出張撮影専門 スタジオたいとう です。
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ブログは仕事と関係なく古めなカメラの話題ばかりです。
仕事では基本的にデジタル一眼レフを使用していますのでご安心を。
本日のテーマはこちら。
Nikon F4
ニコンF4は1988年に発売されたオートフォーカス一眼レフカメラ。
F3まではマニュアルフォーカスで、モータードライブは内蔵されていませんでした。
一気に進化した感じもありますが、F4は実に古風なスタイルのカメラでもあります。
シャッタースピードや露出補正など、電源OFFでも設定状態が目視できるダイヤル式です。
巻き戻しクランクもあります。
静かな場面では手動で巻き上げることもできて便利。
自動巻き戻しも可能です。
電源は単3電池4本。
縦位置レリーズボタンを装備したバッテリーパックも用意されていました。
そのバッテリーパックによって名称が変わり、ハイパワーバッテリーパックMB-21付きが「F4S」、マルチパワーバッテリーパックMB-23付きが「F4E」です。
思い起こしてみると、なかでもF4Sが一般的だったように感じられます。
最初にどのタイプを買っても、バッテリーパックを買い足して交換すれば結果は同じことなので、ユーザーにとってはありがたいシステムでした。
カメラのトップカバーを「軍艦部」と呼びます。
過去にはそう呼んでいたと言ったほうが良いのでしょうか。
考えてみると久しく耳にしていない言葉です。
個人的にF4に関しては「軍艦部」という言葉を使いたくなります。
F5になると戦艦らしさはありません。
私が初めてF4を買ったのは18歳か19歳のとき。
カメラ店でアルバイトしていて、溜め込んだバイト代で購入しました。
当時の私は、プロカメラマンになるのだからニコンの最上位機種が必要だと信じていたのです。
F4を買うことは自分自信を一歩前進させることでした。
その決意して購入したF4は、いろいろ活躍しながらも、仕事が無いカメラマンの飲み代として質に流れることに。
もったいないことをしました、
若気の至りというやつです。
現在のF4は、それから20年近く経ってから買った2代目。
あまり使うことはないけれど、なんだか手放しづらいカメラです。