Leotax K | 出張撮影 スタジオたいとう ☆東京都台東区

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メイン業務は遺影用の肖像写真撮影。

還暦記念のプレゼントにもおすすめします!!

 

 

と宣伝したところで本日もカメラのお話しです。

 

 

Leotax K

 

レオタックスKは1950年代のレンジファインダーカメラです。

昭和光学精機株式会社の製品。

上位機種にはレオタックスFがあります。

 

 

F型はシャッターがT・B・1〜1/1000秒。

50mm F3.5付きで3万8500円。

 

K型はスローシャッターと1/1000秒が省略されて同レンズ付き2万6000円。

 

 

当時の価格差は大きかったのどろうと思いますが、最近の中古価格ではFでもKでも安く売られて、あまり金額差はないようです。

むしろFが多くてKを見かけるほうが少なく感じます。

おそらくFのほうが入手しやすいでしょう。

 

レオタックスファンならShowa Optical Worksの刻印が付いたタイプを狙うのも良いと思います。

 

 

 

私は今から15〜20年くらい前に中古で購入しました。

K型を探したわけではなく、安いレオタックスを探していた時期に出会ったカメラが「K」でした。

 

返品不可の品を2万円弱で購入し、試し撮りしたらピンボケだらけ‥。

自分がミスした可能性も考えてじっくりテストしても、結果はピンボケ。

雑誌で紹介されていた個人でカメラ修理をしている元レオタックス社員の方に修理していただきたくて、雑誌の記事を頼りに電話してみると、なんとその方はすでに亡くなっておりました。

その方に修理してもらいたくてレオタックスが欲しかった私は、会ったこともないおじいさんの死を悲しみながら、壊れているレオタックスKを持って、浅草の修理名人を訪ねたのでした。

 

浅草でカメラを診てもらいながら話を聞いていると、驚いたことに、亡くなった方のところから分けてもらったパーツがあるとのこと。

不思議な縁を感じつつ修理を依頼して帰りました。

 

余談ですが、約束の修理仕上がり日に受け取りにいったら修理できておらず、終わったら電話をくれると言ってくれたのに全然電話がなく、様子を伺いにお店に行ってみたら「あれ、どうした? まだ取りに来てなかった?」とか言われ、ようやく持って帰ってテストするもピンボケで、2回目に修理依頼に持って行ったらその場で調整してくれて、それで直りました。

一般企業の対応がこれならクレーム必至でも、下町の修理屋さんだと面白く感じられるから不思議です。

この体験から、クラシックカメラの修理はユーザーと職人の共同作業なのだと教わりました。

 

いろいろ思い出深い私のレオタックスK型です。

 

 

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