出張撮影専門 スタジオたいとう です。
東京都台東区を中心に活動中!
仕事柄、カメラマン以外の方から機材購入の相談をされることがあります。
最近では特に「単焦点レンズ」に興味を持つ方が多いですね。
そこで、重要な情報をひとつ。
単焦点レンズはズームできません!!
これは詳しい方にとってはあたりまえの話。
しかし、えっ!? と驚かれる方も少なくないようです。
驚いたあなたは単焦点レンズを買う前に、その世界を疑似体験してみましょう!
デジタル一眼レフをお持ちの方ならこのようなレンズをお持ちだと思います。
写真のレンズはニコンの18〜55mm。
単焦点ではなくズームレンズです。
例として、「35mm」の単焦点を欲しいとしましょう。
35mm単焦点を体験するために、ズームレンズのズームリングを「35」の数字に合わせます。
そしてズームリングをテープで止めます。
これで「35mm」の「単焦点レンズ」を使っているときのように撮影できます。
なお、このときピントリング(ピント合わせで動く部分)を止めてしまうとピントを合わせられなくなるので要注意。
この状態で、試しに身の回りのものをたくさん撮影してみてください。
大きさ(写る範囲)が変えられなくて不便だと思いませんか?
単焦点レンズは、ズームレンズのように写る範囲を簡単に変えられません。
大きく写したければ被写体に近づく、広い範囲を写したければ後ろに下がることが必要になります。
おおまかに分けると、広い範囲を写せるレンズが広角、写る範囲が狭い(=遠くのものが大きく写る)レンズが望遠です。
そして、それぞれに「単焦点レンズ」があります。
自分にとって何mmの単焦点レンズが使いやすいのかを考えないまま、値段やサイズだけで選んでしまうと、後で使いづらくて後悔することになるかもしれません。
ですので、上の写真のような感じでズームリングを固定する位置を変えながら、いろいろ試してみてください。
単焦点レンズ購入時はカメラとレンズをお店に持って行き、自分が良いと感じたズームリングの位置を店員さんに伝えましょう。
それに近いレンズを店員さんが教えてくれるはずです。
開放F値についてはあまり気にせず、予算で買えるものを選んで良いでしょう。
お金があるなら明るいレンズを。
開放F値の数字が小さいほど「明るいレンズ」と言われます。
ちなみに、私が個人的におすすめしたいレンズは単焦点レンズではなく、開放F値がF2.8固定の標準ズーム。
手振れ補正が付いていれば最高ですが、無ければ無いでも良いかと。
単焦点レンズよりも実用的で、かなり役立つレンズだと思います。
あと、単焦点レンズなら何でも被写体に接近して撮れる(接写できる)と勘違いされている方も多いようです。
被写体に近づける距離はレンズごとに違います。
接写が得意なレンズは主にマクロレンズと呼ばれます。
たまにしか接写しないならフィルターのようにレンズ前に装着するタイプの「クローズアップレンズ」という物もあり、たぶんそちらのほうが安上がりです。
無駄にお金を使わずに楽しい写真ライフを!!
ついでにもうひとつ。
レンズフードの使い方。
↓このように使っている方が結構いますが…
正しくはコレ↓↓ 撮影時はこうして余分な光の侵入を防ぎます!!
以上です。
追記:こちらもぜひご覧ください。
単焦点の代わりにズームレンズ 2021.8.30
出張撮影専門 スタジオたいとう (東京都台東区)
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