とエコロジカルな観点から、森林資源を活用することが求められる時代になってきます。木質パネルや集成材といった工業製品の防火性能や強度は、格段に進化しつつあって、昔ながらの木造住宅や古民家だけではなくて、近未来に向けた都市木造を考えていくことが重要です。


木造展1

木造展2

新しい椅子

新しいアトリエ用に入手した新しい椅子


marni


フレームと脚は異形鉄筋で、座面はビニルロープで編まれています。


海の家にありそうなサマーベッドの材料なのですが、見た目が美しいだけでなく、座ったときの心地よさは、驚くばかりです。


イタリアのマルニ社が、南米コロンビアで日常的に利用されている安価な椅子をデザインしなおして、現地の元囚人たちに製作を委託、世界中に販売するというコレクション MARNI 100 CHAIRS です。


よいデザインが経済的な価値を生み出して、それが、コロンビアの囚人の社会復帰にもつながるという成熟したコンセプトに共感して購入したものです。


ビニルチューブの弾力性のある座面。


異形鉄筋の脚の微妙なゆらぎ。


座ったときに首筋に背もたれのエッジがあたる感触。


お打ち合わせにこられたときはぜひお試しください。

DVD鑑賞記録 夏休み編

夏休みに見た映画DVDは息子は計48本。


ぜんぶ付き合いきれません。。


自分では絶対借りないけど見たら面白かったものは


◎ハングオーバー シリーズ


◎ギャラクシー・クエスト


自分も見たくて借りたものでよかったものは


◎ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ


◎ネブラスカ


◎アドベンチャーランドへようこそ


見直してよかったものは


◎ゴッドファーザー シリーズ


◎2001年宇宙の旅



見なくても良かったものはかかない。



匠三代 深川大家族

先日のブログで書いた小学館ビッグコミック・スペリオールの連載漫画「匠三代」に向けてつくったリフォームプランのその後。


担当の編集者にも気に入っていただき、早速、9月28日発売号から3回にわたって連載に登場することになりました。当然のことながら実際の工事より迅速です。


http://big-3.jp/bigsuperior/rensai/takumi/index.html


この夏から、タイトルが「匠三代 深川大家族」となって、ますますパワーアップだそうです。 


本当の建て主さんと久しぶりにお話する機会があり、漫画の題材になることを楽しみにしてくださっていました。


かつて、東京ビッグサイトを水商売モノの漫画に使って、東京都からお叱りをうけたことがあるそうですが、これに関しては、家族がなかよく暮らすための家作りの話ですから、みんなで楽しめる作品になるのではないかなと思います。


ただ、けして、匠三代の工務店が設計しそうな建物でない(笑)ところが気になりますが、読む人はそこまで気にしないんでOKなんだそうです。


どんな建物が登場するかは、まだ内緒ですが、連載をどうぞお楽しみに!

夏休みの宿題

すっかり遅くなりましたが恒例の夏休み宿題(高二息子)

◎英語長文問題集20日分×2回

◎数学Ⅱ問題プリント
◎数学B問題プリント
◎古典敬語プリント

◎読書感想文又は創作(先生の課題リストから選ぶ)枚数制限特になし
◎世界史プリント数枚

◎研修旅行レポート


以上が必須


以下は自主課題

◎英語リスニングテキスト

◎単語暗記

◎英語構文テキスト

◎英語文法問題集復習
◎数学任意夏期講習前の自習プリント
◎数学問題集

◎古典問題集

◎漢文問題集

◎世界史予習

◎文化祭屋台たこ焼き自主練


自主課題は夏休み前から継続して2学期に続くって感じです。


あるリフォームのしごと

私たちが設計・監理してすでに竣工した住宅の間取りを、あらためて新たな家族構成にあわせて変更するという作業をしています。


どんなご家族かというと、永く東京の下町に住んできた初老の夫婦で、二人の子供は独立し、いったんは都心のマンションに終の棲家をと考えたけれど、やはり人情味あふれる下町に戻る決意をしたとのこと。


娘は離婚して小さな子供がひとり。息子はいまだ独身で、漫画家を目指してフリーターをしている。というわけで、また、みんなで楽しく一緒に住む家にしたい!


施主のプライバシーをこんなふうにブログに書いていいのかというと。。。


じつは、小学館ビッグコミックスペリオールの連載「匠三代」のなかで建てる住宅として、若干の間取りの変更ができないかという話なのです。


というわけで、原作者や編集者の想定する家族に合わせて、間取りを変えるわけですが、普通でないのは、漫画だから、建物も敷地も都合よく広げてもいいこと(笑)


とはいえ、空間的な魅力を失わないように気をつけながら、ようやく、出戻り娘と孫とフリーターの寝室ができました!


家族みんなで仲良く暮らせるいい間取りになっていると思います。


連載が決まりましたら告知しますので、どうぞご期待ください!



匠三代





ワークテーブル

新しいアトリエのために本箱の背板につかった1200×2400ミリのランバーと同サイズのテーブルを新調しました。


基材は背板と同じラワンランバーコアですが、その表面にモビンギのツキ板を貼りました。


写真は、ウレタン塗装をしている途中のものです。


ウレタンクリヤーを塗って90分待って、研磨してまた塗る。これを3回ほど繰り返すと、徐々にユニークなモアレ模様が浮き立ってきます。


ツキ板1

ツキ板2

高尾の現場から

背後のお稲荷さんから現場を見下ろすと、高尾に住まうことの意味は瞭然という気がします。


上棟


というわけで、長閑な周辺の山並みを楽しむため檜の櫓をつくっています。


軒の高さが制限されているから、床の厚さを最小にするために、105×105ミリのヒノキの角材を連続して敷き並べて、前後からスチールロッドで引っ張って緊結させています。


ヒノキとはいえ、天井も床も仕上げが必要がないから、結果ローコストになりますし、無垢だから、階下の断熱や防音にもなります。


正直、仕上げ材ではないから床面には多少の不陸が生じると思いますが、骨太な浮づくりの櫓といったところでしょうか。


ひのき床