一級建築士の悩みごと -20ページ目

レバーハンドル

設計上の意図があり、既製品の建具ではなく、オーダーで建具を造ることがよくあります。
建具の素材やデザイン、機能性を考えて、製作図を書きます。

ここで、時々問題になることが。
建具の厚みによっては、レバーハンドルや丁番、シリンダーなどの金物がどのメーカーを探しても、ほとんどありません。

厚さ30㎜~せいぜいが42㎜までが金物の対応している厚みのようです。
厚くても、薄くても、制約があります。

オーダーでモノを造ろうと思っても、付随する金物までは中々オーダーできません。
どこまで、こだわるか?
予算と睨めっこをしながら、悩むところです。

陽当たり

「陽当たりのいい家にして欲しい。」

住宅のプランをする時に、必ずと言って良いほど言われることです。
しかし、これが漠然とし過ぎていて、難しい課題です。

方位を考え、陽を入れたい部屋の優先順位を付けていきます。
その上で、部屋のレイアウトを考えていくのですが、こだわり過ぎると、動線が変なことになったりします。

明るくしたいからと言って、窓をたくさん取ればいいというものでも、ありません。
生活をする上では、壁も必要です。
例えば、カレンダーや時計を掛けたり、後で買い足した箪笥を置いたりすることも考えられます。

窓だらけの明るい部屋も、作り方を間違えると住みにくい家になってしまいます。

中幅H形鋼

昨年の建築基準法の改正以後、マンションなどの計画をしていて感じることがあります。
柱スパンと階高を考慮して、経験値で大体の柱・大梁の大きさを想定して、計画を進めていきます。
ラフのプランニングが出来た段階で、構造担当者と打ち合わせを行い、意匠と構造の考え方のすり合わせをします。

今までなら、大体、柱・梁ともに1サイズの範囲内で、予想通りに構造計算が仕上がりました。
しかし、改正後は、予想よりも1サイズどころか、細幅H形鋼が中幅に変わることもあります。
というよりも、ほとんどが中幅になってしまうような感覚です。

意匠的な納まりなども考え、1サイズぐらいの余裕を見ていても、その範囲を超えて大きくなることも、あります。

同じ建物で、ここまで構造材のサイズが違ってくると予算にも大きく影響します。
構造材のサイズ・アップと鉄材の高騰のダブルパンチで、計画が思うように進みません。

景気対策とともに、改正基準法の影響も、もう一度見直して欲しいと思います。