1978年、冬。
僕は大学で経済学と平行して中国語も専攻しているのですが、七月に検定試験があるので現在中国からの留学生の子に家庭教師をしてもらっています。
で、その子が、どこまで中国語が上達したかテストしよう!というので先日一緒に観たのが『1978年、冬。』です。
実は僕は前日の夜から当日の朝まで友達と15時間ぶっ通しで麻雀をしていて、頭の上をイーソーの鳥がチュンチュン鳴きながら飛び回っている様な状況だったのですが、
「日本語の字幕読んじゃ駄目だよ☆」
なんて無邪気な上海ハニースマイルを見せられたら僕はもう
「も・・・もちロン、そのツモりです・・・。」
と答えるしかないのでした。
しかし、この映画、なかなかどうして素晴らしかったです。
原題は「西幹道」。1987年の中国の田舎町に住む兄弟と、北京からやってきた美しい娘の物語です。
小学生の弟はいじめらっれ子で、絵を描くのが好きですが両親からは勉強だけに専念しろと言われる毎日。
17歳の兄は、仕事をいつもサボり、一人でラジオ造りに熱中して周りから馬鹿にされています。
兄役の男が、(台湾歌手の周杰倫+松山ケンイチ)÷3といった感じのヌボーっとした風貌で、ドン臭いのも演技じゃないんじゃないかと思いました。
映画は、西幹道を走る列車のシーンで始まります。その雰囲気だけで、暗く活気の無い町だと分かります。
そんな町に北京から美しい娘が越してきます。
都会的な香りのする彼女に周杰倫ケンイチ男は一目で恋に落ち、ヘビーなストーカーとなります。
(冒頭に、彼が安食堂で出される餃子を持参のフォークとナイフで食べたり、自作のラジオで外国の音楽を聴いたりするのですが、これが彼の、洗練された文化への憧れを表す複線となっている様です。)
そんな野暮で田舎臭いストーカー男に、当然彼女は嫌悪感を示すのですが、後に男の優しさを表す出来事が幾つか起き、最終的に二人は恋仲になります。
しかし閉鎖的な田舎町、また戦時中という事もあり、人々は二人の仲を知った途端激しいバッシングを始めます。
そして少しの時が経ち、男は入隊し戦地に赴き、そして・・・、というお話。
まず、一番良かったなと思ったのが、全体を通して非常に淡々と進んでいる所です。
「ぐるりのこと。」もそうですが、僕はCGバーン!効果音ドーン!みたいな朝青龍みたいな映画よりも、余計な演出を省いた春日錦の様な地味な映画の方がずっと好きです。
男が戦地でどう変わったのかは、彼が家に宛てた一通の手紙を弟が読むそのワンシーンでしか語られません。
また、ネタバレになりますが、男は結局、無言の帰宅、という結果になるのですが、それも突然、あくまであっさりと描かれます。
でも、この映画はあくまで、何も起こらない田舎町「西幹道」を描いた作品で、外の世界で何が起ころうともそこに生きる人々には分からない話であり、監督の描き方は素晴らしいと思いました。
最初は堕落した生活を送る兄を軽蔑する弟ですが、戦地で国の為に散った兄に対する心情の変化が丁寧に上手く描かれていて、胸を打ちます。
映画は、冒頭と同じ列車のシーンで終わります。
この田舎町では毎日が同じ事の繰り返し、まるで監督がそう言っている様でした。
決して楽しい話ではありませんが、丁寧に作られた佳作だと思います。☆4つ!
あ、ちなみに中国語は結構聞き取れました!
やっぱり前日の徹麻が吉と出たんだな、うん、2万円勝ったし人生オモロー!!!
☆☆☆☆★
youtubeの動画ってこういう風にしか貼り付けられないんですか?不便。
で、その子が、どこまで中国語が上達したかテストしよう!というので先日一緒に観たのが『1978年、冬。』です。
実は僕は前日の夜から当日の朝まで友達と15時間ぶっ通しで麻雀をしていて、頭の上をイーソーの鳥がチュンチュン鳴きながら飛び回っている様な状況だったのですが、
「日本語の字幕読んじゃ駄目だよ☆」
なんて無邪気な上海ハニースマイルを見せられたら僕はもう
「も・・・もちロン、そのツモりです・・・。」
と答えるしかないのでした。
しかし、この映画、なかなかどうして素晴らしかったです。
原題は「西幹道」。1987年の中国の田舎町に住む兄弟と、北京からやってきた美しい娘の物語です。
小学生の弟はいじめらっれ子で、絵を描くのが好きですが両親からは勉強だけに専念しろと言われる毎日。
17歳の兄は、仕事をいつもサボり、一人でラジオ造りに熱中して周りから馬鹿にされています。
兄役の男が、(台湾歌手の周杰倫+松山ケンイチ)÷3といった感じのヌボーっとした風貌で、ドン臭いのも演技じゃないんじゃないかと思いました。
映画は、西幹道を走る列車のシーンで始まります。その雰囲気だけで、暗く活気の無い町だと分かります。
そんな町に北京から美しい娘が越してきます。
都会的な香りのする彼女に周杰倫ケンイチ男は一目で恋に落ち、ヘビーなストーカーとなります。
(冒頭に、彼が安食堂で出される餃子を持参のフォークとナイフで食べたり、自作のラジオで外国の音楽を聴いたりするのですが、これが彼の、洗練された文化への憧れを表す複線となっている様です。)
そんな野暮で田舎臭いストーカー男に、当然彼女は嫌悪感を示すのですが、後に男の優しさを表す出来事が幾つか起き、最終的に二人は恋仲になります。
しかし閉鎖的な田舎町、また戦時中という事もあり、人々は二人の仲を知った途端激しいバッシングを始めます。
そして少しの時が経ち、男は入隊し戦地に赴き、そして・・・、というお話。
まず、一番良かったなと思ったのが、全体を通して非常に淡々と進んでいる所です。
「ぐるりのこと。」もそうですが、僕はCGバーン!効果音ドーン!みたいな朝青龍みたいな映画よりも、余計な演出を省いた春日錦の様な地味な映画の方がずっと好きです。
男が戦地でどう変わったのかは、彼が家に宛てた一通の手紙を弟が読むそのワンシーンでしか語られません。
また、ネタバレになりますが、男は結局、無言の帰宅、という結果になるのですが、それも突然、あくまであっさりと描かれます。
でも、この映画はあくまで、何も起こらない田舎町「西幹道」を描いた作品で、外の世界で何が起ころうともそこに生きる人々には分からない話であり、監督の描き方は素晴らしいと思いました。
最初は堕落した生活を送る兄を軽蔑する弟ですが、戦地で国の為に散った兄に対する心情の変化が丁寧に上手く描かれていて、胸を打ちます。
映画は、冒頭と同じ列車のシーンで終わります。
この田舎町では毎日が同じ事の繰り返し、まるで監督がそう言っている様でした。
決して楽しい話ではありませんが、丁寧に作られた佳作だと思います。☆4つ!
あ、ちなみに中国語は結構聞き取れました!
やっぱり前日の徹麻が吉と出たんだな、うん、2万円勝ったし人生オモロー!!!
☆☆☆☆★
youtubeの動画ってこういう風にしか貼り付けられないんですか?不便。

