ツーリング~5日目~
3/31 神戸⇒明石⇒姫路⇒赤穂⇒備前⇒瀬戸内⇒岡山駅
<走行距離155km 平均時速 15.8km >
4:00起床
かなり眠ったため、眠気や疲労感はまったくない。
お風呂で足のストレッチをしてから、5:00出発。
膝の痛みが昨日より和らいでいる。筋肉痛も昨日の休息によってかなり弱まっているし、お尻の痛みも大分マシになっている。これなら少しは進めそうな気がする。膝の痛みが昨日と同じレベルに達したら近くの町に泊まることにして、それまでは膝に負担をかけないようにして進んでいこう。
神戸から明石に入ったとき、ちょうど日の出を迎えた。明石海峡大橋を見たときは感動して思わず涙が出た。3日目あたりから涙もろくなっている気がする。どういうリクツで涙が出るのかよくわからないけど、こういうのは理屈じゃないと思う。動物としての自分が、何かに共鳴しているのだと思う。
姫路に入ったあたりで膝の痛みが強くなってきたため、海沿いで小休止。少しでも上りが続いたり、路面状況が悪かったりすると膝の痛みが強くなるので、走り方にはとても気を遣った。休憩のあともすぐにはこぎ始めず、歩きながらストレッチをするなどして、膝に負担をかけないようにした。
備前市まではほぼ平地だったのが救いだった。備前市から峠道が始まったが、急な坂では無理をしないようにした。膝は相変わらず痛いけど、昨日よりは全然マシな状態が続いている。
この日は天気がよく、とても気分よく走れた。やっぱり天気って大事だ。膝が痛かったり、途中でペダルが壊れたりしたけど、天気がいいと何とかなると思える。これまた理屈じゃないんだろうなぁ。
今日は50kmくらいしか進めないと思っていたのに、気がつけば150km以上も進んでいた。よく分からないけど朝より今の方が膝の状態が良くなっている。途中で一度膝の腫れたところから血が出てきたけど、それと何か関係あるのだろうか?とにかく痛くなければこっちのものだ!岡山市に入った時には18:30をまわっており、雨も降っていたのでここに泊まることにした。ご飯を食べて洗濯をし、明日のルート確認をして21:00就寝。
朝の三ノ宮駅
神戸に来たのは初めてだったけど、山あり海ありで、とても綺麗な場所だった。
横浜とはまた違った情緒がある。
播磨灘の朝焼け
朝7:00頃ペダルが壊れた。自転車屋が始まるまではこのままこぐしかない。
30kmくらいこのままでこいだ。ペダルも壊れるんだから膝が壊れるのも当然だと妙に納得。
踏切付近での交通事故 電車も車もすべて止められていた。どうやら電柱に突っ込んだようだ。ガラス片を踏まないように気をつけながら、渋滞をすり抜ける。
日本にはこんな素敵な町もあるんですね
室津湊
海が見えるとついシャッターを押してしまう
道の駅ならぬ海の駅
海産物が並び、平日でも多くの人で賑わっていた。
赤穂駅前 義士の像が建てられている
備前市日生(ひなせ)から見た瀬戸内海
海が穏やかで天気がいいと幸せな気分になる
4200円で夕食・朝食付きだった。安くて感動
ツーリング~4日目~
3/30 大阪⇒尼崎⇒芦屋⇒神戸
<走行距離25km 平均速度4km >
4:45起床 5:30出発
朝起きた瞬間、左膝の異変に気がつく。赤く腫れていて、少しでも曲げると激痛が走る。これは昨日の峠越えがかなり効いている。昨日同様に湯船でストレッチをしてみるが効果なし。それでも、自転車に乗っている内に何とかなることを期待して出発した。
朝のこぎ始めは痛いものなので20分ほど我慢してこいでいたが、どうしても我慢できなくなり自転車を降りた。こんな痛みは初めてだ。6時前なので医者もやっていない。本日の目標は倉敷市だったけど、この状態で200km近くこぐのは不可能だ。
まったくペダルをこげないまま、早朝の街を何とか歩く。膝が曲げられないので、歩くスピードも周りの人と比べてかなり遅い。下り坂に来た時だけ自転車に乗るが、左膝が痛すぎて少しもこぐことができない。右ひざはそれほど痛くないので、自転車に乗りながら右足だけで地面を蹴って進んだりした。
尼崎市に入った辺りで、真剣にリタイアしようか考えた。こんな状態では、自転車に乗るどころか日常生活さえままならない。膝がどういう種類の炎症を起こしているのか分からなかったし、後遺症が残るような怪我をしているのではないかとも考えた。
しかし、ここでツーリングをやめて、数日後に体力が完全回復した後に、「あの時もっと頑張れたはずだ」とは思いたくなかった。いまこそが踏ん張り時なのだと自分に言い聞かせた。あと5日間でどれだけ進めるかは分からないけど、徹底抗戦を決意する。
とりあえず今日は自転車をこぐことはできないので、朝からチェックインできる宿を探す。携帯電話で24時間営業の宿を探すと、三ノ宮にスーパー銭湯があった。カプセルホテルと銭湯がある施設で、ここなら昼からでもチェックインできるし、早朝出発の前に風呂でストレッチもできる。目的地が決まると少し元気が出たが、フラフラと歩く自分は何かの敗残兵のようだ。こんな歩き方をしている人なんて誰もいない。
三ノ宮駅にはお昼頃到着した。25kmを進むのに6時間以上かかっていた。この数日間の疲れと膝の痛みで、お昼なのに一刻も早く眠りたいと思った。風呂に入ってご飯を食べると、そのまま翌朝まで眠り続けた。自分でもよくこんなに寝れるなと感心するくらいぐっすり寝た。夜に一度起きて膝の調子を確かめたけど、それほどよくなっている感じはしなかった。しかし、いまできる一番のことは、ひたすら眠ることだろう。
朝の出発前の風景 昨夜買っておいた牛丼を食べた。
ルートを確認したり、荷物を整理したりすると結構時間がかかる。
朝の武庫川
ジョギングコースが広めに整備されていて、街のど真ん中にあるものの、とても環境のいいところだ。
3日ぶりにタイヤに空気を入れる。600km近く進んだので結構空気が抜けていた。
店員さんがとても親切だった。
ツーリング~3日目~
3/29 名古屋⇒四日市⇒亀山⇒伊賀⇒木津川⇒四条畷⇒門真⇒大阪(20:30)
<走行距離 173km 平均時速 14km>
4:30起床 5:30出発。すっかり朝型になっている。
朝は太ももの筋肉が凝り固まって動かないので、15分ほど湯船につかって足を温めストレッチをする。温泉に入った直後は筋肉が動かしやすいことを知ったので、この旅行中は毎朝湯船でストレッチをするようになった。
まだ暗い道を、四日市目指してこぎ始める。ひざがいちいち痛くて嫌になるが、他のことを考えて気を紛らわす。
鈴鹿市に入ると風が強くなってきた。これから峠道が始まるので、コンビニで携帯食を購入。コンビニの店員さんに「鈴鹿峠はキツいですよ~」と脅されながらもエールをもらい、向かい風の中をせっせとこぐ。チェーンの油がきれてきたため、キーキーなって気が散る。風がどんどん強くなり、風にあおられてガードレールに2回激突した。突風であおられている時に後ろからダンプカーなどがくるとさらにあおられて危険なため、でこぼこで走りにくくても歩道を走ることにした。
亀山市に入り峠道に差し掛かると、雪が降ってきた。風が強いため吹雪になる。近くに避難できそうな店がなかったので、草むらの中に避難。まさか雪が降るとは思っていなかったので、かなりテンションが下がる。風が強くて中々進まないことや、路面が凍結しそうなこと、膝の痛みが強くなってきていることなど次々と不安要素がでてきたので、これはイカンと草むらの中で大声で歌をうたい、コンビニで買った団子を食べてお茶を飲んだ。「雪見だんごもなかなかオツだなぁ」と無理やり風流ぶっていると、意外なほど心が落ち着いてきた。そのうち雪もやんで太陽が出てくれた。
この日はほとんど平地はなかったと思う。何十キロもアップダウンが続き、トンネルをいくつもくぐった。寒くても上りでは汗をすごくかくので、体を冷やさないようにすることと水分をきちんととることに注意した。
山道では音楽を聴きながら走ったが、音楽にはとても元気づけられた。体の限界と心の限界とでは心の限界が先にくることが多いが、音楽には心の限界値を高める働きがあると思う。音楽をつくる人たちは多くの人々に元気や勇気を与えていて、すごく社会貢献していると思った。お笑いでも芸術でも、便利という基準では測れない大切な役割をしているのだと、ひとり山道の中で実感した。
130kmほど走って大阪府に入った時は、「これで峠道はおわりだ!」と勝手に安堵していたが、まだまだ坂道が残っていた。特に四条畷市~門真市までは思いのほか坂道が多い。道幅が狭く交通量が多いので、坂がきつくても自転車を押して歩くスペースがない。長い上り坂を休みなしで上りきるのは結構きつかった。
大阪に入ってからしばらくすると膝の痛みが激しくなり、足を曲げた時のズボンの締め付けさえも耐えられなくなった。みぞれが降る中、道端でスパッツを脱ぎ、カッパだけはくことにした。気温は2℃だったのでスパッツをはかないと寒かったけれど、寒さよりも痛みが上回った。
清滝峠を越えて薄暮のなかに大阪の街並みが現れたとき、感動して涙が出た。疲れと寒さと痛みが、心の状態をいつもと違うものにしていた。元気な状態だったらこんな気持ちにはなれない。
大阪駅についた時には20:30を過ぎており、何をするのも面倒になった。ビジネスホテルにチェックインして、ボロボロの姿のまま定食屋で食事を済ました。膝の状態がかなり悪化しているため明日しっかりと走れるか不安に思ったが、深く考える余力も残っていなかった。風呂に入り22:00頃就寝。
名古屋での夜明け 夜明けは一日で一番素晴らしい瞬間だと思う
庄内川からの風景 遠くに中京工業地帯が見える
いざ鈴鹿峠へ 晴天だが風が強い
亀山市にて 雲行きがあやしくなってきた
百円均一でチェーンオイルを買い、油をさした。
峠に入って間もなく、雪が降り始める
雪と風が強まる。左側の木々が大きくしなっている
風雪を避けるため、前方の草むら(細い電柱が立っているあたり)に身を隠した
急に晴れる いやー、良かった良かった。
亀山市から伊賀市へ こんなところじゃ忍者も生まれるわけだ
峠を上りきると、不意に池が現れた。なんだか気分が良くなった
伊賀市での一風景 まだまだ山道は続きそうだ
夕方には2℃まで下がった 春なのに・・・
木津川に到着 大阪まであと40kmだ
四条畷市 道幅が狭くトラックが多い上に坂道。自転車にとっては厳しい道だった。
ツーリング~2日目~
3/28 静岡駅⇒掛川⇒浜松⇒豊橋⇒岡崎⇒名古屋(18:00)
<走行距離 178km 平均時速18km >
4:30起床。5:15出発。
まだ暗い街を国道1号に沿って進む。何だかペダルが昨日より重いなぁと思ったら、緩やかな登り道になっているようだった。しばらく進むとトンネルが。ということは峠道だ。早朝からの峠はキツい。。
さっきまで手がかじかむほど寒かったのに、峠を登り始めるとすぐに汗が出る。峠がすぐに終わることを祈りながら、えっちらおっちらペダルをこぐ。
静岡は大きな川が多いので、川を渡るたびに癒された。海もいいけど、川もいい!ただ、ほとんどの橋は中央に向かって上りになっているので、それが結構キツイ。
最初は遠くに見える茶畑の景色を楽しんでいたが、いざ茶畑地帯(山の斜面)に突入すると、景色を楽しんでいるどころではなくなった。勾配が急で上り下りが非常に多い。下りでは60km/h近いスピードが出てかなり怖かったけど、ブレーキをかけるのがもったいなくて勢い任せに進んだ。坂が急な所では、1時間くらい自転車から降りて歩いた。まともに登っていたら後半の体力が持たないということは、昨日の秦野~御殿場で思い知らされた。ここはとにかくひざと太もものパワーを温存しておく。
掛川を通過し磐田に入ると、平坦な道が多くなった。距離を稼ぐためにせっせと自転車をこぐ。平地って素晴らしい!朝9時に本日2回目の朝ごはん(ハンバーグカレー)を食べる。昨日の昼は疲れ過ぎて食欲もわかなかったけど、今日はかなりお腹が減る。お腹が減るのは体が運動についてこれている証拠なので、とってもいいことだと思う。
浜松にくると、その景色の素晴らしさに感動した。浜松には小学生・大学生の時にほぼ毎年合宿で訪れていたので、とても親しみがある。ただし、浜松というと苦しい練習のイメージが強く、何となく恐ろしい。今回も全身筋肉痛での浜松入りとなり、浜松=苦しいの図式を変えられなかった。。(今度来る時は観光だけしに来よう!)
豊橋を通過するころになると、体力が相当厳しくなってきた。道行くおじさんやおばさんよりもスピードがなく、少しの上り坂でも膝がきしむ。お尻と膝の痛みは、怪我と言った方がいい種類の痛みに変わってきている。
15時ころ岡崎市に入ると疲労で動けなくなり、近くの畑に腰を下ろした。気がつくとそのまま30分ほど眠ってしまっており、目覚めると頭上をおじさんが耕していた(笑) さっきから何となくサクサク音がしていると思ったらこれだったのか。おじさんに「お邪魔しました」とあいさつをして(本当に邪魔だったろうなぁ)再び自転車に乗る。
今回のツーリングでは、桜にかなり元気をもらえた。どこへ行っても桜祭りが催されていて、その景観は大きな力となった。岡崎市でも岡崎城の桜が見事で、太鼓の音やお花見をする人々の活気に元気づけられた。
名古屋市内に入った時は、暗くなりはじめていた。計画では本日の宿泊地は四日市だったけど、いまから50km近く進むのは時間的、体力的に厳しい。名古屋に泊まろうか迷っていると、運よく(?)雨も降り始めたので、名古屋に泊まることに決めた。
名古屋で泊まったビジネスホテルには温泉施設が隣接していて、凝り固まった体中の筋肉をほぐすことができた。泡風呂、露天風呂、電気風呂で体をマッサージした。リュックを背負っているせいで、肩と背中から血が出ていて、お尻は見事にサドルの形に腫れていた。一日中ハンドルを握っている手の平には水ぶくれができていて、膝は曲げると痛いので階段の上り下りには手すりが欠かせなくなっている。そんな中での温泉だったので、湯治という言葉がピッタリだ。温泉から出ると少し歩きやすくなり、「温泉最高!!」と何度も思った。
2日間の汗を吸いこんだ服をコインランドリーで洗っている間にご飯を食べた。牛乳を2本飲んでジュースを1本飲み、自分へのご褒美として300円のアイスを一本食べた。温泉施設の食堂できしめんと味噌カツ丼を食べ、お茶を4杯くらい飲んだ。その時になってようやく、脱水症状の一歩手前くらいまで喉が渇いていたことに気がついた。疲れ過ぎていたためか、移動中の水分補給がおろそかになっていたと反省。明日から気をつけよう。寝る前にも500mlのお茶を全部飲んだ。一刻も早く眠りたかったので、次の日のルート確認と荷物の整理をして、21:00過ぎに寝た。
大井川の風景 渡河中はかなり癒された
掛川へ向かう峠道 勾配が急なので自転車を押して歩いた
掛川へ向かう峠道 Part 2 遠くにさっき渡った大井川が見える
掛川へ向かう峠道 part 3 茶畑の景観は美しかったけれど、上っているときは風景を楽しむどころではなかった
峠道にあったお店 「たこ焼きハンバーガー」という食べ物があるのかと勘違いした
弁天島からの浜名大橋の風景 さすがは海道一の景勝地
岡崎城の桜 桜祭りが開催されており、花見客でにぎわっていた
豊明市に桶狭間の戦いの跡があった。 小さな公園のようになっており、人もあまりいなかった。
ツーリング~1日目~
3/27 さいたま市⇒横浜町田⇒秦野⇒沼津⇒由比⇒静岡駅
<走行距離 207km 平均速度15.3km 4:30発~19:00着>
3:00起床
4:30、いよいよ出発!
病み上がりだけど調子は上々。1時間ほどはゆっくりとウォーミングアップに専念する。朝とはいえ東京は車が多い&道が狭くて走りづらい。
海老名(70kmくらい)を越えたあたりからトンネルが多くなり、勾配もキツくなってきた。道が狭いので後ろから大型車が来るとすごく怖い。
初日で一番キツかったのは秦野~御殿場にかけての山道。100kmを超えたあたりから足がつるようになった。上り坂をこぐ⇒足がつる⇒しばらく歩く⇒またこぐ⇒つる・・・ということを10回ほど繰り返す。初日からこの消耗とは。。小山町(静岡県)の山中で第一回体力の限界を迎えてしばらく放心。さっそく家に帰りたくなる。
御殿場に入ると平地や下り坂が多くなり、沼津までは楽にこげた。出発から12時間、ようやく海(由比)にでた。なんだか急に元気がもらえた!元気をもらいすぎて車専用のバイパスを走ってしまっていた。戻れないところまで来てから車専用と気がついたので、クラクションを鳴らされながら必死でこぐ。冷や汗をかきながらバイパスを抜け、旧東海道をひたすら西進。清水あたりは温暖なので桜の咲き具合も埼玉より早い。やっぱ暖かいところはいい!
静岡市街に入ったころにはもう真っ暗。駅前でビジネスホテルを探すことにする。
が、ここで大ハプニング。静岡でスポーツイベントがあるらしく、どこのホテル・民宿も高校生で満員だった。ヘトヘトの中、1時間近く宿探しをするハメに。。疲れのせいもあって、見知らぬ土地で寝るところがないことにとても不安を感じた。結局、チェックインできたのが20:00。出発から15時間以上経っていた。
ラーメンとギョーザとそぼろ丼を食べたけど満腹にならず、持っていたパン2個を食べてもまだだめで、牛乳500mlとスナック菓子1袋を食べても満腹にならなかった。自分の体はどうなってしまったのだろうか。
布団に入ると、ハンバーガーのチーズみたいに体がふにゃふにゃ溶けそうだった。明日のことを考える余裕もなく眠っていた。いやー、初日からハードだ。
沼津市街の公園で休憩中に見た大道芸
失敗が多かったけど、観客はみな温かい拍手を送っていた。一生懸命頑張る姿に元気をもらった。
ようやく駿河湾へ!やっぱり海はいいもんだ。
ようやく見つけた今夜の寝ぐら。
布団がこんなにも疲れた体を癒すものだとは 。




































