出張撮影専門 スタジオたいとう です。
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主力業務は遺影用の肖像写真撮影
産まれてくる準備は自分ではできないけれど、亡くなる準備は可能です。
永遠に残る「遺影」として、ぜひ若くて元気なお姿を撮らせてください!!
さて本日は、若くはないけど現代でも十分楽しめるカメラのおはなし。
OLYMPUS OM-2
オリンパスOM-2は1975年に発売された電子制御式の一眼レフカメラ。
世界初の「TTLダイレクト測光方式」が採用されました。
絞り優先オートとマニュアルで撮影できます。
TTLダイレクト測光とは、露光中にフイルム面の反射を測る方式です。
他メーカーの絞り優先AE機では露光直前の光量でシャッター速度を決定するので露光中の明るさの変化には対応できません。
OM-2なら露光中の光を測る方式ですから、露光中に明るくなれば早めにシャッターを閉じ、暗くなればシャッター速度を遅くして、リアルタイムに対応可能できるのです。
実際は高速シャッターではシャッター幕が全開しないため、シャッター幕の反射を測ることにもなり、この対策でシャッター幕にフイルムの反射率に合わせるための模様が印刷されています。
ただ、この理想的にも思える仕組みのTTLダイレクト測光方式が裏目に出て、長時間露光中にちょっとしたライトの影響を受けてシャッターを閉じてしまうようなこともあります。
もちろん、ほかのTTL露出計同様に条件によっては適切な露出補正が必要です。
左肩にあるスイッチはオート/オフ/マニュアルを切り替えるもの。
オート時はファインダー内にシャッター速度が表示されます。
なお、ここがオフになっていてもシャッターボタンを押せば内蔵露出計が働き、絞り優先AEで撮影できるようになっています。
このときのシャッター速度は1/15〜1/1000秒で、低速は誤操作での電池消耗を防ぐため使えなくしたようです。
低速が使えなくともシャッターチャンスに強い、ありがたい機能だと思います。
マニュアル時のシャッター速度は、ボディのマウントまわりにあるリングで設定します。
他メーカーのカメラに慣れていると戸惑うかもしれません。
オリンパスのOMシリーズは小型軽量で、ボディ2台とレンズ数本を用意しても同等のニコンやキヤノンのセットよりもコンパクトです。
私としてはニコンやキヤノンの最上位機種と比べて存在感や迫力が足りなく思えることもあるのですが、それは撮影する写真にはまったく関係のないこと。
大きくて重たいカメラが好きな私も、真面目に写真を撮るなら体の負担にならないOMシリーズを選ぶのが賢い選択というものなのではないかと、たまに真面目に考えます。
余談ですが、写真のOM-2に装着している28mmは「M-SYSTEM」のレンズです。
OM-1の名称が「M-1」だった時代の製品で、OM表記のレンズよりは少ない品だと思います。
でも絞りの動きがイマイチで安価で売られていました。
いちど絞られると戻りが悪いけど気にしなければ問題なく使えます。
得した気分です。
出張撮影専門 スタジオたいとう (東京都台東区)