超人類へ!
- 超人類へ! バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会/ラメズ・ナム
- ¥2,310
- Amazon.co.jp
バイオテクノロジーについて書かれた本です。遺伝子操作による能力増強や寿命の延長、脳の操作などについて書かれています。
一番面白かったのは脳とコンピューターの接続です。
目や耳で得た情報は電気信号に変えられて脳に送られていますが、この電気信号をコンピューターに保存したり、他人の脳に伝達するという実験が行われています。これが実現すれば、これまで言語によって伝達していた情報がコンピューターを介して脳と脳で交換できるようになり、映像、感情、身体感覚など、全ての情報を相手に伝えることができます。現在はサルやネコなどを使って実験が繰り返されており、ネコの脳をコンピューターに接続し、ネコが見た映像をスクリーンに映し出す実験などが行われています。
脳とコンピューター(インターネット)が接続されれば、最新の情報を即座に得られるだけではなく、外国語や職人芸、運動能力など、繰り返しの訓練が必要とされる技術の習得も可能になります(パソコンにソフトをインストールする要領です)。
脳に電気信号を送るだけで、そよ風や小川のせせらぎを感じることもできますし、空を飛んだりする身体感覚も味わえます。世界中の頭脳をネットワークで結ぶことができれば、あらゆるアイディアを交換する市場が生まれ、技術の進化はさらに加速します。肉体がほろんでもコンピューターに保存した情報を新しい肉体にインストールしたり、機械に搭載することも可能です。
テレパシーやサイボーグといったSF上の技術を、アメリカ軍や大学は本気で研究しています。人類はこれまで道具や機械、社会システムなど肉体の外部に頼った能力増強を図ってきましたが、現在では肉体内部の能力向上が研究されています。550年前の印刷術の発明は、本による情報共有を実現しました。その後、電話、FAX、インターネットといった形で情報の共有化が進み、人類間での情報共有はどんどん強化されています。その情報共有の究極の形態が頭脳間コミュニケーションであり、それが実現すれば技術の進歩はさらに加速することが予測されます。
数世紀後の人類は、肉体が存在していた時代を不思議に思うかもしれませんね。
第9地区
「第9地区」という映画を見ました。
宇宙人が宇宙船に乗って地球にやってきます。100万人以上の宇宙人が保護されるのですが、彼らはあまり知能が高いとは言えず、どうやら労働専用の宇宙人が、母船から迷子になって地球にやってきてしまったというストーリーです。
地上には難民キャンプのような地区(第9地区)が作られて人間と隔離されます。キャンプ内では宇宙人が食糧を奪い合ったりしていて、周りの住人から嫌悪されます。ほとんどの宇宙人は知能が低いのですが、その中にかなり知能が高い宇宙人が紛れ込んでいます。その宇宙人は地上に落ちた宇宙船の残骸を探し集め、ボロ小屋の地下で宇宙船を製造し、惑星に帰る研究を続けています。
バック・トゥ・ザ・フューチャーや、ディープインパクトなどにも、自宅で研究に打ち込む人物が登場します。彼らは自分の興味だけに従って研究を行うので、組織では認められないような研究も自由に行えます。企業が持つ高価な装置は持てませんが、何とか工夫を繰り返し、自分専用の怪しい実験装置などをつくったりします。
自由研究というのは、大人になっても奨励されるべきだと思います。B級グルメについてでも、居酒屋メニューの評価でも、個人の趣味として行っている人のレビューは非常に優れていると思います。江戸期の日本でも、自宅でこっそり西洋書の研究を行い、最大の研究材料を持つ幕府より優れた見識を持つ人は沢山いました。
自分の興味を先鋭化させて打ち込んでいる人はエキセントリックに見える半面、非常に輝いています。くだらない研究と思われるほど、そこには価値があるように思います。くだらないというのは、社会がまだその価値に気付いていないことの裏返しだと思うからです。
ヘンなモノを研究しようとする人が多い社会こそが、多様性や革新を生みだしていくと、第9地区を見ていて感じました。
自分の中に毒を持て
- 自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)/岡本 太郎
- ¥490
- Amazon.co.jp
--引用--
”みんなどうしても、安全な道の方を採りたがるものだけれど、それがだめなんだ。人間、自分を大切にして、安全を望むんだったら、何も出来なくなってしまう。計算づくではない人生を体験することだ。”
--引用終わり--
自分の生命を賭けた行動でなければ、真の進化はできないという岡本氏の信念が濃縮されています。自分の弱さや妥協を指摘されているようで、読んでいてしょげてしまいそうになります。しかし、力強いです。
自助論
- スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫/サミュエル スマイルズ
- ¥560
- 150年前に書かれた本ですが、読んでモチベーションがかなり上がりました。いま2回目読んでるところです。
本書では、勤勉さや努力の大切さを様々な偉人の例で説明しています。外部からの援助は人間を弱くする。自分で自分を助けようとする精神こそ、その人間のためになる。などといったことが書かれています。
人から言われると小うるさく感じてしまうような教えでも、本書ではすんなり受け止められます。「努力は大切」などのありきたりなセリフも、本書を読むと改めてその大切さを実感でき、日々の行動を見直すきっかけになります。自分も色々と反省させられました…
「最近ちょっとだらけてるかも」と思っている人にオススメです。
モンドセレクション
ビールとかお菓子でよく”モンドセレクション 金賞受賞”と書いてあるのを見ますが、「何となくすごいんだろうなぁ」程度に思ってました。昨日たべっ子どうぶつを食べていたら急にモンドセレクションについて気になり、wikipediaで調べてみると、意外とゆるい賞で何だかガッカリしました。
wikipedia引用
”モンドセレクションはベルギーの民間団体が行っており、世界的には無名。日本からの出品が5割を占める。日本から出品した食品の80%が入賞している。2006年以降、毎年50点以上の日本商品が特別金賞を受賞している。”
1100ユーロで審査してもらえるので、無名の中小企業にとっては格好の宣伝材料になってるようです。主催者側としても、日本がガンガン出品してきてくれるので、儲かって嬉しいはず。