目に見えない世界のことはまったくわからないのですが、占いやオカルト話はエンターテイメントの一種として楽しむタイプのstudio FLEXのカメラマン、ハルです。
最近「新月のおまじない」というのを耳にして、月ごとに異なる星座が影響してると知りました。8月3日の獅子座の新月について解説しているブログをいくつか読んだら、これがなかなか面白かった。
獅子座の季節
すっごく大雑把に言うと、今年のこの時期は「獅子=王者としての人生を歩みだすとき」なんだそうで、キーワードは「勇気」「輝き」「創造」「不屈」「遊び」「自己実現」とか。
秋以降に大きな実りを呼び込むには「自分の心の底から湧いてくる喜びに忠実に生きること。誰かの都合に合わせることなく、自分の意思と責任で自分のための世界を創造すること、同じ想いの仲間と出会うこと」みたいな話があって、それがすごく魅力的に感じたわけです。
なんか昔から「獅子座」って憧れなんですよね。
まぁ、それはそれで新月のおまじないとか真面目にやるわけでもなく、ただの雑学的に面白がっていたのが、7月の下旬。
で、迎えた8月3日は水曜日。レディースデーなので映画を見に行きました。
庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」。
語りたいことは山程あるんだけど、とりあえず私がいちばん感動したのは、物語のはじめの方に出てくるこの言葉。
俺は好きにした。お前たちも好きにしろ。
作中ではある人物の遺した謎の言葉なのですが、映画を見終わると、まさにこの言葉こそが作品のテーマなんじゃないかと思わされました。うわああああ庵野監督ったらめっちゃやりたい放題じゃんよ!と。
こんなの「叶わない夢はない」って言ってるようなもんじゃないか。個人の趣味とセンスを究極に突き詰めると、こんなにも人の心を動かす傑作ができるのだなぁ。
たぶん、というか、間違いなく、獅子座の新月のことが頭になかったら、まったく違った感想になっていたと思います。でもホント、痛快すぎて笑いが止まらない。
そして、その3日後、8月6日には嵐のコンサート「Japonism Show in ARENA」を見に長野へ行きます。いやぁ、我ながらよく当たったものだ。生の嵐を見るのは2013年のアラフェス以来。
そこで今度はこんな問いかけを受けます。
今をどう生きる?
「Japonism Show in ARENA」感想
「Japonism Show in ARENA」は去年のドームツアーがベースになっていて、オープニングムービーも共通のものです。その中で出てくるのが「今をどう生きる?」という言葉。
ドームツアーは行けなかったけど、ムービーの内容もこの言葉もTwitterで流れてくるファンの感想で知っていました。
でもさ、知ってたけど、この流れでこの言葉に出会うとちょっと震えるね。ぞくぞくするね。なんか、ものすごい壮大な伏線の回収に遭遇した気分になったね。えー!ここに繋がってんの!?みたいな。
身も蓋もないこと言っちゃうと、今の嵐にアリーナ・ツアーなんて誰も求めてなかったはず。そりゃドームより小さな会場で、近くで見たい人はたくさんいるわけだけど、どっちかと言うと「ドーム公演の日数を増やして、チケット難をなんとかしてくれ!」っていう声のが多かった。
興行収入としても、スケジュール的にも、本人たちの負担にしても、やったほうが良い理由なんてひとつもないことは発表された段階でわかっていた。
ではなぜアリーナ・ツアーをやったのか?
嵐がやりたいと思ったから。
それ以外の意味は何一つ見つからない。これが何かしら「日本でor世界で初めて○○を実現」みたいなトピックがあれば、大人の事情を勘ぐることもできるけど、それすらないんだもん。
実際、パンフレットのインタビューでもメンバーが異口同音に「自分たちがやりたかった」と言っているしね。そうですかそうですか。それじゃあやるしかないですね。
To be, or not to be
「シン・ゴジラ」と「Japonism Show in ARENA」を立て続けに見て、本当に好きなことをやるってこういうことかと見せつけられたような気持ちになって、それと同時に「やりたいことをやる」ために、どれほどの努力と労力を熱情が必要になるのかを考えて、ものすごく重たい気持ちにもなりました。
そりゃ、才能とか運とかも必要だろうけど、それだけでできることじゃないのは、さすがにわかる。っていうか、運や才能やお金や人脈があったって、そう簡単にできることじゃない。失敗なんかしたら膨大な損害と人々の非難が待っている。でも彼らはやりとげた(嵐のアリーナツアーはまだ最後の公演地が残ってるけど)。
ああ、あと「シン・ゴジラ」と「Japonism」は伝統の継承という意味でも共通してんですよね。いや、ほんと、面白い。
さて、こうなると当然「自分はどう生きるのか?」「自分にはそこまで努力と熱情を打ち込めるものがあるのか?」という話になるわけで、正直あんなの見ちゃったら「うわームリムリ!めんどくさいしおっかないし、一般人にはムリっすわー!」って思う。
思うのは山々なんだけど、あんまり面白かったので、ついうっかり「うん!わかった!好きにやってみるよ!」と言いたくなってしまうワタクシもいるわけで……。
片や怪獣映画、片やアイドルのコンサート。
まったくもって面白い季節に面白い作品に出会ったものです。
