The Last Lecture
間髪入れずに書きます。
今日読了した、『The Last Lecture』(Randy Pausch著)。
著者は僕が通うカーネギーメロン大学の教授です。
大学では、「The Last Lecture Series」と銘打たれた企画が
一時期あり、何人か選ばれた教授達が
「もしこれが最後の授業だったら、生徒達に何を伝えたい?」
というのがテーマで、講演をするというものでした。
そのスピーカーの一人に選ばれたのが著者でしたが、彼は
これが最後の授業と「想像」する必要はありませんでした。
何故なら、彼は重い膵臓癌を患っていて余命数ヶ月と宣告
されていたからです。まだ47歳の若さでした。
数週間後、彼はステージに立っていました。
観客達は、死を数ヶ月後に迎えた男がどんな話をするのか、彼にどんな態度を向ければいいのか、分かりかねていました。
そんな観客を見回した後、彼はニッコリ笑い、こう言いました。
「全然、悲壮感にくれていなくて、ごめん。がっかりさせちゃったかな。でも、不思議な事に心身ともに最高の気分なんだ。ほら、こんなこともできるよ!」
彼はいきなりステージ上で腕立て伏せを始めました。
一瞬の沈黙の後、スタンディングオベーションで喝采を送る観客。さぁ、「最後の授業」の始まりです。
余命数ヶ月の男が、生徒に向かって、そして残される家族に向かって送った最後のメッセージは、「死ぬこと」ではなく「生きること」についてでした。
この、『The Last Lecture』は彼が自分の運命を受け入れてからの記録、また、自分の幼い子供達へ残した「いかにして夢を叶えるか」という教えを、本に纏めたものです。
一冊通して、希望と自分の家族や周りの人間への愛に溢れています。
言葉では表す事のできない著者の強さを感じます。
(見にくいですが、今年の五月の卒業式に サプライズで
出席したPausch教授。卒業生、在校生に夢を持つことの
大切さを語ってくれました。ゲストスピーカーの
アル・ゴア氏よりもずっと沸きました。)
ニューヨークタイムズの啓発本ランキングで数週間にわたりベストセラーを記録しており、多くのアメリカ人の心を掴んでいるこの本ですが、日本での訳書が出て、多くの日本人が読むことを望みます。
啓発本、というジャンルにカテゴライズされていますが、これは別にテクニックやくだらない人生観について書かれたものではありません。
死にいく父親が自分の子供達に最後に残す、「生きることの素晴らしさ」のエッセンスが詰め込まれた物です。
今日、この瞬間、彼はまだ生きています。
彼と家族に残されたわずかな時間が素晴らしいものであることを願って止みません。
最後に幾つか本書から彼の言葉を紹介したいと思います。僕の稚拙な意訳ですが。
"We cannot change the cards we are dealt with, just how play the hand"
( 僕らは配られたカードを変える事はできない、全ては自分がそのカードでどう戦うかだ。)
"your critics are often the ones telling you they still love you and care about you, and want to make you better"
(あなたにあれこれ言う人は、あなたをまだ愛していて、気にかけてくれて、より良い人間にしようとしてくれる人だ。)
"The brick walls are not there to keep us out; the brick walls are there to give us a chance to show how badly we want something. The brick walls are there to stop the people who don't want it badly enough. They are there to stop the other people!"
(困難は、あなたを打ちのめす為にあるんじゃない、あなたがどれだけ「それ」が欲しい、達成したいか気付かせてくれる為にあるんだ。困難に負ける人は、それだけの思いがなかった人だ。困難はそういう人達を止める為にあるんだ!)
また、卒業式で彼が言った素晴らしい一言。あの瞬間の感動を僕は忘れません。
"you don't beat the reaper by living longer, you beat the reaper by living well, by living fully"
(病気に勝つっていうのは、長く生きるという事じゃない。しっかりと生きるということ、生き抜く、という事なんだ。)
もし興味がある方はこのリンクから彼の「最後の授業」が観ることができるので是非ご覧下さい。
Randy Paush "Last Lecture"
今日読了した、『The Last Lecture』(Randy Pausch著)。
著者は僕が通うカーネギーメロン大学の教授です。
大学では、「The Last Lecture Series」と銘打たれた企画が
一時期あり、何人か選ばれた教授達が
「もしこれが最後の授業だったら、生徒達に何を伝えたい?」
というのがテーマで、講演をするというものでした。
そのスピーカーの一人に選ばれたのが著者でしたが、彼は
これが最後の授業と「想像」する必要はありませんでした。
何故なら、彼は重い膵臓癌を患っていて余命数ヶ月と宣告
されていたからです。まだ47歳の若さでした。
数週間後、彼はステージに立っていました。
観客達は、死を数ヶ月後に迎えた男がどんな話をするのか、彼にどんな態度を向ければいいのか、分かりかねていました。
そんな観客を見回した後、彼はニッコリ笑い、こう言いました。
「全然、悲壮感にくれていなくて、ごめん。がっかりさせちゃったかな。でも、不思議な事に心身ともに最高の気分なんだ。ほら、こんなこともできるよ!」
彼はいきなりステージ上で腕立て伏せを始めました。
一瞬の沈黙の後、スタンディングオベーションで喝采を送る観客。さぁ、「最後の授業」の始まりです。
余命数ヶ月の男が、生徒に向かって、そして残される家族に向かって送った最後のメッセージは、「死ぬこと」ではなく「生きること」についてでした。
この、『The Last Lecture』は彼が自分の運命を受け入れてからの記録、また、自分の幼い子供達へ残した「いかにして夢を叶えるか」という教えを、本に纏めたものです。
一冊通して、希望と自分の家族や周りの人間への愛に溢れています。
言葉では表す事のできない著者の強さを感じます。
(見にくいですが、今年の五月の卒業式に サプライズで
出席したPausch教授。卒業生、在校生に夢を持つことの
大切さを語ってくれました。ゲストスピーカーの
アル・ゴア氏よりもずっと沸きました。)
ニューヨークタイムズの啓発本ランキングで数週間にわたりベストセラーを記録しており、多くのアメリカ人の心を掴んでいるこの本ですが、日本での訳書が出て、多くの日本人が読むことを望みます。
啓発本、というジャンルにカテゴライズされていますが、これは別にテクニックやくだらない人生観について書かれたものではありません。
死にいく父親が自分の子供達に最後に残す、「生きることの素晴らしさ」のエッセンスが詰め込まれた物です。
今日、この瞬間、彼はまだ生きています。
彼と家族に残されたわずかな時間が素晴らしいものであることを願って止みません。
最後に幾つか本書から彼の言葉を紹介したいと思います。僕の稚拙な意訳ですが。
"We cannot change the cards we are dealt with, just how play the hand"
( 僕らは配られたカードを変える事はできない、全ては自分がそのカードでどう戦うかだ。)
"your critics are often the ones telling you they still love you and care about you, and want to make you better"
(あなたにあれこれ言う人は、あなたをまだ愛していて、気にかけてくれて、より良い人間にしようとしてくれる人だ。)
"The brick walls are not there to keep us out; the brick walls are there to give us a chance to show how badly we want something. The brick walls are there to stop the people who don't want it badly enough. They are there to stop the other people!"
(困難は、あなたを打ちのめす為にあるんじゃない、あなたがどれだけ「それ」が欲しい、達成したいか気付かせてくれる為にあるんだ。困難に負ける人は、それだけの思いがなかった人だ。困難はそういう人達を止める為にあるんだ!)
また、卒業式で彼が言った素晴らしい一言。あの瞬間の感動を僕は忘れません。
"you don't beat the reaper by living longer, you beat the reaper by living well, by living fully"
(病気に勝つっていうのは、長く生きるという事じゃない。しっかりと生きるということ、生き抜く、という事なんだ。)
もし興味がある方はこのリンクから彼の「最後の授業」が観ることができるので是非ご覧下さい。
Randy Paush "Last Lecture"

