訪問 営業
日中に家にいると、実に様々な勧誘の電話や訪問を受けます。
最近体験した訪問営業の手口です。
「○○工業と申しますが、これからご近所で工事をさせて頂くため、ごあいさつに回らせて頂いております。工事のことで少々説明がございますので、お時間よろしいでしょうか。」
てっきり道路や水道工事などの案内かと思って玄関先に出てみると、
「実はこの地区においてオール電化工事推進のご案内をさせて頂いておりまして、その説明にうかがいました」と、こちらが予想していたのとは違う話が始まります。
「近くで始まる工事の説明じゃないんですか?」と聞いてみると、
「いえ、具体的に工事が始まるわけではなく、お客様のご依頼があり次第オール電化の工事をさせて頂くことになります。ところで、オール電化のメリットについてはご存知ですか---」などと、どんどん説明を進めようとします。
営業に来た方は女性だったのですが、工事をするわけでもないのに、いかにも工事現場の人が着ていそうな衣装まで身にまとっていました。きっと、カメラ付きインターホン対策として、営業マンと悟られない服装にしていたのだと思います。
その会社にとっては、上記の方法は、住人を玄関先まで呼び寄せる効果的なアイディアだと思っているのかもしれません。こちらはムカついただけですが。
i-Phoneが濡れた
昨日、洗濯したばかりのウィンドブレーカーを着て自転車に乗りました。
ポケットにi-Phoneを入れていたのですが、30分くらい走ってから電話を取り出してみると、ぐっしょり濡れています。ウィンドブレーカーは表も裏もパリッと乾燥していたのですが、ポケットの中は乾いていなかったのです(携帯を入れていなかった方のポケットは乾燥していたのに…)
ICチップを取り出してみると、内部もしっかり濡れています。カメラのガラスも内側からくもっていて、機能も色々とバカになっています。ドライヤーでしばらく乾かしてみましたが、あまり効果はありませんでした。
ネット情報に従い、現在は乾燥材と一緒にジップロックに入れて放置しています。あとは神に祈るだけです。
憲法判例百選Ⅰ
裁判所の判決文は、原因と結果、結論と理由がはっきりと書かれているので、日常の物事を筋道立てて考えるための、優れた教材であると思います。
例えば「麹町中学内申書事件」というのがありました。
<事件概要>
・中学生Yは、校内において麹町中全共闘を叫び、機関紙「砦」を発行していた。文化祭粉砕を叫び、他校生徒と校内に乱入し、ビラまきを行った。その後も学校側の指導を無視し、ビラを配り、落書きを行った。
・学校側はこれを内申書に記載。基本的な生活習慣、自省心、公共心の3項目にC評価(A,B,Cの3段階評価)をつけた。
・Yは受験した高校すべてが不合格になった。これを内申書による評価が原因と考え、学校側を相手取り、損害賠償請求訴訟を起こした。思想・信条の自由を学校側に侵害されたと考えたことが、訴訟の理由であった。
第一審判決 中学生Yの勝訴
内申書が生徒の学習権を不当に侵害する違法なものであると判断。教育の目的は、生徒の人格の完成をめざすことであり、思想・信条により差別されるべきでないと考えたのが判決の根拠であった。
第二審判決 学校側の勝訴
調査書が本人にとって不利に働くこともあるのは事柄の性質上当然のことであるとし、Yの行為が高校入学の際に特別な指導を要するものとして、入学選抜判定の資料として特記されることは違法ではないと判断した。
第二審判決を受けてYは上告するも、最高裁は上告を棄却した。
裁判のおもしろさは、判決理由だけではなく、学校とは何か、教育の目的とは何か、思想・信条の自由とは何かといったように、各事柄の根本原理を丁寧に説明していることだと思います。法的なことは憲法に照らして考える一方、それだけでは説明できないところでは、市民感覚や良識を基礎に置いています。
判例集を読んでいると、裁判員制度が導入された理由がよく理解できます。また、物事を説明する際の手順についても、非常に勉強になります。
物事の核になる部分を的確に分類し、合理的な説明をする判決文においては、無駄な修飾はなく、適切な順序と表現のみが存在します。小説などと比べれば当然無機的ではありますが、物事への観察眼や思考法を鍛練するためには、優れた教科書になると思います。
店員の話術 タイヤ編
「いやー、高い買い物でしたけど自転車に乗るのが楽しみです」
「必ずや性能の違いを実感できるはずですよ。ロードバイクも今よりもっと楽しくなると思います」
「はい。色々と教えて頂きありがとうございました」
「とんでもございません。おや?お客様は25C(タイヤの太さ)をお使いなんですか?」
「えっ、あっ、はい。そうですけど。」
「それでしたら、この際23Cのタイヤをお使いになる事を強くお勧め致します。23Cの方が細いので、接地面積が小さくなり、抵抗も小さくなります。」
「でもタイヤが細くなれば、乗りにくくなったり、パンクしやすくなったりするんじゃないんですか?サイクリングコース以外にも、街中を走る事も多いので、パンクが心配なんです」
「パンクのしやすさについてはほとんど変わりませんよ。乗り心地もほとんど変わりません。今お使いのタイヤもだいぶ傷んでいるようですし、この際新しくて速いのに変えてしまわれては?」
「じゃ、じゃあタイヤも新しいのにします」
店員の巧みな話術は続き、さらにチューブとペダルの交換、チェーンとブレーキのメンテナンス、冬用ウェア購入により、台湾旅行のために積み立てていたお金が完全に無くなってしまった。しかし自転車の性能は大きく向上した。
自転車屋が怖い。
店員の話術 ホイール編
「お客様がお使いのホイールは1900gですが、こちらのホイールは1600gですので、約300gの軽量化になります」
「値段はいくらするんですか?」
「セットで37600円です」
「300gの軽量化でその値段・・・。ママチャリ3台買えちゃうじゃないですか。自転車軽くするよりも、自分の体重減らした方がいいですね」
「いえいえお客様。自転車の軽量化は体重を軽くすることとは大きく意味が異なるんですよ」
「えっ、どういうことですか?」
「自転車の動力は人間の力ですが、人間の力というものは非常に弱いものです。ちょっとした力のロスが大きな速度低下や操作性の違いにつながってしまうのが自転車の欠点です。逆にいえば、少しのフォームの改善、少しの自転車の軽量化によって、パフォーマンスは大幅にアップします。特にホイールの重量というのは、こぎ始め時のスピード、こぎ止めてから惰性で進む距離、MAXスピードの保持性能、坂道での登板性能など、あらゆる場面で無視できない性能の差をもたらします。特に長距離を移動される場合には、疲労感が全然違ってくるはずです」
「でもホイールにママチャリ3台分っていうのは・・・」
「お客様!ロードバイクとママチャリを一緒に考えちゃいけません。そりゃ自転車というくくりで見れば同じですが、実際は全く別の乗り物です。ママチャリで換算するというのは、うまい棒で換算するのと同じようなものです。ロードバイクというものは、50g軽くしただけではっきりと性能の差が分かります。これはロードバイク乗りにしか分からない楽しさだと思います。ましてや300gの軽量化となれば、別の乗り物になったも同然なんです。」
「それに性能がアップして速度が上がれば、乗車時の風の抵抗が強まります。風の抵抗が強まれば、自然と風の抵抗を受けにくいフォームに変わり、乗車姿勢も良くなります。結果として、自転車の性能だけではなく、お客様自身の乗り方にとっても良い影響があるのです。」
店員の確信に満ちた説明により、ホイールを購入することになった。